＜2003年7月のひとりごと＞

2003年7月12日（土曜日）　曇りのち雨
　【夕方は雷雨でした】
　火星がいよいよ近づいてきましたね。っと言っても天気が悪いので実際に見たわけじゃないんですけど。早く晴れてほしいです。
　軌道計算プログラムは摂動計算や非重力効果の計算はできませんが、ちゃんと動作するようになりました。計算結果ファイルもちゃんと出力できます。
　あとは、冷却CCDを買って自分で観測したデータだけから軌道を計算してみたいですね。

2003年7月7日（月曜日）　晴れ
　【うわー、熱い。今年一番の熱さだ】
　七夕は珍しく晴れました。薄い雲が全体にかかっている感じですが、白っぽい月と明るい恒星が見えています。全体的にぼーっとしていて天の川は見づらい感じで、望遠鏡を持って観測に出かけようという雰囲気ではありません。
　軌道計算プログラムがある程度仕上がりました。3つの観測から軌道要素を計算する「軌道決定」部分は完璧な感じです。その軌道を元にすべての観測に当てはまるように軌道要素を改良する「軌道改良」機能もうまく計算できている感じです。一応これである程度の計算ができるようになりました。ただ、発見初期のわずかな期間の観測（一夜の複数の観測）から計算することができないケースがあります。例えば工藤・藤川彗星の初日の12個の観測からのように。やはり近日点軌道（天体がもっとも太陽に近づいているであろうとの想定で計算する方法）の計算プログラムも作っておく必要がありそうです。
　次は惑星や大きな小惑星の重力の影響を考慮して軌道計算する摂動計算機能が必要です。これは非常に困難です。なぜって、計算結果が正しいかどうかを確認する良い方法がないのです。あの一生かかっても終わらないような膨大な計算を電卓で確認することはできませんしねえ。複数の方法による摂動計算プログラムを作っておいて、すべての方法で同じ結果が得られたらOKという確認方法にしましょうか？円周率の計算なんかはこの方法を使うんですけどね（どこまでが正しいかわからないので）。いよいよ最高潮です。