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<2003年9月のひとりごと>



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2003年9月30日(火曜日) 晴れ
 【深夜になると寒いです】
 約6年半かけて太陽を1周する周期彗星、43P/Wolf-Harringtonがこれからゆっくり明るくなります。ピークは2004年2月~3月ですが、どうにかボーッとした彗星状に写ってくれました。左下に向けて扇形のガスが広がっています。何か変化が現れないでしょうか。

1分露出(2x2ビニング)
望遠鏡:CELESTRON C8 (F10=2000mm)
冷却CCDカメラ:BITRAN BT-10
2003年9月28日(日曜日) 晴れ
 【アウトバースト!!】
 周期彗星 29P/Schwassmann-Wachmann 1 が突然明るくなりました!
9月18日にはやっと撮像できるほど暗く(9月19日のひとりごとを参照してください)、私の測定(核光度)では16.4等でしたが、9月28日0時25分には2等も明るい14.2等に増光しています。28日20時50分にも14.4等で写っています。下の画像がそれですが、よく見ると右向きに渦をまいていて、小さな渦巻き銀河のように見えます。28日0時25分には渦巻状は確認できず、丸く太い恒星状でした。26日は他の彗星を追跡していて、29Pに望遠鏡を向けなかったのが悔やまれます。
 9月19日のひとりごとに掲載のものと比べると、全く別の天体のように明るいです。

1分露出(2x2ビニング)
望遠鏡:CELESTRON C8 (F10=2000mm)
冷却CCDカメラ:BITRAN BT-10
2003年9月25日(木曜日) 曇り夜時々雨
 【いくら寝ても眠い】
 このところ雨が続いているので十分な睡眠が取れています。7時間くらい寝ると体がすごく楽です。でも晴天が続くと3時間睡眠が続き、結構きついです。
 下の画像は透明度の高かった9月21日に撮像した、みずがめ座のM2球状星団です。太陽系から55,000光年の彼方にあります。一つ一つの星は恒星と言って、太陽と同じように自ら燃えている星です。ですから、太陽みたいな明るい星が比較的近い距離にたくさん集まっている星の集団なのです。このM2は、みずがめ座にあり、秋に見やすい貴重な球状星団です。6等級と明るいので望遠鏡で楽しめます。

みずがめ座のM2球状星団
2003年9月21日 22時40分
1分露出(2x2ビニング)
望遠鏡:CELESTRON C8 (F10=2000mm)
冷却CCDカメラ:BITRAN BT-10
2003年9月23日(火曜日) 曇り
 【分離できないっ!】
 山形県の板垣公一さんが60cmの反射望遠鏡で、かんむり座にあるNGC 6109に超新星を発見したというニュースが流れたので早速撮像してみました。うーーん、これはきつい。2000mmの焦点距離でも分離できませんでした。下の画像では左上の恒星状天体がNGC6109ですが、しばらくはどれが超新星(SN 2003ia)なのかわかりませんでしたが、上の拡大画像を見ると、左下にポコッと飛び出しているように写っていますが、これが超新星でしょうか。

NGC 6109を拡大


かんむり座のNGC 6109周辺
1分露出(2x2ビニング)
望遠鏡:CELESTRON C8 (F10=2000mm)
冷却CCDカメラ:BITRAN BT-10
2003年9月23日(火曜日) 曇り
 【ろ座....。どこにあるの?】
 2003年9月9日、ろ座にある銀河 NGC 1201 に12.5等という大変明るい超新星が発見されました。超新星の初撮影にふさわしい、絶対撮影できる明るさなので狙ってみました。下の画像の通りです。SN 2003hv というのがその超新星についた名前です。私が測定した位置と明るさは以下のとおりです。13.2等と少し暗くなっています。
SN 2003 hv (NGC 1201)
R.A.  03 04 09.26
Dec. -26 05 07.9
2003 09 21.68640 13.2

