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2007年05月31日

母と砥部焼作ってきました

 今日は焼き物で有名な砥部町(愛媛県)に行ってきました。母にとっては2度目となります。最初は、私が中学生のとき、電話級アマチュア無線技師(現在の第4級アマチュア無線技師)の国家試験のために松山に行った帰りに立ち寄ったのでした。その時に運転手をしてくれた叔父に、ガラス性の塗料で青緑色のグラデーションがかかった美しい陶器をいくつか買ってもらいました。その印象が強く残っていたのでしょう。
 今日は涼しくて、しかも黄砂の影響がまったく無いすばらしい透明度の晴天でした。しかし、遠かったです。ぐにゃぐにゃ曲がった道を3時間ほど走らないといけないので、母は途中で車酔いしてしまいました(ちょっとルート選択を誤ったか....)。
 すべての道の駅で休憩を取りながら、やっと砥部の入り口にある『砥部焼観光センター 炎の里』に昼ころ到着。例の青緑色の食器で良いのがあったら買おうと思いましたが、最近は少ないのかあまりありませんでした。あっても5000円とか1万円とかで贈り物タイプばかりです。母にも何か買ってあげようと思いましたが、「もったいないからいらない」と言います。では、『砥部焼伝統産業会館』に行ってみごとな焼き物見学をしようと思いましたが、あいにく木曜日で定休日です。ではでは以前絵付けをしたことがある『砥部町陶芸創作館』に行こうとしたら、こちらも木曜日が定休日。しかたないので、観光ガイドを読みながら『砥部焼陶芸館』を目指しました。1階部分はかなり広く、展示・販売されています。ここにも母が欲しそうなものは無く、焼き物は興味ないのかなと思いましたが、「絵付けでもしてみる?」って聞くと、「うん、やってみろうか....」との意外な返事が。ありゃ??私が生まれて何十年、絵筆なんか一度もにぎったことが無いのに.....。
 まあ、とにかく本人が興味を持ったことなので2階へ上がることにしました。
 20種類くらいの食器が並べられていて、好みのものを選んで絵を描きます。「実際に使いたいから」ということで茶碗とコップ、それに直径15cm程度の皿を選びました。
 係りの人にやり方を簡単に説明してもらってさあ、準備万端です。


 さて、なにを描くのかな?絵を描くことにチャレンジするとは思えないし...。と思っていたら、下のようなものができてしまいました。


 松尾芭蕉を超えるようなみごとな俳句が3首!!
 そうでした。母は俳句を読む文化人でした(笑)。
朝顔が
よりをもどして
笑顔する
 「実に良い句」だとほめちぎっていたら、空いているスペースに朝顔の絵をかけとの仰せ。
 まあ、絵なら上手いので、それではと書いてみました。「どうだ」と言うと、「よりをもどして」と読んでいるんだから、蕾が要るとのこと。あとから2つの蕾を付け足しました。
 焼きあがったものを宅配してもらう費用を含めて3つで3800円。1階で職人が作った茶碗が900円くらいで売っていたんですが、「そんな高いものはもったいないからいらない!!」と拒絶していたのに、自分が作ったものには3つで3800円でも「ほう、意外と安かったねえ」とのこと(こっちの方が高いんですが....)。世界でひとつしかない焼き物ができたと大満足の様子でした。
 焼きあがって届けられるまでに1ヶ月を要します。絵付けで楽しみ、焼き上がりを待つ楽しみ。焼き物は2度楽しめます。1ヵ月後を楽しみに過ごすことでしょう。
  

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2007年05月21日

関勉先生と二人で観測しました。

(昨日の記事の続きです)
 芸西天文台の「春の天文教室」は最高の条件に恵まれて楽しく行われました。その夜、生徒さんや講師陣が全員帰って関先生と私の2人だけになると、機器の使い方や観測風景を見せてくださいました。
 まず、カメラですが、下の画像のようなものです。これはMamiyaだったかの6x7カメラ(フィルムが大変大きい)です。通常のカメラのレンズに相当する部分は、望遠鏡がその役割になるので、実際にはフィルムを入れる部分だけを使います。


 先生は、リュックの中に手を突っ込んで、
「あれ?」
「う~~~~ん」
ゴソゴソ、ガサガサ.....。
「う~~~、どこへ行ったろう????」
「う~~~」
ってしばらく何かを探していると思ったら、
「あった」
と言って取り出したのがT-MAX 400という白黒フィルム。
よく見る35mmフィルムより縦に長い箱に入っていました。これが6x7フィルムなんですね。
 下の画像はフィルムの装填風景です。


 このカメラを60cm反射望遠鏡の先に、内側に向けて装着します。つまり、手前にある反射鏡で1回反射された光をカメラで撮影するんです。
 望遠鏡は巨大なので180cm程度の台座に乗って装着します。


 私も台座に上らせていただきました。
 下の画像は、望遠鏡の先から見ているところです。望遠鏡の中央の副鏡の部分にカメラが取り付けられています。奥の方に直径60cmの鏡が見えています。望遠鏡本体の巨大さに比べると小さく感じます。


