トップページへ移動します

<2001年6月のひとりごと>



| HOME | 最新のひとりごと |


2001年6月28日(木曜日) 晴れ
 【久しぶりの天体観測】
 昨日は夕方になって突然晴れ間が広がってきましたので久しぶりに天体観測を行いました。
 20時過ぎ暗くなると”もう”さそり座が全身をあらわしています。最近は猛暑で夏のようですからさそり座が良く似合います。
 その左には赤い火星が見えます。さそり座のアンタレスと赤さを競っていま......。いや、もはや競ってなくて完全に火星の勝ちですね(笑)。赤いはずのアンタレスも火星が近づいてくると白く小さくすら見えます。
 望遠鏡では模様も見ることができました。前回火星が接近したときよりは綺麗に見えます(大気の関係でしょう)。
 デジカメを持っていたので興味本位でコリメート撮影してみました。このデジカメはシャッタースピードが完全自動なので露出オーバーになってしまいます。帰ってきてから気づいたのですが、中央重点測光モードにしておけば月面はもっと綺麗に撮影できたと思います。次回撮影しなおしてみます。

 下はビクセンの20cmシュミットカセグレン望遠鏡でコリメート撮影した6月27日の月です。
[デジカメでコリメート撮影した月の写真]

2001年6月27日(水曜日) 曇りのち晴れ
 【ついにリニア彗星の北上を確認】
 昨日、芸西天文台の関勉さんから早朝撮影したばかりのリニア彗星 C/2001 A2(LINEAR) の写真と原稿が届けられました。近日点を通過した後の観測は、これまで南の国での観測データしかありませんでしたが、ついに日本でも観測できるようになったのです。関さんによると光度は3.6等とのこと。安価な双眼鏡(倍率が低いほど良い)で十分観測できる明るさです(透明度が高ければ、目の良い人だったら肉眼でも見られるかも)。
 詳しくは関勉さんのHP芸西天文台通信の6月26日号と星雑草<気まぐれ日記>の6月26日をご覧ください。
 リニア彗星の6月29日 2時50分の位置を下に示します。
[リニア彗星の星図]

2001年6月26日(火曜日) 晴れ
 【天文台の皆様お別れです】
 5日間連続のフライトシミュレータの話題でしたがいかがでしたか。そろそろお別れです。左に急旋回してマウナケア頂上から離脱します。他にも天文台が存在するマップがあるのか興味があるところです。
 天気が回復しそうです。明日は北上してくるリニア彗星の最新情報をお伝えできるかもしれません。お楽しみに。
[フライトシミュレータの画面-天文台とリアジェット]

2001年6月25日(月曜日) 晴れ
 【マウナケア山頂に天文台が.....】
 おお!これはもしかして天文台じゃないですかーっ?
 えっ!わざとらしい?失礼しました。
 そうです。マウナケア周辺は極めて雨の多い土地柄なのですが、頂上は雨雲の上に飛び出しており、雨がほとんど降らないことからいくつかの天文台が建設されているのです。そして、1999年1月、日本の技術(とお金)の結晶、すばる望遠鏡が完成したのです。
 フライトシミュレータでもそのいくつかは正確な場所に設置されています。ど素人天文家の私は、これを発見したときはかなり嬉しいものがありました(笑)。だって、マニュアルやゲーム用航空地図には天文台までちゃんと再現されていることなんか書いてなかったし....。
 さて、画面少し右の低い位置に天文台がありますね(雪に覆われていて見づらいですが)。これは間違いなくカリフォルニア工科大学の天文台でしょう(本物はすばると同じく円柱形ですが)。でも丸いのでジェームズ・クラーク・マックスウェル天文台のつもりでしょうか。左に4基ある天文台は一番手前がケック天文台でしょう(実際には2基建設されているのですが)。その向こうがカナダ・フランス・ハワイ天文台でその右がジェミニ天文台、その右の小さなのがハワイ大学の天文台でしょう。
 ねっ。結構正確に描かれていて嬉しいです。
 ただ、残念なのはすばる望遠鏡が完成したのはこのフライトシミュレータが発売された後のことでした。
 すばる望遠鏡がもし描かれたとしたら中央の稜線の一番手前、計器のすぐ前になります。 
[フライトシミュレータの画面-マウナケア頂上の天文台]

2001年6月24日(日曜日) 晴れ後曇り
 【マウナケア山頂が目前に】
 マウナケア頂上が見えてきました。エンジン出力を思いっきりダウンさせ、速度を落とします(失速しないように注意)。
 頂上には雪が降り積もっていますね。
 おや?前方中央に丸い物体が3つと右端に1つありますねえ。なにやら建築物のようです。
 では、もっと近づいてみましょう。 
[フライトシミュレータの画面-頂上の天文台が見えてきた]