超新星 SN 2003 hv の写真
1分露出(2x2ビニング)
望遠鏡:CELESTRON C8 (F10=2000mm)
冷却CCDカメラ:BITRAN BT-10
2003年9月22日(月曜日) 晴れ
 【5億光年の光を捕らえました!!】
 ハッブル宇宙望遠鏡で有名になった「車輪銀河」ですが、アマチュアの機材でもそれなりに写せることを示しましょう。
 先月念願かなって冷却CCDカメラを手に入れ、気が狂ったようにいろいろなものを撮りまくっていることはここの読者の皆様ならもうご存知だと思います。冷却CCDを使えば本当に何でも写るような気がしてきました。
 そこで限界に挑戦してみました。5億光年のかなたの光を捕らえようという『無謀な挑戦シリーズ』の復活です。
 狙ったのはちょうこくしつ座にある『車輪銀河』です。白い光芒がわずかでも写れば良いなあと思っていたのですが、やってみるものですね。ちゃんと車輪の形に写りましたよ(笑)。下の写真は私が撮ったものです。ハッブル宇宙望遠鏡には遠く及ばないですが、国立天文台が撮影したものにはけっこう迫るものがあります。焦点距離2000mmで成功するまで撮像を繰り返しました。当日の夜はこれだけで終わったような気がしますが.....。
 皆さんも抜群に透明度の良い夜に狙ってみてください。結構写るものですよ。

私が撮影した車輪銀河
2003年9月22日 0時54分
望遠鏡:CELESTRON C8 (F10=2000mm)
冷却CCDカメラ:BITRAN BT-10


ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した車輪銀河

2003年9月21日(日曜日) 晴れ
 【急に寒くなりました。震えながら観測しています】
 2004年10月に太陽に最接近するリニア彗星 C/2003 K4 を撮像してみました。最接近時には6等級まで明るくなることが期待されているので、今のうちから追跡しようと思っています。現在はくちょう座にあり、白鳥のくちばしの付近です。天の川の無数の星に埋まっていて、GSC星表と比較してもどれが彗星か特定できませんでした。しかし、彗星は移動するので、何枚か撮像しておいてそれらを重ね合わせ、連続的に表示させると彗星だけが移動するのですぐに探し出すことができます。
 こういう風になります ←クリック

 下の画像は3枚の画像を彗星のモーションに合わせて合成したものです。矢印の先の小さな白い物体が彗星です。現在16等くらいで、望遠鏡を覗き込んでもまったく見えません。1年後には望遠鏡を使えば尾の伸びた彗星を見ることができるでしょう。
COD XXX
NET USNO-A2.0
TEL 0.20-m f/10.0 reflector + CCD
COM Long. 133 28 07 E, Lat. 33 28 04 N, Alt. 20m

C/2003 K4(LINEAR)
2003 09 22.57013 19 27 30.66 +27 02 19.2 16.0 N XXX
2003 09 22.57734 19 27 30.37 +27 02 14.8 16.1 N XXX
2003 09 22.58616 19 27 30.05 +27 02 09.7 16.0 N XXX

C/2003 K4(LINEAR)
2003年9月22日 22時40分、22時50分、23時3分の
3枚(各1分露出)を合成
望遠鏡:CELESTRON C8 (F10=2000mm)
冷却CCDカメラ:BITRAN BT-10
2003年9月21日(日曜日) 晴れ
 【台風の被害は全く無く通り過ぎました】
 台風が四国沖を通り過ぎ、極悪な透明度だった空も一転しました。夜は雲ひとつ無く、月明かりも無い上に透明度が高く、まるで電飾のような星空が広がりました。ただ、急激に寒くなって上空の大気の乱れが大きく、像が乱れました。
 下はいて座に発見された2番目の新星です(矢印の先)。逆さの雪だるまのように見えるのはすぐそばに既知の星があるためです。新星が大変明るいので、2000mmで撮像しても分離することができませんでした。

