月別保管庫(2004年07月) | メイン

2004年07月31日

逆行軌道の台風が上陸しました

 台風が東からやって来ました。台風の目が四国のすぐ南東にあるのに雨が来ないので、今のうちに外出しようとしたところに突然狂ったような暴風雨が来ました。車に乗る瞬間にもうびしょぬれです。12時過ぎに降りだし19時にもまだ強く降り続いています。南の海上にあった濃い雨雲が台風で北に引っ張られていて大雨となっているようです。
 空を見上げれば2重3重になった雲が渦を巻きながら早い速度で北上しています。木星の大気をイメージしてしまいました。

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2004年07月29日

DE406惑星座標ファイルの置き場所がない

 公開版軌道計算プログラムがとりあえず完成し、ダウンロード用のページやオンラインマニュアルのページ、ノウハウのページなど作成中です。でもその前にDE406惑星データが200MB近くもあり、私のサーバーに入りきらないんです。ZIPで圧縮しても170MBくらいにしか圧縮できないし....。勤務先のウェッブサーバーが70GBほどディスクが余っているので、そちらに居候させてもらえるように役員と交渉中。担当役員は私が天文の世界で活動していることを理解してくれているので協力は得られるとは思うのですが。明日返事をくれるそうです。

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2004年07月25日

軌道計算プログラム、Windows98で不具合発生

 軌道計算プログラムの公開版が完成直前に大問題発覚。Microsoft Visual C++.NETで開発すると(MFCを使うと)、Windows 98でファイルを開くためのダイアログボックスが表示されないのだ。Windows 2000でファイルアクセス機能の拡張に伴ってOPENFILENAME構造体のサイズを大きくしたのが関係していると言うことはすぐにわかったが簡単な対策が思いつかず、結局大格闘の末、下のようなプログラムにすると動作してくれた。MFCのどこかにバグがありそうだ。

memset(pPathName, 0, _MAX_PATH);
memset(&ofn, 0, sizeof(OPENFILENAME));
ofn.lStructSize = 76;
                // sizeof(OPENFILENAME)にすると
                // Windows 98でダイアログボックス
                // が開かない
ofn.hwndOwner = hWnd;
ofn.lpstrFilter = 
  "(*.obs)\0*.obs\0(*.txt)\0*.txt\0(*.*)\0*.*\0\0";
ofn.nFilterIndex = 1;
ofn.lpstrInitialDir = pApp->m_szObsFolder;
ofn.lpstrFile = pPathName;
ofn.nMaxFile = _MAX_PATH;
ofn.lpstrTitle= szTitle;
ofn.Flags = OFN_FILEMUSTEXIST;
ofn.lpstrDefExt = "obs";
if (::GetOpenFileName(&ofn))
        ret = OK;
else
        ret = NG;
 これでいよいよ一般公開かな~。
 

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2004年07月20日

スカイセンサー2000PC修理中

 このコーナーを読まれた何人かの方から、「望遠鏡の修理の間、赤道儀やスカイセンサー2000PCを貸してあげようか。」というメールをいただきました。本当に温かいお心遣いを頂きありがとうございました。
 貸して頂こうと思い、メールまで書いていたのですが、『いや、それよりこの機会に望遠鏡の分解掃除と光軸調整を丁寧にやった方が良いのではないか』と思い、修理の間メンテナンス期間とすることにしました。
 普通にメンテナンスしても面白くないので、分解から組み立ての課程、そして光軸調整までデジカメで記録に残し、ホームページのネタにしようとたくらんでいます。
 一つしかない望遠鏡をガカガタにしてしまって、
 「望遠鏡の修理の間、代りの望遠鏡を貸してください。」
 なんてお願いをしなくてすむように慎重にやりたいと思います(笑)。

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2004年07月14日

ニート彗星を眼視観望しています

 赤道儀が星を追尾してくれないトラブルにあっているので彗星の精密位置測定ができません。
 これはどうしようもないので、追尾なしで眼視観望しています。レデューサを付けて焦点距離を短くすると(1400mm程度)視野が広がるので手動追尾でも十分観測できます。北の空にあるニート彗星C/2001 Q4(NEAT)を眼視で見てみました。北の空は高知市の街明かりのために明るいこともあり、少し淡い像でした。しかし大きいですね。入門者でも広く拡がった淡い光芒が十分にわかると思います。尾は見られなく、大きな球状星団という感じです。
 深夜3時を過ぎた時に東の低い山の上に明るいオレンジ色の光りがあるのに気づきました。高知空港の方向なので、航空機が上昇しているのだなと思ったのですが、すぐにそれが金星であることに気づきました。太陽面を横切り、明けの明星になりました。

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2004年07月13日

スカイセンサー2000PCが反抗中です

 梅雨が明けたと報道されましたね。確かに晴天が続き、夜になるとなかなか良い星空が見えています。アマチュア天文家や天文ファンの皆様はご機嫌で楽しんでおられることとお喜び申し上げます。
 さて、私は不運をつぶやく毎日です。
 大切なスカイセンサー2000 PC(星の動きを追尾してくれるコンピュータ)が私の命令に従わなくなってしまいました。赤経軸モータが勝手にフルスピードで西に回転するのです。満天の星空の下で明け方まで格闘したのですが、復帰しませんでした。
 開発元のビクセン社の担当の方にe-mailで問い合わせをすると、即座にお返事をいただきました。やはり故障の可能性があるとのこと。修理担当部署や送り先、その他細かいことなどご案内いただきました。これから修理に出します。でも2週間から最大で1ヶ月を覚悟して欲しいとのこと。えーーー、そんなに待てませんようーー。代替機を貸してもらえないのかなあ?もちろん、多少の賃借料は払いますが....。
 観測に復帰できるのは8月中旬になるかも。
 ビクセン社の対応は迅速で嬉しかったです。

