月別保管庫(2005年01月) | メイン
2005年01月25日
活字中毒が再発
この10年間、節約節約の生活で仕事(コンピュータ)関係と天文関係の本しか読まなかった(買わなかった)んですが、このままでは教養不足になると思い、徐々に他のジャンルも読むようにしています。
本来は本が大好き(活字中毒者)で学生時代から読みまくり、東京にいたころは毎月3万円~4万円も本を買い通勤電車で読んでいました。でも年月が経ち、扶養家族ができ、財布がひとつになると小遣いも少なくなるものです。書店に行っても、「この本は本当に自分にとって必要なのか」と問いかけ、数日経ってもまだ欲しい(読みたい)と思うものだけ買っていました。だから結局仕事関係の専門書しか読まなく(読めなく)なるんです。
でも人間は食べないと痩せて死んでいくのに似ていて、本を読まないと知識や教養が痩せ細って、やがて魅力の無い人間になっていくような気がしてくるのです。ああ、活字中毒症の再発です。
ボーナスが少し残っていることもあってか、それともストレスがそうさせるのか、このところ本をたくさん買い込んでいます。朝起きたら会社に行くまでの時間読んで、会社では昼休みに読み、仕事が終わってからも読み、布団に入ってからも読み、知らないうちに眠ってしまい朝になっています。もう、無ジャンルに狂ったように読みまくっています。
そんな生活なので、このひとりごともほったらかし....。毎日更新されているかもしれないとたずねてくれるみなさんをがっかりさせて申し訳ありません。
下は「徳川家康」全26巻の中の第1巻です。この本はすごいですね。26巻まで書いたということは、書かせた人がいたわけです。つまり、読者がそれだけたくさんいたわけですね。っで、書店にズラーーーッと並んでいるのが学生時代からずっと気になっていて、この「徳川家康」にいったい何が書かれているのかひどく興味を持ったんです。それで1冊だけ買ってみました。
う~ん、面白い!!第1巻からズッポリはまってしまいました。やばいです。会社を休んで読んでしまいそうです。休みの日は朝から晩までご飯食べずに読んでます。もう一気に第1巻は読み終わり現在第2巻を読んでいます。
何がそんなに面白いのかはいずれ機会があればお話しましょう。

【もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵】
【活字中毒養成ギプス―ジャンル別文庫本ベスト500】
【山岡荘八著 徳川家康 第1巻】
2005年01月19日
2つは同じ天体だった!
1月16日に彗星が発見され、C/2005 B1 (Christensen) と名前がついたわけですが、この彗星、名前がついた後、2004年3月23日にLINEARにより発見され、2004 FS101という仮符号のついた小惑星と同じ天体だということがわかりました。2004 FS101は軌道傾斜角が87度もあり、離心率も0.95で、軌道長半径が60AU前後で(私の計算による)、どうみても彗星の軌道でした。
C/2005 B1が発見された位置は、2004 FS101の観測データから計算した軌道と比べて2.5度しか離れていません(私の計算による)。
The NEO Confirmation Pageに掲載された時点でこのことに気づいた人はいなかったのかな?
