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<2000年7月のひとりごと>



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2000年7月29日(土曜日) 曇り突然雨 万歩計:歩
 今朝更新されたRecent IAUCsに”P/2000 O2(Kushida)”の文字が!
やった!ついに串田嘉男さんか麗樹さんが新彗星を発見したんだ、と興奮状態でクリックするとまだ内容が公開されておらずイライラ。こんなときは東亜天文学会の掲示板です。お、佐藤さんがいつものようにすばやく投稿してくれていました。むちゃくちゃありがたいです。なになに、フムフム、え、P/1994 A1(Kushida)の再発見?よく見ると確かに「P/」って頭についてますね。ど素人の私はそんな彗星があることを知らなかったのだ(失礼)。そこでIAUCを一生懸命さかのぼって調べましたよ。
 1994年1月8日(UT)に串田嘉男さんが撮影したフィルムに13.5等の彗星が写っていたということですね。次の日、日本の各地の天文家に観測されて確認されています。その後も明るくなり2月3日には10等で観測されています。
 そして今回、7年半ぶりに帰ってきます。といっても、最接近するのは2001年6月27日とのことなのでまだまだ先のことです。
 その頃には私も冷却CCDを買って.....。
 (まだあきらめないゾッ!)

2000年7月26日(水曜日) 薄曇り 万歩計:4555歩
 7月20日に発見された彗星C/2000 O1(Koehn)ですが、過去に小惑星として観測されていたことがわかりました。最初は1998年に小惑星として発見され1998 XA70という認識番号を与えられています。また1999年にも小惑星として観測されていて1999 UJ10の認識番号がつけられています。
 5月26日に発見された彗星C/2000 K1(LINEAR)も軌道を逆に追跡することによって、1999年に小惑星として観測されていたことが判明しています。
 全く別の物と思われていた3つの天体が、実は同一のものだったということを発見できる技術に驚きます。プロ、アマチュアの天文学者たちの不断の努力とそれを支えているコンピュータ技術の勝利です。

2000年7月24日(月曜日) 曇り 万歩計:3511歩
 土曜日は、21時ころから北西の空にあるリニア彗星を観測しました。思ったよりはるかに暗くて探すのに苦労しました。空が大変明るかったこともありしっぽは全く見えず、ボーっとした小さくて丸い天体が浮かんでいる感じです。一時は5等台まで増光していて4等台が期待されていたのですが、また6等台に戻ってしまいました。写真を3枚ほど撮影してみましたが写っているか心配です。
 土曜日は大変天気が良く、夏の天の川を久し振りに見ました。さそり座のアンタレス周辺を200mmの望遠レンズで撮影したり、天の川の一番にぎやかな付近を7、8枚撮影しましたので、綺麗に写っていたらHPに掲載します。
 撮影中にビックリするような大きな流星をいくつか見ることができました。オレンジ色に光りながら曲がって飛ぶものや緑色から青白く変化するものまで多様でした。8月のペルセウス座流星群が楽しみです。

2000年7月16日(日曜日) 曇り後晴れ 万歩計:861歩
 皆既月食を見ることができました。本当は連続撮影をしたかったのですが欠け始めの時間には撮影準備が間に合わず眼視観測のみ。撮影準備が完了した途端西のほうから濃い雲が広がり始めました。望遠鏡で眺めると雲の向こうにある月を観測することができましたが、撮影は不可能でした。
 こんなこともあろうかと思って買っていってた花火を楽しんだりしていましたが400円の花火セットはすぐなくなってしまいます。
 あきらめて高知市街にもどり、空を眺めること30分。徐々に雲が晴れ、茶色の不気味な月が見えてきました。初めて観測する皆既月食です。現在では皆既月食の原理がわかっているので楽しめますが、大昔の人はさぞ不気味だったことでしょう。
 もう、望遠鏡を組み立てる元気がありませんでしたので、この歴史的な長時間月食の後半を眼視のみで心に焼き付けました。

2000年7月13日(木曜日) 晴れ後曇り 万歩計:3432歩
 私が製作をお手伝いさせていただいている関勉さんのウェッブページ、「コメットハンター関勉のホームページ」が月刊情報誌
「Yahoo! Internet Guide Japan」9月号の特集記事に紹介されることになりました。9月号は7月下旬に発売になります。どんな内容になるのか大変楽しみです。
 一方私のページはというと開店休業状態で、ひとりごとの更新も停滞している状態です。この忙しさもすべて冷却CCDを購入するため!そんなことだから、Yahoo JAPANの検索エンジンにすら登録してもらえないのでしょうね。何度申請しても蹴られてしまいます。「Yahoo! Internet Guide Japan」に掲載されるのなんか夢のまた夢。
 でも徐々にアクセス数は増え続けています。いろいろな方がリンクしてくださっていることに加え、チャットやメールで知らない方が紹介してくださっているようで、時々励ましのメールをいただくことがあります。
 気合を入れて更新しなければ....!