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2004年07月07日

小惑星 2003 UR292 の海王星への大接近(3)

 今日も観測地に行きましたが雲がどんどん多くなって観測はできませんでした。

 連日書いている小惑星 2003 UR292 の海王星への接近の件についてですが、紀元前3000年はどんな軌道を描いていたのか計算してみました。そのころは現在よりも軌道の傾きが小さく、もっと丸い軌道を描き周期も174年と、少しだけ短いようです。そして、紀元前2105年2月ころに海王星に0.40AUまで接近している感じです。おそらくその接近で海王星からの重力を受け、現在の軌道に落ち着いた感じです。遠くの方から接近してきた小惑星がどれかの大惑星に接近して現在の軌道に落ち着いたのではないかと考えていましたが、もしそうだとしても紀元前3000年より以前と言うことになります。もっと先まで計算を伸ばすためには正確な惑星の位置データを計算しなければなりません。これはすぐにできるほど簡単ではないので、今後の課題です。

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2004年07月06日

小惑星 2003 UR292 の海王星への大接近(2)

 仕事が終わった時は快晴だったのに、わずか30分の距離の観測地に向かっている間に全面曇りになりました。2時間ほど空を見上げていましたが、一部に星は見えるものの、望遠鏡+CCDで観測できる雰囲気ではなく、結局あきらめました。

 昨日書いた小惑星 2003 UR292 の海王星への接近の件について、海外のウェッブページに計算結果が掲載されている旨のメールが届きました。そのウェッブページによると、海王星に5140年に約0.55AUまで近づき、5877年に約0.36AUまで近づくとのことです(AUは天文単位と読み、地球と太陽との平均距離をいいます)。これだけだと、「それがどうした」という感じです。
 この小惑星は183年かけて太陽を1周(公転)するとして、5140年までに17公転、5877年で21公転します。
 ところで、この小惑星ですが、2001年10月~2003年11月までの2年間の12観測しかありません。時計の長針で例えると、1公転が60分なわけですから、それの4分に相当する期間しか観測がないわけです。
 5140年ということは観測期間の260倍ほど先を予測しているわけですから、観測期間が増え、正確な軌道が徐々に求められるにしたがって少しずつ(かなり)結果が変わっていくものと思います。
 もしかしたら、驚くような結果になるかも....。103代後の子孫に確認してもらうことにしましょう。

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2004年07月05日

小惑星 2003 UR292 の海王星への大接近(1)

 MPEC 2004-N19 に小惑星 2003 UR292 の観測位置と軌道要素、それに予報位置が掲載されていますが、一番下にこの小惑星が海王星の勢力圏に入る可能性があると書かれています。勢力圏に入ったあと何が起きるかまでは書かれていません。
 気になっていたところでちょうど観測データを頂きましたので未来軌道を計算してみました。うーーん、西暦3000年まで計算してみましたが、特に何も起きませんけどねえ。海王星に2408年3月30日に2.76AUまで接近する程度です。念のために9個の惑星と月、5つの大きな小惑星からの重力影響(摂動)を考慮して計算したのですが、いずれの惑星からも遠いところを飛んでいます。
 もう少し、過去軌道も含めて詳細に計算してみたいと思います。

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2004年07月04日

雲の中を稲光が走り回っていました。怖~~。

 昨夜は久しぶりに観測できるかもしれないと思って、徹夜観測の準備をして観測地に行きましたが、霧のようなひどい透明度と薄雲に覆われてあきらめました。北斗七星の近くにあるニート彗星は観測できそうでしたが、近くに厚い雲があったようで雲の中を稲光が走り回っていました。怖いけど綺麗でしたよ。日本から見られる位置まで北上したスワン彗星 C/2004 H6(SWAN) の初観測はなりませんでした。

 今日は軌道計算プログラムの公開版を作っていました。自分しか使わない機能や開発用の画面などをメニュやツールバーから削除し、エラーメッセージが適切に表示されるようにしました。また、自由にいろいろなボタンがクリックされると誤動作するので、状態によってボタンやテキストボックスを無効化するように改良中です。自分で使う分にはエラーチェックもなにも必要ないのですが、公開版ともなるとちゃんとチェックしないとね。非重力効果の計算機能は、非重力が大きいと正しそうな計算値が出るのですが、小さい場合ちょっと怪しいので今後の研究課題ということで、画面上では無効化することにしました。
 だれか使ってくれますか?

大きな画像はここをクリック

難しい理論は理解できなくても、とにかく電卓で軌道計算してみたい人にお勧めします。



基礎理論はこちらで学びましょう。

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2004年07月02日

スワン彗星 C/2004 H6(SWAN) が北上してきました

 今日は結構暑くなりました。システム部門の部屋も午後になると冷房があまり効かなくなり、2基目の冷房をフル回転させました。発熱するコンピュータがたくさん動いていて、他の部屋より暑いんです。
 スワン彗星 C/2004 H6(SWAN) が日本からも見られるほどの位置に北上してきました。天気が悪いので私はまだ観測できていませんが、久万高原天文台の中村彰正さんが6月30日に観測し、上尾の門田健一さんも7月1日に観測しました。長野県の永井佳実さんも眼視観測に成功されています。あいにく月が大変明るいですが、10等~8等で報告されているので、CCDで直焦点撮影すれば結構大きく立派に写るのではないでしょうか。
 明日の夜は晴れないかな~。現在、薄雲と明るい月があり、こと座のベガしか見えていません。

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