(あっ、いやいや、けっして命名にケチつけたり、中央局になにか訴えているわけではありませんので、くれぐれも誤解されないよう、お願いします)
2005年01月18日
2005年最初の彗星が発見されました
1月13日(UT)に2005年最初の彗星、C/2005 A1 (LINEAR)が発見されました。発見時すでに14.5等(全光度)と明るく、大彗星になるのかと一瞬期待しましたが、10等くらいまでしか明るくならないようです。しかも南半球で。
現在おとめ座の南(うみへび座)にあり、光度は13等級で、比較的速く南下しています。高知県でも2月13日ころまでしか観測できません。その後は南の空に移動し、3月に最大光度になります。4月になると日本からも見られる位置まで北上しますが、しばらくは太陽方向になるため観測できません。6月になると明け方の東の低空で観測できますが、光度は現在と同じくらいまで暗くなっているでしょう。
この彗星、よく14等級になるまで発見されなかったものです。その後LINEARの過去の画像が調べられ、12月9日から12月15日までの画像から17等級から16等級の10個の観測が見つかっています。
2005年01月15日
探査機ホイヘンスが着陸成功しました
日本時間14日夜、土星の衛星タイタンに探査機ホイヘンスが着陸成功しました。着陸地点は運良く平らなところで、周辺には岩石か氷の塊のようなものが多数写っています。ホイヘンスは降下中にもたくさんの観測データと画像を地球に送ってきているようです。着陸後は、火星探査機のローバーとは違って移動できないし、わずか30分しか活動できない設計になっているので、このわずかな時間に勝負したと思われます。現在はもう役割を終えて静かに鎮座していることでしょう。
NASAではこれらのデータを解析中で、今後たくさんの貴重なデータが公開されることでしょう。
毎日新聞サイエンス
今後の解析結果は下のNASAのページで公開されるでしょう。
NASA - Cassini-Huygens: Close Encounter with Saturn
【最新探査機がとらえた火星と土星―水と生命の証拠を求めて/タイタンとリングの謎に挑む】
2005年01月14日
彗星衝突観測進行中
日本時間1月13日午前3時47分、ディープインパクトミッションが新しい段階に入りました。これは彗星に大きな弾丸をぶつけて、その様子から彗星のことを調べようというものです。このプロジェクトは、火星探査や土星探査と違って、我々アマチュアの彗星観測者でもその様子を直接観測することが可能です。
衝突させる彗星は 9P/Tempel 1 周期彗星です。約5.5年で太陽を一周します。現在は徐々に太陽に近づきつつあり、同時に地球との距離も近くなりつつあります。1月9日現在の光度は約16.9等で、20cmの望遠鏡と冷却CCDカメラがあれば確実に写ります。今後どんどん明るくなり、7月5日(世界時)に太陽に最接近しますが、この時はすでに地球との距離は少し離れつつあるとは言え、10等級の比較的明るい彗星として望遠鏡で眼視観測できるはずです。その前日の7月4日(世界時)に観測衛星から372kgの銅の弾を発射させて彗星に衝突させます。その様子は観測衛星やハッブル宇宙望遠鏡、チャンドラ観測衛星など宇宙に浮かべてある観測衛星はもちろんのこと、地上からも世界中の大望遠鏡が観測することになっています。順調に増光すれば10等級なので条件さえ合えば衝突の瞬間を望遠鏡で観測することができます。そして、衝突の瞬間はどのていどまで明るくなるのか....。肉眼でも見られるのではないかとも期待されています。
この彗星は衝突の頃はおとめ座にあり、日没時に南中するので子供や入門者向けの観測会の良い対象になるかもしれません。
私はこれからずっと精密位置観測を行い、衝突前後は2000mmの高倍率望遠鏡に冷却CCDカメラを用いて、彗星核周辺の変化を記録し続けたいと思っています。
NASA - Deep Impact
【探査機から見た惑星―米航空宇宙局NASA秘蔵写真集】
2005年01月09日
Windows XP復活
Windows XPにバージョンアップして以来使えなくなっていたCD-WR/DVDドライブがやっと使えるようになりました。思ったとおり、Windows 2000からXPへのバージョンアップ処理がうまくいってなくてデバイスを定義している部分(レジストリの一部)がおかしくなっていたようです。Cドライブを初期化して再インストールしたら正常に戻りました。でも、プログラムの大部分はレジストリにいろんな設定を書き込んでいるので、再インストールすることになりました。2日間格闘し、やっとメールが使えるところまで復活しました。これからまだまだたくさんの設定をしなければなりません。完全復活はいつのことか。
西の空に低いC/2004 V13 (SWAN)を観測したかったのですが、曇ってしまいました。あと2日間、自由に休みが取れるのでまだあきらめません。
2005年01月05日
SWAN彗星(C/2004 V13)観測できず
