No.074 <播州>七種山ミーティング


1994.11.23.Wed.快晴

メンバー:すずのこ、たにけい、杖、あきゆき夫妻、平熊、Cathy、Mirodin、Kaorin、Yuu、Gen

0720 自宅発 阪急新伊丹駅へ。
0740 阪急新伊丹駅 時間があったのでローソンで蒟蒻ゼリーを買う。これは細長いビニールチューブ入りであった。まもなく平熊さん到着。

0750 発 真っ直ぐ北上し宝塚 I.C. から中国道に入り、福崎 I.C. で降りて七種山方面へ向かう。
0910 野外活動センター着 まだ誰も来ていない。林道を詰めて山門まで行き今日歩くルートと集合場所を確認してから駐車場へ引き返す。間もなくあきゆき号到着。風邪で欠席の ファイヤーマン さんの代わり(?)にあきゆきさんの奥さん(美人!)が乗っていた。はじめまして、かな?その直後今度はすずのこさんとたにけいさんが到着。集合時刻を 5 分ほど過ぎて Cathy 号到着。皆さんお久。美人が 2 人もいるとは、こんな山行は実に珍しい。

0940 出発 先ほど車で走った林道を歩き始める。山門の所で平熊さんがわざわざ道を逸れ山門を通過する。仁王さんはいなかった由。小さな滝やら太鼓橋などを通過してやがて山道となる。平熊さんが例によって最後尾を固めてくれていたが、小用を利用して私が最後尾になり平熊さんの後をつけることにした。このベテランが一体どんな歩き方をするかドロボーするためである。1 月に雪の台高・薊岳~明神平~小佐倉を縦走したとき平熊さんの足跡が綺麗な一直線だったのに驚いたものである。対照的にこちらはガニ股のヨロケモード。

1040 七種滝 落差 70m の由。うーん、確かに立派な滝だが水量が少なく情けない姿である。しかしここでは有名な滝らしくカメラなど持った人が「大雨の後はすごい流れになるのじゃ」とか解説までして下さる。平熊さんと私は気にもとめずこの滝をいかに登るかについて話し合う。右岸を登り、真ん中辺りで左岸へトラバースし、あとは高巻きという結論に落ちついた。

1045 発 六甲に似た雰囲気の山道が続く。播州・丹波の山は雨で土が削られ固い芯が残った由、至る所露岩がある。Cathy さん一家のチビさん達は滑りつつ登る。私もこういう滑りやすい道は嫌いだが岩場では滑らず楽である。

1130 七種山 山頂からはあまり景色がよくないので少し東へ下った広場で昼食とする。おにぎり 3 つとみかん 2 つ。蒟蒻ゼリー。皆それぞれラーメンを作ったり弁当を広げたりしている。北風が寒いのでカッパを着込む。
東には播但道が、北~西には山々が連なる。西には播州の名峰・雪彦山があるはずだが前衛の山に遮られて見えない。東遥かに霞む山の連なりは恐らく我がホームグラウンド六甲山であろう。双眼鏡でもあれば山の形から断定できたろうが裸眼では難しい。南西 210 度の方向に海と島、その向こうに陸が見える。家島か小豆島か?向こうは四国か?

頂上から少しはずれたところにクレバス状に割れた箇所があるので見物に行く。隙間は数十センチ深さ 20 メートルくらいか?あまり下を見ていると恐くなる。平熊さんと私はここをいかに下れるか?登れるか?について話し合う。この割れ目を飛び越えると 6 畳ばかりのスペースがあって向こう側は断崖絶壁のようである。

戻ると「移動喫茶すずのこ七種山店」が開店していた。皆で旨いコーヒーを頂く。

1230 出発 ここからは結構距離がありアップダウンも予想されたので Cathy 一家は往路を引き返すことになってここでお別れである。また...

さて縦走路を北へ向かう。急な下り坂で枯れ葉が敷き詰められよく滑ること。最も苦手とするところである。ここからはあきゆきさんの奥さんがペースメーカーとなり、私は 3 番手をキープする。前のおしどり山行ぶりを観察するためである。あきゆきさんは奥さんに向かって盛んに「自分のペースでゆっくり行ったらいいよ」を繰り返す。それにしても奥さんの健脚ぶりには驚く。離されまいと必死で歩くが急傾斜のため幾度も滑りそうになる。

あきゆきさん曰く「こんな道は勢いをつけて小走りに走るに限る」というわけで私もまねをしたが立木から立木へ突進し木につかまって方向を変える。まるでスキーのような下り方になってしまった。おかげで翌日腕が少々痛かった。私の後ろには杖さんしかいない。ときどき立ち止まってすずのこさん、たにけいさん、平熊さんを待つ。

次のピークは海抜 577 メートルの七種槍である。ガイドブックの行程プロフィールによると七種山から七種槍までは下り一辺倒になっている。しかし高度計は既に 400 メートルを切ってしまった。ということは、これから 200 メートル登り返さねばならないということでガイドブックには大嘘が書いてあることになる。これも播州・丹波の山に共通しているのかも知れないが小さなアップダウンが多くて平坦な縦走路をのんびりという訳には行かない。なんども偽ピークにだまされた挙げ句ようやく七種槍に到着した。

1340 七種槍 立派な三角点があり眺望が開ける。雪彦山はやはり見えない。あれが笠形山だとすずのこさんに教えて貰う。平熊さんがピーナツチョコを皆に振る舞う。私は例によって蒟蒻ゼリーをすすっているとあきゆきさんの奥さんがこれに興味を示されたのでお分けする。

1400 発 次の 393 ピークへ向かう。また急な下りが始まる。アップダウンも予想される。ときおり岩場が現れ滑らないので私には楽だったが岩が苦手な人もあろう、さまざまである。
下りが異常に長いのでおかしいと思っていると周回ルートを外れ林道方面へ下る尾根に乗ってしまったようである。左上を眺めると多分歩く予定であったろう稜線が見える。全員一致で戻らないことに決定しそのまま下り続ける。ちゃんとテープが巻いてあったしルートもしっかりしていたのでつい騙されてしまった。しかしここもかなりの急傾斜である。植林された杉か檜かの子供に掴まってどんどん下る。

1440 林道 最後の部分は段になっていて階段も梯子もなく飛び降りる他はない。ナントカ山の会のテープがあったがここを登り口と信じる人が果たしてどれくらいいるだろうか?ひと休みしているとちょっとした岩場が目に入った。逆層だが登れそうだったので 3 メートルばかり登ってみた。降りられなくなっては困るので程々にしておく。

1450 発 砂利道の林道をのんびり車デポ地へ向かう。道を間違えたおかげで予定より 1 時間ばかり早く下山できた。

1510 車デポ地 薄汚れた私の車のボンネットに Cathy さんの指書き置き。他の 2 台の車には綺麗で書けなかったと想像される。1430 に降りてきたそうな。

 歩行時間 0355
 休憩時間 0135
 合計時間 0530

あとは皆で播但道、姫路バイパス、加古川バイパスを経由して加古川へ。わかたさんのお墓に参ってから解散。
平熊さんを伊丹まで送って 1830 頃帰宅した。
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