No.064 <六甲>仁川遡行


1994.07.24.Sun.晴れ

0930 起床 台風の雲が流れているがおおむね晴れ。

1030 渓流靴を履き、氷ノ山関但オフで活躍したモンベルの 10 リッターサブザックには水筒とお菓子一袋(結局食べず)を詰めて出発。下半身はオーロンパンツとジャージ、上半身はダクロン T シャツである。頭にはタオル鉢巻のオッサンスタイル。
いつもの最短ルートをとってムーンライトへ向う。田圃にはヤゴが沢山いる。赤トンボも舞っている。仁川は心配していた水枯れはなく、魚が大小多数泳いでいる。

昨年秋によく岩登りの練習をしたムーンライトから入渓。すぐに膝から腰まで浸かりじゃぶじゃぶ進む。最初に現れた小さい堰堤の直前は右岸をへつるが落ちそうだったので途中で自ら落ち、泳ぎとなる。さらにシャワーを浴びながらやや大きい堰堤をかき登る。とても気持がいいが、頭から水をかぶるのでそれに気を取られているとホールド・スタンスが危うくなる。

次の大きな堰堤は直登不能で、頼り木につかまって左岸を巻く。ここにわらじを履いた小学生とその親達が大勢嬉々として泳いだり飛込んだりしている。親たちも興奮気味である。左岸巻道の上方ではリーダーがザイルをさばいていた。そうか、舟橋さんの沢教室なのだ。挨拶してお先に失礼。

最後に現れた一番大きい堰堤はこれも直登不能。左岸を攀じ登ってハイク道へ出る。間もなく仁川ピクニックセンターに到着。日曜日にしては人が少ない。ここは広い河原で仁川源流方向がわかりづらい。今回は地図もコンパスも時計も持ってこなかったが、甲山の北に回り込めば間違いあるまいとやや左へ方向を変え、自動車道をくぐる。

喫茶「グーテン・ターク」を左に見て河原をじゃぶじゃぶ進む。美しい虹色に輝く腹を見せながらトカゲが走る。流れは細く分岐し始め、薮が猛烈になってきた。棒切れを拾い、蜘蛛の巣を払いつつ進むが面白くないのでここで終了とする。また出直そう。

腰を下ろし、水筒の水を飲む。サブザックの中は多少濡れている程度。水筒からの漏れかもしれない。とするとこのザックの防水性は大したものだ。

少し引返すと右手に西宮教育キャンプ場(無許可の者進入禁止)とあったので鎖を乗越えて入り込むとカブスカウト(女の子ばっかり)がいた。そのまま甲山山麓を巻く道に出て時計回りに歩く。甲山頂上へ向う分岐点で迷ったが、この道は侮れない急坂で、このクソ暑い日に 309m のヤマなんぞに登ったら焼け死ぬかもと考え、そのままさらに真直ぐ進む。
舗装道路を越え、甲山森林公園の展望台から仁川競馬場や我家を見おろし、いつもとは逆コースで発着する航空機(悪天候のとき、大阪空港には南風が吹く)をしばらく見物してから帰途につく。それにしても 180 度旋回した直後に着陸とは、、、パイロットとは凄いヒト達だ。
1230 帰宅 ポケットに入れて持ち帰ったカワニナ 2 匹を金魚鉢へ。掃除係をもうしつける。
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