Nova Sgr 2003 No.2
2003年9月21日 21時40分
1分露出(2x2ビニング)
望遠鏡:CELESTRON C8 (F10=2000mm)
冷却CCDカメラ:BITRAN BT-10
2003年9月20日(土曜日) 雨時々曇り
 【塩塚高原天体観測会は悪天候につき延期】
 昨年小惑星としてLINEARに発見され、その後の観測によって彗星と判明した C/2002 CE10(LINEAR) を撮像してみました。現在観測しやすい位置にありますが、15等級から16等級とCCDじゃないと写らないほど暗いです。この彗星は31年後に再び戻ってきますが、果たして見ることができるでしょうか。
 下に2000mmの望遠鏡に冷却CCDカメラで撮像した2枚の画像のアニメーションを掲載しました。わずか5分でこれだけ移動しています。わかりますか?
COD XXX
NET USNO-A2.0
TEL 0.20-m f/10.0 reflector + CCD
COM Long. 133 28 07 E, Lat. 33 28 04 N, Alt. 20m

C/2002 CE10(LINEAR)
2003 09 18.51508 21 46 32.76 +03 28 49.3 15.9 N XXX
2003 09 18.51838 21 46 32.10 +03 28 38.5 15.5 N XXX
2003 09 18.53258 21 46 29.00 +03 27 55.6 15.7 N XXX

C/2002 CE10(LINEAR)の移動の様子
2003年9月18日
21時21分43秒と21時26分28秒の合成
2003年9月19日(金曜日) 晴れよる曇り
 【夜になると黄砂のように透明度が悪くなります】
 14.7年で太陽をくるくる回っている29P/Schwassmann-Wachmann 1彗星を撮像してみました。この彗星は木星より少し遠くを円に近い軌道で回っているため、約13ヶ月周期で観測の好期が訪れます。この彗星は時々ポンッって爆発して急激に明るくなることがあるので注目してみましたが、当日はなんの変化もなく16等と平穏を保っていました(残念)。
 下の画像は見やすくするために強い画像処理を行っていますのでザラザラしています。矢印の先にある白い点が彗星で、ゆっくり移動しています。尾は写っていません。
COD XXX
NET USNO-A2.0
TEL 0.20-m f/10.0 reflector + CCD
COM Long. 133 28 07 E, Lat. 33 28 04 N, Alt. 20m

29P/Schwassmann-Wachmann 1
0029P 2003 09 18.54229 22 24 54.38 -04 23 51.9 16.0 N XXX
0029P 2003 09 18.54509 22 24 54.42 -04 23 52.1 16.4 N XXX
0029P 2003 09 18.54771 22 24 54.37 -04 23 51.7 16.4 N XXX

29P/Schwassmann-Wachmann 1 彗星の写真
2003年9月16日(火曜日) 晴れ
 【ついに鷲の姿を捕らえた】
 「いつかは撮ってみたい」という憧れの天体がいくつかあります。その多くはハッブル宇宙望遠鏡やすばる望遠鏡での芸術的な画像に接したことがきっかけになるのですが、そんな憧れの天体、M16鷲星雲(散光星雲)に挑戦してみました。この星雲はハッブル宇宙望遠鏡の写真で一躍有名になりましたね。
 撮影したのは9月14日のひどく透明度の悪い夜でした。天の川がまったく見えず、眼視での導入など絶対に無理な条件の中、スカイセンサー2000PCに助けられて一発導入できました。こんな悪条件の中、わずか1分の露出で下のような写真が撮れました。下の画像は少しずらした画像2枚をモザイク合成しています(継ぎ目が鮮明に出てしまいました)。2000mmの直焦点に小さなCCDチップなのでM16の全景を撮ることができませんでしたが、その中の、鷲が羽ばたいているように見える暗黒帯をみごとに捕らえています。
 この鷲は大きいんですよ。右の翼の先から左の翼の先までの大きさは、太陽系(ここでは太陽から冥王星と考えてください)の100個分はあるでしょう。下の写真を見ながらその大きさが実感できるまで空想してみてください。