 ここから先はドーム内の蛍光灯を消して、真っ暗な中での作業になります。
 まず、プリンターから印刷した彗星の位置推算表を参考に、コントローラを操作して導入します。赤経軸(東西方向)はコントローラで動くので楽ですが、赤緯軸(南北方向)は壊れているので、全身の力を使って動かさないといけません。バランスは完璧に調整されているとは言っても何トンもある望遠鏡の角度を変えるのは体力が要ります。幸い、エンコーダは壊れていないので手で動かしても、望遠鏡が向いている座標はコントローラに正確に表示されます。
 今夜の撮影は、現在一番明るいC/2007 E2 (Lovejoy)彗星です。60cmの背中に乗っている20cm屈折望遠鏡を覗きながら微調整をしていた先生が、
関先生 「ん~~、かなり淡いですが見えています」
関先生 「そうぞ、見てみてください」
とのこと。
11等級まで暗くなっているLovejoy彗星が眼視で見られるとは思ってなかったので、期待して覗いてみました。
私 「.......。」
関先生 「どうですか」
私 「...。何も見えません。」
関先生 「見えませんか。お~~~ほっほっほっ」
っと笑われてしまいました。
しばらくじ~っと眺めていたんですが、見えません。どんなに集中しても見えません。
あきらめて、目をそらそうとしたら、気のせいかと思うような、かなり大きな宇宙のムラのようなものが見えました。
 そうでした。人間の目は中央部分は解像度が高いが感度は低く、目の中央からそれた部分は解像度が低いが感度が高くなっているのでした。ですから、目をそらそうとしたときにうまいぐあいに感度の高い部分がキャッチしたんです。コツがわかってきたので、ちょっと目をそらしぎみで観測してみました。
私 「あっ、なにかあります」
私 「目をそらしたら何かあるのがわかります」
関先生 「そうでしょう」
私 「かなり大きいですね」
関先生 「はい、そうです」
その姿は、いつも冷却CCDカメラで撮像している彗星の姿とはまったく異なっていて、ものすごく(本当に限りなく)淡い雲がある感じで、中央集光してないので、それが天体だとは到底思えません。これが11等級の彗星の姿なんだそうです。そういえば、昨年塩塚高原で眼視観測した11等級の彗星もこんな感じでした。CCDで撮像した彗星像よりも、はるかに広い範囲にコマが広がっているのがわかります。
 11等級の彗星を見ることができたので満足し、撮影開始です。
 関先生は真っ暗なドーム内で、赤いライトをつけて市販の普通のノートに天体名と撮影日、赤経、赤緯を記録して、2台ある電波時計を交互に見ています。
 秒読みを始めたかと思うと、なにやら棒を使って望遠鏡の少し上の方にあるボタンを器用に押しました。するとバシャという音がしました。これがカメラのシャッターを押すスイッチだとか。
 この時にドームの中にあった杖(よく年配の人や足の不自由な人が持っているT型のやつ)の意味がわかりました。シャッターを押すための杖だったんですね。
 2分間の露出中はドームの中ではなにもすることがないので、外に出て星空観望です。春には珍しく黄砂がほとんど無い、非常に綺麗な星空が見えていました。微恒星がたくさん見えるのでザラザラした感じの星空です。
私 「春にはめずらしいすばらしい星空ですね~」
関先生 「そうですねえ。西の空にまだ月があるので、あれが沈んだらもっとよく見えるようになります」
私 「からす座が鮮明に見えますねえ」
関先生 「物凄いですよ~」
私 「来年望遠鏡が新しくなって、冷却CCDカメラが導入されたら楽しみですね」
関先生 「そうですねえ。何等まで写るでしょうか?」
私 「この前、からす座がまともに見えないような日に、20cm反射でNGC 4477を8分露出で撮ったときに、18.6等まで写っていましたから.....」
関先生 「おお!そうですか」
私 「19等級なら、もう楽に....」
 (現在の芸西天文台はフィルム写真なので、18.5等を撮るのにも何十分の時間を要しています)
 という感じで、満天の星空の下で1年後の新らしい天文台でのことを想像しながら過ごしました。
 この夜は2枚だけ撮って終了です。
 下の画像は撮影が終わってカメラを取り外しているところです。


 その後は雑誌社用の写真を私がカメラマンになって撮影しました。プロカメラマンの目線と違うので大丈夫だったか心配です。
 下の画像は携帯電話のデジカメで撮りました。この望遠鏡は年末ころに取り壊されます。赤道儀に乗っている4つの望遠鏡はそれぞれ別々の場所に嫁いでいく方向で検討されているようです。


 今後は毎月1回くらいは講師として参加したいと思います。講師と言っても、教壇でお話しするのはベテランの本物の先生方がおられるので、私は望遠鏡を動かしたり、そばで解説するようなことをやっていきたいと考えています。