2001年6月23日(土曜日) 雨
 【マウナケアが目の前に】
 航空機にはたくさんの計器や表示がありますが、これらは飾り物じゃなくて、実際に正確に指針します。それらを活用して飛行します。
 ヒロ国際空港を無事飛び立ったらすぐに左に旋回します。するとすぐに山頂が雪に覆われたマウナケアが見えてきます。マウナケア頂上は4205mもあるのでエンジン全開で上昇します。
 以前、プロペラの軽飛行機でマウナケアを望みましたが、途中で上昇できなくなりマウナケアの山肌に激突してしまいました。軽飛行機も上りづらいほどの高い山なんですね。
 今回選んだ航空機はリアジェットという小型のジェット機なので楽々上昇できます。
 あ、そうそう。実際には小型のプロペラ機やヘリコプターで遊覧飛行することは可能ですが、ジェット機は航空法により航路が厳密に規定されているので遊覧飛行はできません。これはゲームの世界だけの話ですので、念のために。
[フライトシミュレータの画面-マウナケアが見えてきた]

2001年6月22日(金曜日) 雨
 【仮想空のたびを楽しみましょう】
 みなさん、マイクロソフト社が販売している航空機操縦ゲームソフト、フライトシミュレータ98って知ってますか。下の画面はリアジェットという小型ジェット機がハワイ島のヒロ国際空港の滑走路から離陸しようとしているところでが、あらゆる面で非常に良くできたソフトで、まるで自分が実際に操縦しているような感覚になってしまいます。
 私がなぜ、小型ジェット機でヒロ国際空港から飛び立とうとしているのでしょうか?
 え?もうわかった?
 あなた、さすが天文家ですねえ。
 今日は時間がありませんので続きは明日。
[フライトシミュレータの画面-ヒロ国際空港]

2001年6月21日(木曜日) 雨
 【うわー、Netwareサーバーがぶっ壊れた!】
 朝会社に行くとすぐに、営業店舗のファイルサーバーが起動しないという連絡が入りました!
しかも私の勤務する本社からは1時間もかかる店舗で.....。
結局、ハードディスクのパーティションを管理している部分だけが破損していることがわかり、替わりのサーバーを構築し、22時30分にやっと完全復旧しました。データは完全にバックアップとってあったので助かりました。
 みなさん、コンピュータは必ず壊れます。大切なデータは二重三重にバックアップしておきましょう。
 下は6月23日午前3時12分の空が明るくなるころの東の空です。リニア彗星が地平線からわずかに昇っています。
 南の国では現在4等級で見えているようです。寝てる場合じゃありません。



2001年6月20日(水曜日) 雨
 【リニア彗星が北上中なのに雨】
 連日の雨です。やっと梅雨らしくなってきました。梅雨にはちゃんと雨が降ってくれないと農作物が育ちませんからね。
なーーんて言ってる場合じゃありません!リニア彗星 C/2001 A2(LINEAR) が徐々に北上しています。高知県では22日早朝くらいから南東の空低く見られるようになります。結構速いスピードで北上するので日々観測しやすくなりますが、暗くなるのも早そうです。南の国では3等級で観測されていて、肉眼で観測できた人もいたと報告されています。現在は4等級まで暗くなっていますが、双眼鏡を使えば楽に観測できるでしょう。当然私も出動しますよ!
 どの辺に見えるのかは明日くらいから星図を掲載しますので参考にしてください。
 でも、凄い雨が.....。

2001年6月19日(火曜日) 小雨時々豪雨
 【いいツールないかな?】
 さて、小惑星に興味が出てきたこのごろですが、MPECで報道されている小惑星のすべての軌道を調べようと思っても数が多く、天文ソフトに軌道要素を入力するだけでも大変です。それにすでに発見されている小惑星の最新の観測により軌道要素が更新されるので、それらをあわせると手入力などやってられません。
 そこで考えたのですが、IAUが使っているftpサーバーftp://cfa-ftp.harvard.edu/pub/MPCORB/
に小惑星の軌道要素一覧がありますので、これを自動的に天文計算ソフトのデータベースに更新してくれるソフトってないんでしょうか? The Skyなどのような国際的に良く使われているソフトに対応したデータはIAUの他のサイトにあり便利なのですが、私が使っているAstroArts社のStellaNavigator for Windows 95には対応されていません。市販のソフトは無いでしょうが、だれかが自作したソフトとかないでしょうかねえ?
 え?『あんたプログラマーだったら自分で作ったら!』って?
あ、そうか。私そういえばプログラマーだったんですね。
 もうちょっと探して、それでも見つからなければ自分で作ります。できがよければフリープログラムとしてインターネット上で公開しようかな。そしたらもっとこのHPもアクセスされるかも。

2001年6月18日(月曜日) 晴れ
 【小惑星(9323)Hirohisasatoは最接近している!!】
 佐藤裕久さんからまたまたメールを頂きました。
 『さて、(9323)の位置なのですが、現在いて座にあって18等ぐらいです。』
 (爆)バタッ.....。
 私の予測と全然違う。
 彗星の軌道要素と小惑星の軌道要素の書き方に違いがあるのは気づいていて、Epoch(元期)から小惑星の位置をどうやって計算するのだろうという疑問はあったのですが、まあ、計算プログラムがちゃんと計算してくれるのかな.....。などといいかげんにやってしまったのがミスの発端です。やはり間違っていました。
 なぜ違うのかがしっかりとメールに書かれていました。
正しくはEpoch(元期)とMo(平均近点離角)を用いるのですね。なるほど、いて座にちゃんと表示されました。
 下は軌道図です。現在地球に最も接近しています。現在の光度は18等程度とのことですが、天の川の濃い部分なので写真や画像に写っていてもどれが小惑星なのか特定するのは大変でしょうね。
 小惑星の軌道を計算するためのソフトの使い方がほぼマスターできましたので、今後は小惑星関係の話題も発信し(だれも信用しないか?)、自分でも写真観測したいと思います。 