M16散光星雲の中にある鷲の形をした暗黒帯
2003年9月14日 21時19分
1分露出(2x2ビニング)
望遠鏡:CELESTRON C8 (F10=2000mm)
冷却CCDカメラ:BITRAN BT-10
2003年9月15日(月曜日) 晴れ
 【やっと撮れた新星】
 たて座に現れた新星 V475 Sct (=PN Sct 2003)を撮影してみました。ひどく透明度の悪い空でしたが、ほとんど減光していなかったので明るく写りました。下の写真の中央の一番明るい星が新星です。位置と明るさを測定するためにAstrometricaを使ってみました。写真2はその測定中の画面です。冷却CCDカメラには赤外カットフィルターを付けてないので赤い星が明るく写っています。
V475 Sct
  R.A.  18 49 37.61
  Dec. -09 33 50.7
  光度:9.0(USNO A2.0 赤光度)
上記のようにほとんど減光していません。 

クリックすると原寸大画像が見られます

たて座の新星 V475 Sct
2003年9月14日 21時50分 1分露出
望遠鏡:CELESTRON C8(F10=2000mm)
冷却CCDカメラ:BITRAN BT-10(ノーフィルタ)


クリックすると原寸大画面が見られます

(2)測定中の画面
2003年9月14日(日曜日) 晴れ
 【パワーアップ】
 観測効率化を狙ってスカイセンサー2000PCを導入しました。これまでの2軸コントローラより追尾精度が向上し、3分露出でもほとんど流れずに追尾してくれます。
 下の画像はウルトラの星M78星雲です。冷却CCDカメラを使うと満月に近い明るい空でも、こんな淡い散光星雲が写るのは驚きです。白黒だと面白くないのですが、カラーで撮像すれば青白い美しい星雲に写ります。今度は3色分解撮影してカラーに仕上げてみます。

ウルトラマンの故郷
オリオン座のM78(散光星雲)
2003年9月14日 3時43分
3分露出(2x2ビニング)
望遠鏡:CELESTRON C8(F10→F6.3=1300mm)
冷却CCDカメラ:BITRAN BT-10
2003年9月7日(日曜日) 晴れのち曇り
 【月が明るくなってきたのでそろそろ休憩?】
 深夜0時に一旦起床したのですが、絶えられない眠さでまた寝てハッと気づくと1時。飛び起きて観測場所に車を走らせました。夕方には雲があったのに、予想通り深夜には雲がなくなりました。連日このように0時~2時になると雲が消えます。
 火星の近くにあるはずの周期彗星 29P/Schwassmann-Wachmann 1 をCCDに撮像しながら探し回ったのですがどれが彗星かわかりませんでした。2000mmの長い焦点距離に視野の狭い冷却CCDだとほんの少しずれただけで画面の外になってしまいます。望遠鏡をのぞいて眼視で観測できる天体だったら100%撮像できるのですが、天体の座標を頼りにメモリ環を使って導入すると精度が足りないようです。まあ、普通は600mmとか800mmの焦点距離で撮像するのでしょうが、私は2000mmの望遠鏡しか持ってないのでしかたありません。努力でカバーです。
 2時になるともうオリオン座が東の空に昇ってきます。三ツ星の左端の星のすぐ側にある馬頭星雲が写るかどうか試してみました。うーーん、わずか1分だと厳しいですね。でも偶然にめずらしい画像が得られました。左下に人工衛星が飛び込んできました。破線になっているものがそれです。破線に写っているので自転しながら地球を回っていることが判ります。中央に上を向いた馬の頭の形をした黒い部分がわかりますか?右下が明るいのは高温に熱せられた水素(?)が赤く発光しているためです。馬頭星雲はそのガスの手前にある暗黒星雲です。写っている星はさらにその手前に位置しています。馬頭星雲を写すには10分くらいは露出しないと姿が浮かび上がってきませんね。現在の追尾精度では10分露出は困難なので、冬の透明度が高くて暗い夜に狙ってみます。

