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No. 131 <比良>堂満ルンゼ

1999.01.31.Sun.快晴

0400 起床 紅茶を沸かしたりで時間を食ってしまった。

0545 自宅発 吹田 I.C.から京都東 I.C.経由。湖西道路は使わず。ガソリンの量が心許なく一縷の期待で R161 を走ったら雄琴付近に奇跡的に開いているスタンドを発見。44 リッター給油。
0705 イン谷口着(81.1km) スキー客の混雑が予想されたがリフト・ロープウェイの営業が 8 時からなのでその前に到着すれば好きな場所に駐車できる。バス停より上は交通量が少なく舗装路がアイスバーンになっている。いいデポ地があるんだが雪の不整地で車高の高い四駆あるいは少なくともチェーンが必要。何度か試して諦め、イン谷橋北詰に停める。

0725 スタート 氷結した舗装道路に難儀し雪のある路肩を歩く。1 年ほど前に青ガレで発生した落石死亡事故のためだろうが「落石注意」「ダケ道を利用せよ」の看板が目立つ。
ダケ道への分岐・大山口でカッパ上を脱ぎそのまま直進する。ここ数日の間に降った雪がまだ新しい。堰堤を幾つか越え、やがて左手に比較的大きな堰堤が見えたら堂満ルンゼの分岐点。

【正面谷】

0820 ルンゼ分岐 トレースはあるがおそらく一週間前のものと思われる。
0830 発 陽の当たらない陰気な谷を進む。トレースは案外しっかりついているようだが突然消えたりしてあてにできない。なんとなく左に寄っているなあと思いつつ進むが以前通過した記憶が蘇らない。間違いを確信するがそのまま進む。岩場が現れればトラバースればよし、なければ直登するのみ。

積雪は吹き溜まりで 1 メートル近く、時折風に吹かれて締まった雪も現れるが僅か。
眼前を大きな岩場に遮られ数度登ろうと試みるも敗退。急斜面のトラバースには神経を使う。30 - 50 センチの新雪のため、急斜面直登のときピッケルが根本まで突き刺さり結構苦労する。雪質は軽い。雪の薄い岩尾根をよじ登るときは下草のせいで足がずり下がる。早めにアイゼンを使うべきだった。

【びわ湖側】

0945 900m 地点 小さな谷と尾根を幾つか横切って急斜面をかき登り比較的のんびりできる尾根上へ出たのでここで休憩、アイゼンを装着する。金糞峠は既に眼下にあり、堂満岳とほぼ同じ高さのカラ岳がやや上に見える。頂上は近い。

【急斜面のトラバースは怖い】

0955 発 皮肉にもこの先アイゼンは不要な地形。斜度こそかなりあるがとにかく直登すれば良く頼り木が多い。
消えて久しいトレースが突然出現。これは恐らく頂上から下ってきて引き返した足跡だろう。安心したのがまずかったか景色を見ようと振り返ったときに左アイゼン踵の爪で右足膝付近のカッパを切り裂いてしまった。まだそんなに使ってないのに、、、(帰宅後調べてみると尻の部分にも結構破れた箇所が見られた。槍沢を尻滑りしたときのものか)

1040 堂満岳(1057m) 急斜面を抜けイン谷口からの道と合流するとすぐ頂上に着いた。

イン谷口から登ってくる人が多いようで天気にも恵まれ人出は多い。大気の透明度も良く鈴鹿の山がよく見える。北の方に雪を被っているのはなんという山か? ときおりびわ湖側に不気味な黒いガスが巻き上がる様子はまるで竜巻のよう。

【龍】

おばちゃんハイカーから聞いた話では堂満ルンゼには第 1 ~ 3 があり、今回狙ったのは第 1 ルンゼだそうな。北へ向かって金糞峠までの間に似たようなのがあるらしい。

1130 発 暖かいのでつい長居した。早く帰らねばならないので以前のように堂満ルンゼを滑り降りることも考えたがあれはやはり危ない。カッパは破れたし、、 結局イン谷口へ向かう。人出が多くトレースはしっかりしている。もはやアイゼン不要だがトレーニングのつもりでしばらく外さず。

1215 560m 地点 腐った雪や土が時折現れるようになってきたためアイゼン脱。夏道が現れアイゼンを外したので歩きやすい。
1255 イン谷口(230m) 久しぶりに急斜面を歩いて太股が堅くなっている。ちょっと休憩。

歩行時間 0420
休憩時間 0110
合計時間 0530

1320 発(81.1km) 急ぐため湖西道路を利用する。渋滞もなく早い。
1425 自宅着(160.7km)


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