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No.126 <大峰>オオヤマレンゲ・最後の一輪

1998.07.05.Sun.晴れ.

メンバー:つかさ(3 年生)

0400 に合わせていた目覚ましをオンにし忘れていて寝過ごす。お粗末。
0500 起床 慌ただしく朝食を済ませて 6 時頃家族全員で出発。渋滞なし。

0800 和佐又ヒュッテ着 駐車整理料金を支払い、登山届けを書く。近年遭難が多いからと吉野警察が義務づけた由。
オオヤマレンゲはどうでしょうとおかみさんに尋ねると今年は花の時期が例年より 2 週間ほど早いそうで見込薄の返事。

ヒュッテ内に飾られている美しい写真が増えている。7 月 24 日~ 7 月 30 日まで、梅田・マルビル 3 階の富士フォトサロンにてフォトクラブ大峰主催の写真展が開かれるとのこと。10:00~18:00 最終日のみ 15:00 まで。会期中休館日無し。

【案内ハガキ】

0825 和佐又発 とんぼ、タテハやアゲハチョウが飛び交う中を歩き始める。和佐又山のコルを越え、なだらかなブナの森を通過。やがて道は傾斜を増し、窟が見えてくる。久々の山歩きに汗が吹き出す。
0905 笙の窟 休憩。 つかさの空ペットボトルに水を貰う。タオルを取り出す。
0915 発 今回つかさにはハーネスもロープも付けず足元やルートを指示しつつ歩くことにした。登りはまず問題ないが脚が疲れている下り道、つい早足になるときが危ない。
0930 石の鼻 休憩。 上はガスが巻いていて雨が心配。展望も今一つ。
0935 発 梯子を登り、危険箇所を通過し、小普賢岳の肩から一旦下ったところで休憩中の 60 年配のご夫婦を追い越す。
大普賢岳にとり付いて間もなくお地蔵さんのところへ到着。お地蔵さんは春に見たときより多くの賽銭を貰っている。やや前傾しつつあり、いずれ改めて整える必要を感じた。周りは草が随分伸びていてその中にひっそりと佇んでいた。私達も 2 人分の賽銭と線香をあげて合掌。さらに登り、現場でも合掌。つかさにこの山の危険を教える。
ここから 10 分も登ると稜線に出るがその直前、手の届かぬ左上方にかなりくたびれたオオヤマレンゲを一輪発見。稜線から頂上までの間ではまったく発見できなかった。
1020 大普賢岳 珍しく持参したコッヘルでお湯を沸かし、カップ麺の昼食。「3 年ぶりのカップヌードル!」とつかさ大喜び。日頃スカウトで決められている「オニギリ 2 個」にうんざりしている様子が窺える。天候は比較的良く、ガスの晴れ間に展望あり。

【昼食】

無双洞ルートを辿るハイカーは早い時刻に通過済み。大普賢岳ピストンの人達とは下り途中、石の鼻付近でも擦れ違ったから私達は随分中途半端な時間帯のハイキングをやったようだ。
食事を終える頃にもハイカーが続々到着する。先ほどの年配ご夫婦はアルプス専門で近畿の山はあまり登っておらず、今回もアルプスの足慣らしだと言っていた。ヒュッテでルートを尋ねたらおかみさんから「子連れのハイカーがこの辺のことに詳しいから聞いてみたら?」と言われた由。あたしゃ既に馴染み客に昇格か?ともあれ無双洞ルートを回るには時刻が遅いのではと答えておいた。
オオヤマレンゲのために担ぎ上げた重いカメラにフィルムを詰め、頂上で数コマ記念撮影する。
同じ頃、低山徘徊派・あきゆきさんかねちゃんが弥山にいて、あきゆきさんが 145MHz で私を呼んでいたらしい。生憎無線機を持参しなかった。同じ山系で花情報のやり取りができたら愉快ではないか。惜しいことをした。

1120 発 登りで見つけたオオヤマレンゲにフィルム 1 本消費。三脚をくっつけたが斜面を登って無理な姿勢、三脚は地に着かず、カメラからぶら下がっているばかり。さて、出来具合は?

【遠目にはなんとか、、、】

【最後の来客】

1205 石の鼻 休憩 登り途中のハイカーが弥山でオオヤマレンゲに逢えなかったとぼやいており、上で一輪見つけたというと目の色を変えていた。同日、あきゆきさん達はオオヤマレンゲを見ているわけで、このオジサン、弥山の何処を歩いたのか?
1220 発 危険箇所が減るのでつかさを先行させるが予想どおり、弱った脚力に気づかず早足になって止まれず尻餅の連続。
1235 笙の窟 休憩 つかさが腹痛を訴え、下山をせかされる。ここからの緩い下りはブナに囲まれ、のんびり歩けるいいルート。ウグイスが警告の声を発し、キツツキのコツコツ音が聴こえる。
1245 発 和佐又山のコルから下、虫達が多い。指を突き出してじっとしているとトンボが止まる。いつ来てもいい所。
1320 和佐又着 栃の木の下でヒマを持て余していたヨメハンと次男に迎えられる。15 時頃下山予定と言ってたので予定外の早い到着に喜んでいる。ふと気づけば右手にヘイケボタル。

歩行時間 0310
休憩時間 0145
合計時間 0455

終始のんびりムードだったのに単独のときよりむしろ早いタイムが出たのは複雑な気分。

入波温泉・山鳩湯に入る。大人 600 円、3 才以上 400 円。湯は土色。狭いしあまりオススメできない。おなじ入波・五色湯に行ってみればよかった。以前、半遭難の帰りに寄った上北山村の外湯は良かった。
木工館に寄りカレーライスを食べて帰途に就く。料金所の渋滞はそれぞれ 2 キロ程だったが、近畿道への分岐がなぜか渋滞している。厭な予感がして環状線方面へ。豊中北 I.C. で出る。
夕方なのに気温 33 ℃。水風呂に飛び込む。


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