馬頭星雲と人工衛星
2003年9月7日 4時17分から1分間露出
2003年9月6日(土曜日) 晴れ
 【カラー画像の作成】
 初めてカラー画像を作成してみました。最近はカラーの冷却CCDカメラが発売されていますが、私の冷却CCDカメラは白黒です。なぜ今時白黒なのかというと、白黒のほうが感度がかなり良いからです。天体撮影の一番難しいところは、天体の移動をきわめて正確に追尾する必要があるところです。しかしほとんどの赤道儀はそこまで正確に追尾してくれないのです。となると、私のような自動追尾システムを持ってない者は少しでも感度の高いCCDカメラを使って短時間に撮像する作戦になってしまいます。白黒のカメラを使ってカラー画像を得るためには光の3原色(赤、青、緑)の3つのフィルターを使って各画像を撮像します。その画像を、コンピュータを使って合成するとカラー画像が得られます。
 今回は初めての試みと言うことで、天体の中でももっとも明るいオリオン座の大星雲の一番明るい部分で試してみました。フィルターの露出倍数を無視して撮像したので暗い星の色が赤っぽくなってしまいました。緑と青のフィルターの露出倍数が少なかったのですね。でもとりあえずカラーが得られました。
 きれいな画像でホームページを飾っているベテランのみなさんが、大変な努力であのような画像を得ていたのだなあということを実感しているこのごろです。

オリオン座のトラベジウム周辺をRGB合成してみました
CELESTRON C8 (F10=2000mm) 0.1秒露出
BITRAN BT-10
2003年9月5日(金曜日) 晴れ
 【少しずつ冷却CCDのコツがわかってきた】
 2000mm直焦点でのM71球状星団です。見た目は球状星団というよりも散開星団に見えます。最初はこれが や座 の球状星団M71だということを知りませんでした。というのはその時はこぎつね座のM27亜鈴状星雲を眼視で探していたのです。その途中で星が密集しているところを発見したので、たぶん名前の付いている星団だろうとは思いながら、とりあえず撮像しておいたのです。あとで調べるとM71だったというわけです。カラーで撮像すると綺麗かもしれません。今度フィルターを使って3色分解撮影しておいてカラー画像を作成してみます。

や座のM71球状星団
2003年9月4日 1時54分 30秒露出
CELESTRON C8 (F10=2000mm)
BITRAN BT-10
2003年9月4日(木曜日) 晴れ
 【望遠鏡が真っ白】
 メシエ天体が面白いように撮像できます。200mm望遠レンズで撮影していた頃に比べると別世界です。メシエ天体を全制覇してみたくなりました。まずはその第1番目のM1星雲(超新星爆発の残骸)を狙ってみました。明け方の空が白くなってからの撮像なので画質が悪いですが、それなりの明るさで写ることが判りました。次回はもっと暗い空で1分以上の露出をかけてRGB3色合成のカラー画像を撮ってみます。

M1(かに星雲)
2003年9月4日 4時55分 30秒露出 2x2ビニング
CELESTRON C8 (F10=2000mm)
BITRAN BT-10
2003年9月2日(火曜日) 晴れ
 【なんだこの天気は?】
 どうなってるんでしょうか、高知県の天気は。
 昼間は昨日に続いて大変暑く1ヶ月遅れの夏がやってきな感じで、雲も少なく青い空が広がりました。夕方も雲が少なかったので天体観測に出かけました。ところが、30分も車で走っていつもの場所に近づくにつれ、雲が多くなってきました。「まさか、雨が降るんじゃないだろうな」なんて思っていたら、本当にパラパラと降ってきました。この季節、急激に天気が変わるので2時間ほど様子を見てみましたが、星や火星は時々見えるのですが撮影するほど長時間晴れてくれません。そのうち稲光が発生したのであきらめて帰ってきました。
 そんな天気予報だったのかなとインターネットで調べると今日、明日とも「晴れ」の天気が予報されています。赤外線画像やレーダー画像、水蒸気チャンネルを見ても天体観測に適しているようにしか見えないのです。おかしいなーー、幻を見たのだろうかと先ほど(23時40分)窓を開けてみるときれいに星が見えていました。
 うーーん、やはりなにかに化かされていたのだろうか.....。




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