2000年7月8日(土曜日) 晴れ 万歩計:4131歩
 ついにリニア彗星の観測に成功しました。そして、肉眼で見えない暗い彗星を望遠鏡で観測したのも初めての体験です。印象は「暗い系外星雲」という感じでした。しっぽは左上(カシオペア座の方角)に伸びています。彗星の核は見えてもしっぽまでは見えないだろうと思っていたので非常に感激しました。
 今夜は曇りだろうと期待してなかったのですが、これまでの教訓を生かすべく2時に目覚し時計をセットして寝ました。透明度は悪いものの雲はありません。遠出している時間は無いので駐車場に望遠鏡を組み立てました。ここは、高知市の中心部で光害がひどいですが、リニア彗星は7等前後まで明るくなっているという情報だったのでなんとか撮影できそうでした。最初に20cm F10(2000mm)のシュミットカセグレン望遠鏡で該当位置を探してみたのですが、彗星らしい光芒は見つかりません。200mmなら視野が広いので写るだろうと思い、4枚ほど撮影してみました。4時前になり少し明るくなってきたので撮影も限界です。望遠鏡を片付ける前にもう一度探してみようと、今度は丁寧にだどって行きました。ペルセウス座のα星、γ星を確認し、ι星を導入。そこからゆっくり周辺を探していたら、突然白いボーっとした細長いものが視野に飛びこんできました。思ったよりはるかに大きかったので、思わず「ウォーッ」と心の中で叫んでしまいました。肉眼で見えないほど暗い彗星を望遠鏡で観測した初めての経験です。恒星に比べるとはるかに大きく光が広がっているし、しっぽが伸びているので見間違う人はいないでしょう。色は白です。カラーフィルムで撮影するとどんな色に写るのでしょうか。
 導入用のガイドスコープを覗いてみたのですが、まったく見えませんでした。手のひらに収まるほどの双眼鏡でもまだ見えません(三脚に固定すれば見えるかも)。
 彗星は望遠鏡を見なれない人でも良くわかるほど明るいので、彗星+天体観測会を開こうと思っています。

2000年7月7日(金曜日) 晴れ 万歩計:5110歩
 今さっき芸西天文台の関勉さんからリニア彗星の最新写真が届けられました。すっ、すごいでかいです!尾がほうき状に4本に分かれています。
 っで、いつ撮影したのかな....。
 7月7日午前3時撮影??
 げーーーっ!ってことは今朝は星空だったってことですか!
 昨日の夕方は台風の影響で黒く分厚い雲が出ていて天体観測なんかできる状態じゃなかったです。関さんはなぜ明け方に晴れるってわかったんだろう。またまた大失敗です。やはり、雨だと思っても夜中に起きて空を見ないといけませんね。教訓が生かされていません。
 届けられた写真は今夜関さんのHPの<芸西天文台通信>に掲載しますのでぜひご覧下さい。

 天文雑誌「スカウォッチャー」が休刊になることが決定しました。望遠鏡を手に入れて以来毎月購読していたのですが大変残念です。入門者向けの記事も多かったので、スカイウォッチャーで天体観測を始めた人も多いのではないでしょうか。内容的には大変バランスがよく気に入ってたのですが....。
 っと言うことは9月からは「天文ガイド誌」しか読めないと言うことになります。「月刊天文」っていう月刊誌があるんですか?高知県ではどこに行っても売られてませんが.....。

2000年7月6日(木曜日) 晴れ 万歩計:5030歩
 このところ2、3日連続で星が見えたのですが、ついに曇ってしまいました(夕方現在)。
 昨夜はリニア彗星の撮影をすべく早めに寝たのですが、猛烈な不快感に襲われて午前2時に目が覚めました。目が覚めてしばらくすると、すごい腹痛に襲われていることがわかりました(深い眠りについていたのでしばらくは不快の原因がわからなかった)。立ち上がって数秒後に顔からスーッと血の気が引くのがわかりました。直後吐き気とめまいが襲ってきて、思わずしゃがみこんでしまいました。しゃがみこんだお陰で頭に血が流れて少し楽になりました。それからが大変です。猛烈な腹痛と吐き気(吐かないのですが)が周期的に襲ってきて、脂汗タラタラ。我慢するしかないのですが我慢しきれない痛さで、もう....腸がブチッって切れそうな痛さなのです。腸閉塞でも起きたのかと思いましたが、40分くらい地獄をさまよった後トイレに駈け込み少し楽になりました。朝になってもまだ少し痛く、結局夕方まで痛みが残りました。
 食中毒の弱いやつだったのかもしれません。
 っで、結局体力を消耗し尽くしてしまい、リニア彗星を撮影することができませんでした。
 健康のありがたさをしみじみ感じる今日この頃です。

