No.020 <六甲>黒岩谷幕営


1992.10.17.Sat.快晴

帰宅、入浴後出かける。今回は車で土樋割峠まで乗り入れる。いつも飯を炊く場所には先客があったので、空身で北の大堰堤を越えてみたらその向こうは都合のよい河原であった。車に戻り荷物を運ぶ。

テントを張ったあと空身で沢を遡ってみる。流れに沿って道が付いていてビニールテープが巻いてあったりする。上流のやや小さい堰堤を越える部分は降雨時に滝になりそうな階段状の登りで、やや危なっかしいので今日はここで引き返す。東お多福山が僅かに高く望まれるので標高 650 メートル位だろうか。このまま流れを遡ると一軒茶屋の東に出るはずである。なにぶん地図にないコースなので途中から道がなくなる可能性もあり、慎重を要するが是非登ってみたい。明日用事さえなければなあ。

大堰堤の下流へ枯木を拾いに行く。ウォークマンでラジオ放送を聴きつつ焚火。なかなか楽しい。ここは定宿となるかもしれない。
今日の飯は一合。水が多かったようだ。二合のときの半分よりさらに少なめにしなければならない。おかずはカツヲとキムチ。
オーロン(この頃新調した模様)のアンダーとウールシャツ、トレーナーでやや寒い。

テントでゆっくりした後東お多福山へ向かう。片道 20 分。頂上で 30 分休憩。汗もかかずに登ったので折角沸かしたレギュラーコーヒーはあまり旨くなかった。

ヤブの山道は結構恐いものがある。その帰り道でヘッドランプの電池が切れてしまった。ようやくたどり着いた土樋割峠のマイカーから電灯を取り出すがこれも電池切れ寸前。帰着後こんどはランタンのガスが切れた。新しいのと交換する。

夜中の 2 時に寒さで目が醒めた。チョコレートをかじりつつお湯を沸かして飲む。下弦の月が出ている。外気温は 5 ℃くらいだろうか。足元が寒い。


1992.10.18.Sun.晴れ

0730 起床 ラーメンを煮てようやく射してきた陽にテントを晒し、底部のドロを乾かして落す。

8 時半頃帰宅した。いつか黒岩谷を遡りたい。

家族の用事で梅田へ。ヨメを降ろした後 IBS へ。ウルトラライト II テント、銀マット、冬用アンダー、クッカー等購入する。シュラフは目当てのものがなかったので買わず。来週末は丹波のユーレイ峠なのでそれまでに間に合わせねば。

今度は日本橋へ。ハムショップのオヤジに話を聞く。ハンディトランシーバーの通話距離はせいぜい 5 ~ 10 キロ程度とのこと。レピーターという手もあるが詳しくは聞かなかった。ヨメとの電話代わりに等と言ったら「ハムとは不特定多数と交信する高尚な趣味である」と説教されてしまった。(笑) とりあえず受験申請書を 2 冊買って帰る。(結局受験せず)

帰宅後は長男と二人してゴロゴロしていた。リビングにテントを張ってみる。長男が喜んで入り込み、フアスナーを開けたり閉めたり。


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