来るべき2001年6月17日(日曜日) 不明
 【現在宮崎県にいる予定です】
 現在6月16日午前11時。親戚に突然の不幸があり宮崎県に行くことになりました。
「ひとりごと」はお休みを頂きます。
いつも休んでばかりじゃないかって.....。
抵抗できない自分が悔しい。

2001年6月16日(土曜日) 曇り
 【朝からビックリ】
 今朝早く、本物の佐藤裕久さんから小惑星の最新の軌道要素が送られてきました。今までの軌道とどれくらいずれているのだろうと興味津々で早速コンピュータに軌道要素を入力し軌道図を表示してみました。
 あれ??
 太陽に対して正反対の位置に移動してしまいました。
コンピュータが壊れたか??そんなことないですね。
そうです昨日掲載した軌道図は近日点通過日を設定していませんでした(初期値のままのゴミが設定されていた)。ですから、軌道図の赤い線は合ってますが小惑星の位置がぜんぜん違ってました。現在は正しい軌道図に差し替え、証拠隠滅してあります(爆)。(実はこれも間違っていたのですが)
 (注意-以下の文はすべて間違いです)
 さて、正しい位置が表示されたところで、今度最接近する日を調べてみました。次回は2002年5月上旬、地球に1.55AU(地球と太陽の距離の1.5倍)まで近づきます。
 ところで、その時何等くらいまで明るくなるのでしょうか?光度予想ってどうやってやるの?時々「光度式」と言って関勉さんから難しい数式が届きますが、ふーんって眺めただけで計算したことはありません。そろそろ光度予想の勉強でもしなきゃ。
 下は2001年6月17日太陽が沈んで少し暗くなったころの空です。ふたご座のポルックスの近くにあります。でも現在は非常に暗いので観測は不可能と思われます。想像してお楽しみください。

注意-この星図は間違っています
2001年6月15日(金曜日) 雨時々曇り
 須賀川市の天文家、佐藤裕久さんのお名前が小惑星に命名されたことは5月22日の”ひとりごと”でお話しましたが、じゃあ、この小惑星、どんな軌道を飛んでいるんだろうとふと気になりましたので調べてみました。この小惑星は軌道が確定しているので、正確な軌道要素を入手することができました。軌道計算の結果は以下の軌道図のとおりです。火星と木星(一番外側の青色の線)の間で、火星寄りを飛んでいることがわかりますね。太陽を約3年半で一周しています。今後地球との距離が短くなりますが、最も地球に接近するときは.......。えーーーと....。
これから計算します。今夜はもう眠いので寝ます。
また、明日。ZZZZZzzzzz......。
小惑星(9323)Hirohisasatoの軌道図

2001年6月6日(水曜日) 雨
 【わーっ、山火事だ!?】
 本当は山火事ではありません。雨上がりの夜、丘の上から水蒸気(湯気)が昇っていたのです。その湯気が運動場?のナイターの強烈な光に照らされて、まるで炎のように浮かび上がっていました。
[丘から昇る湯気の写真]

2001年6月3日(日曜日) 晴れ
 【気合の入らない一日】
 今日は何の予定も入れずに本宅でボーッと一日を過ごそうと思い、本当に何の予定も入れませんでした。こんなことは1年ぶりのことです。でもだめですね。最初から”何もしない”と決めているので、「朝顔を植え替えしよう」と思ってもやる気がしないし、「友人宅を訪問しよう」と途中で思っても行動に移せません。かと言って何もしないでリラックスできている感じではありません。典型的(古典的)な”日本人”になってしまいました。
 下の写真は10年程前、本宅から2時間半ほどの場所にある天狗高原に行ったときに父が一本の枝をもって帰り庭に植えた植物です。わずか10cmの一本の枝を「高原の植物だから育たないだろうなあ」と言いながら植えていたのですが、いつのまにか片手で握れないほどの大きな幹になっていて、高さも60cmくらいに育ちました。その父ももう亡くなり記念の木になってしまいました。木の名前はわかりません。
[庭の植物]

2001年6月1日(金曜日) 晴れ時々曇り
 【涼しい一日】
 下の写真は私が会社で育てている朝顔です。茎が褐色をしているので赤い花が咲くかもしれません。鉢が小さいのでつるを伸ばすと風が吹いたら倒れそうです。つるがあまり伸びないように切らないとだめですね。
[朝顔]




当ウェッブページの写真は、特に著作権表示のないものは、私(Mira)が所有しています。
星図や天体の軌道図はAstroArts社のStellaNavigator for Windows 95の画面から作成しています。
Copyright © 1998,1999, 2000, 2001 Mira.