今夜はたまたま観測地に近い営業店舗で仕事を終えたので、西の空に低いSWAN彗星(C/2004 V13)を撮像するために観測地に直行しました。まだ北極星が肉眼で見えないうちから極軸をあわせ(いつも同じ場所で観測しているので肉眼で見えなくても北極星を極軸望遠鏡に入れることができる)、CCDを冷やし、前回の反省で風に弱いフードを外し万全の体制で臨みました。
西の空の雲が気になりますが、山に沈むまでの1時間ならどうにかなりそうでした。ところが、導入最中に(暗くなるにしたがって)霧のような雲が発生し、低空はその影響が濃く出てきました。彗星の近くの3等級の星を導入するころには空全体に淡い雲が広がり、1等星がぼやけるような空になってしまいました。
風も比較的少なかったし、前回の経験があったので撮影に成功する可能性が高かったのですが、大自然には勝てません。懸命に時間と戦いながら組み立てた望遠鏡を、1枚の画像もなく分解し片付ける時間はいつも以上に寒かったです。
仕事が終わってから駆けつけても間に合わないので、次のチャンスは日曜日の夕方となります。晴れますように。
2005年01月03日
V574 Pupは少し暗くなりました
昨年多胡昭彦さんと櫻井幸夫さんが、とも座に発見した新星V574 Pupですが、1月1日の光度は9.2等と少し暗くなりました。画像を見ても小さくなっているのが良くわかります。
2004年11月30日 7.6等
2004年12月13日 8.3等
2005年 1月 1日 9.2等
2005年01月02日
C/2004 V13(SWAN)を狙ってみましたが
11月にSWANの画像から発見された彗星ですが、減光しながら太陽から離れてきたので狙ってみました。夕方の西の空低空なので、私のような移動観測者は時間との戦いです。
画像は下に示しますが、ひどい画像です。低空のため気流が乱れるし、望遠鏡は暖かい車内から4度くらいの外に出したばかりで筒内気流が発生しているし、風の影響で震えているし.....。ピントも少し怪しいです。悪条件が重なっていたのでので20秒露出で狙いましたが、測定できるような画像は得られませんでした。この直後に山に沈んだのでこれ1枚です。丸の中に直径70"程度の範囲が白くぼ-っとなっていますが、DSSの画像と比較してもこの付近には明るい星はないので、この白く拡散したものがSWAN彗星なのかもしれません。この彗星は今後太陽との離角が大きくなりますが、急激に暗くなる可能性があります(一時は消滅したのではと思われていたほどです)。夕方の低空が撮像できる人は狙ってみてください。丸印のすぐ上にある暗い星が15.3等なので、SWAN彗星の核光度は16等級かそれより暗いと考えられます。60秒露出は必要です。
![[SWAN彗星の付近の画像]](http://www.comet-web.net/mira/Photo/Comet/C2004V13_D20050102.jpg)
SWAN彗星の付近の画像
2005年01月01日
0度で観測したのは初めてです。寒い~。
明けましておめでとうございます。
年末年始はいかがお過ごしでしょうか。
仕事の方ですが、大晦日はコンピュータトラブルに追われて過ごしました。元日もコンピュータトラブル対応に始まりました。
一方天体の方ですが、素晴らしい青空と星空に恵まれました。しかし、年末から全国的に襲ってきた寒気のため、昼間からかなり寒かったです。この寒さで観測できるだろうかと不安になりながらいつもの観測場所へ向かいましたが、電飾のような星空を見て迷わず観測開始。風もなく快適な初観測となりました。
今最も明るいマックホルツ彗星はどんどん上昇し、すばるの近くにあり、肉眼でも見えています。ただ、尾は望遠鏡で見てもわかりづらいです。望遠鏡の視野の1/3が丸くぼーっとしています。CCDで写すと画面から完全にはみ出していて光度測定ができません(下の画像)。下の画像はカラー写真を参考に、白黒画像に色を付けたものです。左(東)向きに何本かの尾が放射状に出ているのがわかります。
この画像を撮って少しした頃、どうも写りが悪いことに気づきました。補正版に露がついていたのでティッシュでキュッキュッと拭いたつもりが、ジョリジョリといつもと音が違います。ライトで照らすと、なんと補正版が凍っていました。氷を溶かそうと思ってハーーと息を吹きかけて拭いたところさらに悪化してしまいました。爪で氷をガリガリ削ってどうにか氷を除去し、大きなフードを取り付けました。フードを取り付けると霜が降りないのですが、少しの風でも揺れてしまうので使いたくないのです。でも今夜は珍しく無風だったので助かりました。片付けるときも電子機器を入れている箱が凍っていて寒く指先の感覚がなくなってしまいました。機材が凍ってしまうほど寒い夜に観測することは初めてのことで、要領が悪いです。外気温計を見ると0度になっていました。無風状態なら0度でもどうにか耐えられることがわかりました。でも普段は風が強いので4度が絶えられる限界です。
では、今年もホームページの更新を一生懸命行いますので、皆様よろしくお願いします。
![[マックホルツ彗星の画像]](http://www.comet-web.net/mira/Photo/Comet/C2004Q2_1400mm_D20050101_GC1.jpg)
マックホルツ彗星の擬似カラー画像