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<2000年6月のひとりごと>



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2000年6月30日(金曜日) 晴れ 万歩計:3211歩
 このところ太陽観測衛星(SOHO)の過去の記録画像から太陽にぶつかるかのように接近した彗星がたくさん発見されていますね。これはSOHOの記録画像がインターネットを通じて一般の人に公表されたことが要因です。私もSOHOのホームページを見てみましたが、画像を利用する規約を守る事を誓約したした上で、自分の個人情報を登録して利用許可をもらうようになっているようです。一般の人が画像を見て「彗星だ!」とわかるようになるためには相当研究と訓練が必要とのこと(ま、そりゃそうです)。
 たくさん発見されているSOHO彗星ですが、ほとんどは太陽に衝突する感じで接近していて、太陽熱の為に消滅していると思われます。観測データと軌道要素を照らし合わせてみても、太陽に最接近する前の観測データはあるのですが、最接近後の観測データがありません。
 天体入門者にも観測できる彗星は現われないものでしょうか。
 あっ!そうだ。リニア彗星C/1999 S4(LINEAR)がもう200mm望遠レンズで楽に撮影できるくらい大きくなっているはずです。
 高知県地方は梅雨で全く観測できません。

2000年6月2日(金曜日) 晴れ 万歩計:歩
 芸西天文台の関勉先生からメモが届きました。『リニア彗星がぐんと明るさを増して、5月30日午前3時30分に11.3等で観測できました。もう300mm望遠レンズでも撮影可能です!!』とのことです。やっと私の出番がやってきました。
 昨年9月末に軌道計算した結果、リニア彗星は地球の内側まで回りこみ、太陽に最も接近し明るく輝くときに、地球にも最も近づくことがわかり大変興奮しました。当時は彗星の明るさを予測することは難しいがという前置きつきで、「肉眼でも十分明るく見えるだろう」と予想されていました。実際には予想ほどは明るくなっていませんが、双眼鏡があれば観測できる6等級まで明るくなるのではと言われています。6等になれば望遠レンズでも十分明るく写り、カラー写真なら青白く(?)輝く彗星の雄大な姿が撮影できるでしょう。明日、明後日の早朝に撮影に挑戦してみたいと思っています。空気の透明度が高いことを祈ります。



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