2000年7月4日(火曜日) 晴れ 万歩計:4332歩
 この2、3日夕方は曇っていても深夜から明け方にかけて星空が見えています。
 昨夜も知人がパソコンを購入したのでネットワークの設定をして欲しいとのこと。若いのに凄いお金持ちで、家でネットワークを組んでいるのです。いろいろ便利な機能を設定してあげて帰ったのは午前2時。雲もほぼ晴れてリニア彗星も観測できそうな雰囲気だったのですが、月頭の会議が入っていたので観測はあきらめました(睡眠不足での会議はつらい)。
 ちなみに今夜もパソコンの設定依頼を受けています(別の人)。インターネット人口は増えているのですが、コンピュータを道具として利用するためにはかなり勉強する必要があります。価格が低下するとともに、今後ますますPCが普及するでしょう。しかし最適な設定や指導、トラブル対応技術を持っている人は少ないです。地元の大手家電品販売店が有料のヘルプデスクサービスを行っていますが、気軽に相談しづらいのか契約している人はあまり見かけません。
 私の友達はむちゃくちゃ得です(笑)。
無料でコンピュータの技術サービスが受けられますし、そこらへんのパソコン教室より丁寧に個人指導を受けられますから。
 私の信者がますます増えそうです。<信者募集中!>

2000年7月3日(月曜日) 晴れ 万歩計:5434歩
 久し振りに天体観測を行いました。
 日曜日午前2時30分、知人のパソコンのインストールやインターネット関係のセットアップが完了し、家に帰る途中ふと夜空を見上げると満天の星空!しかも、めずらしく透明度が高かったわけです。大急ぎでリニア彗星の軌道を計算すると、アンドロメダ座とペルセウス座の境目付近を移動していることが判明。星図をプリントし外に飛び出ると、もう結構高い位置に上っていました。空が比較的暗い仁淀川河口付近に行っているひまはありません。駐車場で望遠鏡を組み立てました。久し振りに触るとねじが緩んで落ちていたり、コネクターが抜けかけていたりで撮影準備が完了するまでにずいぶん時間を要してしまいました。
 7.8等まで明るくなっているとの情報だったので眼視で覗いてみたのですがどれが彗星かまったくわかりませんでした。20cm F10シュミットカセグレンでは暗すぎるのでしょうか。
 眼視で見えなくても写真には楽に撮影できる明るさです。200mm望遠レンズでさあ撮影と思ったら少し東の空が明るくなってきました。げげーーー!せめて1枚だけでもとと思ったのですがASA800のフィルムで4分露出するのが限度でした。
 再度観測のチャンスは来るのでしょうか。昨年の高知県は雨と台風の連続で、梅雨入りから10月上旬までの間、天体観測できる日は3~4日しかありませんでした。そのうち仕事の関係もあり結局一日も観測できなかったのです。
 早朝の天気を予測などすると、曇りだろうと思っていたら晴れてしまい、晴れるだろうと思ったら曇ってしまったりで落ち込んでしまいます。私の下手な天気予報でこれまでにたくさんの貴重なチャンスを失ってしまいました。雨が降っていても夜空を見上げるくらいの気合がないとチャンスを失ってしまうなあと感じている今日この頃です。

2000年7月1日(土曜日) 晴れ 万歩計: 歩
 芸西天文台の関勉さんから60cm反射望遠鏡で撮影したリニア彗星C/1999 S4(LINEAR)の写真が届けられました。凄いです。尻尾が発達して彗星らしい感じになってきました。こんな彗星を見ることができたのはヘール・ボップ彗星以来です。彗星の明るさは約7.8等とのこと。200mmの望遠レンズにカラーフィルムでも余裕で撮影できる明るさです。
 なかなか天気が予測できません。早起きして観測しようと思うと曇ったり、「明日の朝は雨か曇りだな」と思っていると晴れていたり、梅雨真っ盛りの高知県(全国的に梅雨か)ではなかなかタイミングが合いません。
 もう、こうなったら明日の天気なんか予測しないで早寝して、毎日午前2時起きで空を眺めるしかありません。見えなければもう一度朝まで寝る.....。



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