No.048 <六甲>有馬四十八滝から白石谷溯行


1994.02.20.Sun.曇りのち雨

メンバー:ならやま、杖、平熊、山口、不知火、UME、わかた

0630 起床

0740 出発 わかたさんとは同じ電車に乗り合わせていたようだが芦屋川まで気づかなかった。
0820 阪急芦屋川駅着 杖さん、平熊さんと合流。

0838 バスに乗る 阪神芦屋駅から乗っていたならやまさん、不知火さん、UMEさんと合流。バスは芦有道路を行く。トンネルを抜けて裏六甲側に出ると残雪がまだまだ多い。

0925 有馬(360m)出発 紅葉谷へ向かう林道を進み、途中で不知火さんと私がアイゼンを装着する。白石谷への分岐を左に見送りやがて蝦蟇滝方面分岐を右にはいる。薮道を進み、最初に現れた蝦蟇滝を鑑賞する。10:20(580m)。この滝は左上から見おろす形になり、あまりいい景色にはならないのが残念である。さらに薮道を進み、蜘蛛滝への分岐点手前で UME さんがアイゼン装着。先に行ってくれと言う。分岐点から右へ渡渉する途中で振り返ると UME さんが私の方を見ているようだったので、進むべき方向を示すつもりでしばらく立ち止まる。

蜘蛛滝鑑賞。平熊さんが雪投げ少年、否、雪投げ中年であることを発見する。わかたさんによれば、有り余るエネルギーが雪投げという形となって発散されるのだろうとのことであった。

UME さんはその後行方不明となりこの日会うことはなかった。あとで聞けば、皆いなくなったので知っている道を適当に歩いて帰宅したとのことだった。詳しい計画書を渡したはずだが。(いい加減な人間とパーティを組むのは事故のもと)

分岐点まで一旦戻り、右折して薮道を七曲滝を目指して進む。

1050 七曲滝(600m) 本流は凍っていなかったが横に大きなツララがいくつもぶら下がっている。

【七曲滝】

七曲滝を右に見てガレを登る。紅葉谷道に出る直前(グズグズの地面)で最後を歩いていた私が 1 メートル滑落、泥だらけになってしまった。目の前が百間滝入り口。そこを下るとすぐ百間滝直上に出る。平熊さん、わかたさん、私の三人はしばし立ち止まって下を覗き込む。いずれここを懸垂下降してやろうと考えながら

1130 百間滝直下(605m) 凍り具合は七曲滝ほどではない。次に一番美しい似位滝へ。平熊さんは荷物を分岐にデポして真っ先に直下まで走りまた雪玉を投げている。この滝は一歩下がって遠目に見た方が美しいようである。ここで同じ滝巡りツアーらしいオババの団体に出会う。廊下状の危険個所を二つ通過して白石滝直下の広河原へ向かう。

1205 昼食 思い思いに腹を満たす。今回も多数のアルコールバーナーの登場である。私はコンビニのおにぎり四つをポットの紅茶で流し込む。薄日が射してきた。

【記念に】

1250 白石谷遡行開始 最初の白石滝巻き道は木の根っこがいい手がかりになって問題なく登れる。

白竜滝の巻道急な崖で、岩が脆くて危険な上に頼みのトラロープが切れて無くなっていた。しばらく躊躇するが私が取り付く。なんとか上まで行けたので用意していた 6 ミリこぶ付きロープを太い木の枝を頼みに垂らす。無事全員が通過する。

後続部隊はさっきのオババ団体に巻き込まれて渋滞している。オババ連中は私らが大安相の滝を通過中、頭上のハイク道を通過していく。うーむ、さっきの危険な巻道をさらに高巻く道があったのだな。やがて大堰堤が二つ見えてきた。向かって左の堰堤の右側を巻く。薮もなく、無事に一軒茶屋近くに出た 14:00(915m)。

1420 最高峰(965m → 930m修正) いつもは凄い人出の山頂も今日はガラガラである。天気は曇りのまま。展望はあまり良くなく、金剛・葛城がかすかに見えるだけ。先週スキーをした東お多福山の雪も殆ど消えている。

1440 下山開始 のんびりと魚屋道を下って行く。有馬の温泉街に出たとたん簡保センターが見えてきた。立派な建物である。ヘルスセンターへ向かうがあまりのボッタクリぶりに、温泉会館へ進路変更。

1600 温泉会館着(395m→360m修正) ここの湯は茶色で鉄錆が混じっているようで血の匂いがする。ナメてみると凄く塩辛い。<B>わかたさんによるとこの塩辛さは登山客の汗ではないかとのことであった(ウゲーェッ)。ひとフロ浴びた後二階へ上がって乾杯する。17 時に追い出されバス停へ。

1728 発、蓬莱峡経由宝塚行きのバスに乗り込む。雨が降りだした。


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