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2007年05月20日

芸西天文台の講師になりました

 私、実は今年の4月から高知県立芸西天文学習館(芸西天文台)の講師として登録されているのですが、今日は「春の天文教室」という年に数回の新聞広告の入る時間の長い観測会に講師として参加してきました(時間の短い通常の天文教室は毎週行われています)。
 講師といっても、一般公開にすら参加したことがなかったので、とりあえずご挨拶と、どの程度のレベルの話をどのように行っているのかというリサーチがメインでした。
 参加者の定員は40人ですが、35人ほどの参加者がおり、適度な人気です。
 まず、高知県文教協会の石田理事長のご挨拶と講師陣の紹介がありまして、私も新たに加わった3人とともに紹介いただきました。これまでは、7人の講師陣だったのですが、今年からは3人増えて10人体制になりました(その内7人が学校の先生、または元先生です)。
 16時30分という明るい時間から始まるので、まず川添晃講師が太陽系惑星のお話をしました。今日観測予定の水星、金星、土星について、黒板に書いたりパソコンを使ってスクリーンに映したりしながらの説明です。子供たちは熱心にメモを取っていました。
 その後は他の講師がなにかのお話をされたようです。

これから講師陣のご挨拶

 途中で関勉講師が来られたので、村岡健治講師と3人で来年度からの芸西天文台の観測体制について打ち合わせをした後、3人で望遠鏡のセッティングに向かいました。観測者は40人近いので、2基ある性能の異なる望遠鏡をうまく使わないと、予定されているすべての惑星を見ることができません。
 まず、明るいうちに見える水星をメインの望遠鏡で見ようということになり、関講師直々に導入です。その時に望遠鏡のコントローラの使い方を教えていただきました。望遠鏡の制御基盤が壊れているので職人的な技が必要です。かなり訓練しないと無理です(苦笑)。

水星を導入する関勉講師

 メインドームの隣にある観測小屋の望遠鏡はすでに太陽観測が始まっており、小学生達は白い紙に投影された黒点を鉛筆でなぞっていました。
 導入が終わると、メインの望遠鏡での観望の解説は私がやるようにとの関講師の仰せ。記念すべき初仕事です!
 一人ひとり大きな脚立に昇ってもらい、
私 「は~い、気をつけて登ってね」
私 「(接眼レンズを指差しながら)ここを覗いてね~」
私 「真ん中に白い点が見える??」
お子様 「うん!見える~~」
私 「それがさっき勉強した水星ですよ」
私 「半月のように欠けてるの、わかる?」
お子様 「うん、わかる~~」
 という感じで、脚立から落ちないように体をささえてあげながら解説しました。

観測者を待つ望遠鏡

 太陽の講師と水星の観測が終わると、一旦学習館へもどりお食事休憩です。
 私と関講師は作戦会議を行い、メインの望遠鏡で月を見てもらい、外の望遠鏡では金星を見てもらうことに決定。透明度は春にしたら抜群で、大気の状態も比較的安定していたので三日月が大変美しく見られました。
 月は望遠鏡で見ると想像を絶するほど美しいので、子供も大人も大感激でした。こんなに喜んでもらえると説明する方にも力が入ります。その内、先に見た人がデジカメをもって戻ってきてコリメート撮影です。それを見た人が、我もわれもと撮影大会になってしまいました(笑)。でも、なかなかうまくは撮れなかったようです。
 その間、外の望遠鏡では金星の観望が行われていたようです。
 最後はメインの望遠鏡で土星です。輪のある土星はやはり人気があります。大気も安定していたので大満足だったのではないでしょうか。
 木星は昇ってくるのが21時ころなので望遠鏡で見るには時間切れで、帰りながらの肉眼観望となったようです。
 今日は9人(8人だったか?)の講師がそろったわけですが、皆さん長年やっているので、特に打ち合わせすることもなく自然に、学習館(こちらはあらかじめ担当が決まっていた)、メイン望遠鏡、サブ望遠鏡、屋外での眼視観望と4班にわかれて少ない時間をフル活用するという、みごとなチームワークでした。
 今日は(今日も)小学生とお母さんがメインでしたが、子供って問いかけるとちゃんと答えてくれるし - 当たり前か(笑) - いろんな反応を示すのでかわいいですね。しばらくは望遠鏡係をやろうと思います。
  

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2007年05月17日

Skipeでテレビ電話やってみました

 海外にいる、えらいセンセと役員がウェッブカメラを使ってSkypeで対談したいというので、大急ぎでウェッブカメラを買ってきて設定してみました。Skypeというのは、インターネットができるパソコンを使って無料で世界中と話やテレビ電話ができるシステムなんですが、設定は非常に簡単で、2~3分もあれば使えるようになります。使ってみると、画像がかなり遅れることはあるものの、音声はあまり遅れることなく届きました。
 下の画像は中央のノートPCと左端のPCでテレビ電話をやっているところです。中央のノートPCには相手側の画像が表示されていて、左側のPCには私が撮影している姿が写っています。ディスプレイの上に乗っている目玉みたいなのがウェッブカメラです。3000円~6000円くらいであります(一番安いタイプで十分です)。
 自宅でもやってみたいんですが、まず掃除をしないとはずかしいです。それか、背中側にニューヨークの高層ビルからの風景ポスターでも貼りましょうか。

  

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