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2008年05月29日

美しい空が広がりました

 昨日は一日中雨が降りましたが、今朝は綺麗に晴れました。黄砂が洗い流されて透明度の非常に高い美しい風景になりました。平野部の上の空は真っ青いのですが、山の上には白い雲が低空にモクモク沸いて美しいです。地球は宇宙の中でも最も美しい天体です。

夏っぽく美しい南国市の風景

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2008年05月27日

ドームの上に鳥がいた

 今日は関勉先生が冷却CCDカメラを使ってテスト撮影したいということだったので、その使い方を説明するために現地で合流する予定だったのですが、太陽が沈む直前になって突然全面曇りになってしまいました。昼間はすばらしい青空でも、夕方になると一気に雲が広がります。関先生から「曇ってきたのでちょっと様子をみましょう」という電話がかかってきたのですが、19時まで様子を見ていたら雲が薄くなってくる気配を感じたので芸西に行きました。
 透明度が非常に悪いものの、雲はほとんどなくなってきたので、恒星追尾の精度テストをやりました。

 少ししたら、外でガサガサ、ゴソゴソと音がしたので、「あっ、関さんが到着したかな」なんて思っていたのですが、中々ドームに入ってきません。個人観測所の方でなにか準備でもしているのかと思いながら望遠鏡の向きを変えていると、また外でゴリゴリって音がします。なんだろう?って思って望遠鏡を見上げると.....。
 ドームのスリットの間を鳥が跳ね回っていました!
 この鳥がドームを小突いてたんですね~。
 まさか、望遠鏡の中に飛び込まないよな~と心配しながら眺めていたらすぐにどこかに飛び去りました。以前の60cm反射望遠鏡は主鏡と副鏡の間は大きな支柱(パイプ)で支えられていたので、なにかが飛び込むことは無いのですが、今度の70cm望遠鏡は金属の筒で全体が覆われています。この中に虫や鳥が飛び込むと取り出すことができません。
 私が持っている20cmのシュミットカセグレン望遠鏡は先端に補正板がついていて、密閉された構造になっているので、望遠鏡の中に何かが飛び込むことはないのですが、この望遠鏡は先端が開放されているのでいろんなものが入りそうです。
 この望遠鏡は常に真上を向いた状態で停止しているのですが、ドームのスリットを開けるときは望遠鏡のフタを閉じた状態で行っています。スリットを空けた瞬間に天井に乗っていたものが望遠鏡の中に落ちる不安があるんです。その後、少し傾けてからフタを開けるようにしています。
 でも、本当に何かが飛び込んだら、どうやって取り出そうかな~。

ドームの上に鳥がいた

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2008年05月21日

70cm望遠鏡の一般公開開始

 5月21日、芸西天文学習館が半年振りに一般公開を再開しました。望遠鏡を最新鋭の70cm反射望遠鏡にパワーアップして最初の一般公開です。オープニング記念講演として、国立天文台石垣島天文台副台長の宮地竹史先生(高知県出身)によるお話がありました。

40席が満席の記念講演会

 演題は「宇宙を見ること考えること」。大型スクリーンに豊富な図や写真などが投影されながら1時間ほどのお話でした。宇宙の構造の話、光学観測と電波観測の話、宮地先生の専門である電波望遠鏡を使った大規模なプロジェクトである、VERA(VLBI技術による電波位置天文学の探究)の紹介とこれまでの成果、そして目標とするものなどが語られました。特に感動的だったのは石垣島に天文台ができるまでに、市民や学生などが何度も却下されながらもそれでもあきらめずにいろいろな手を使って、ついに国立天文台と石垣市の合同出資によって完成にこぎつけるという話です。また石垣島にある電波望遠鏡を使った学生参加の観測実習で本当に新しい電波天体を発見してしまい、日本天文学会のジュニアセッションで発表することができた話などは、今後の芸西天文学習館での活動のために参考になりました。
この大型スクリーンに投影しながら講演されました

 宮地先生のお話は19時30分ころに終わり、その後は関勉講師が司会をしながら、石垣島天文台を訪問したときの思い出話や、一般の人が宮地先生へ質問などしました。空は薄い雲が満遍なくかかっていて晴れる気配がないので、宮地先生と関講師が予定より多めにお話をされたようです。
 私はその途中でドームの方に呼ばれて行ってみると、テレビカメラや記者など報道陣がいて望遠鏡の専門的なことを質問されたので30分くらいいろいろ解説しました。
 そのうち一般の人がガヤガヤとやってきたのですが、雲がかかっているので望遠鏡の説明しかできないなあと思っていました。接眼レンズを覗き込んで目を凝らしても何の光も見えず。「な~んにも見えませんねえ~」なんて残念そうに言ってましたが、ふと、もしかしたらピントを正確に合わせたら見えるかもしれないと思いました。とは言っても天体が見えないのでピントの合わせようがありません。しかし、NHKのナマ放送のときに学んだ手法が役に立ちました。22mmの接眼レンズを装着したときの副鏡の位置は-17.2mm前後だったのです。(この望遠鏡は副鏡の位置を移動させることでピントを合わせます)。コンピュータを操作して副鏡の位置を-17.2mmまで移動させてみました。接眼レンズを覗き込んでいると副鏡がその位置にゆっくりと近づくにつれて中央部にわずかな光が見えてきました。70cmの大きな鏡は、雲でさえぎられた土星のわずかな光をかき集めて、暗いながらも美しい姿を映し出しました。「この望遠鏡は雲があっても土星が見える」という別の感動を与えました。いつもは揺らいでいる土星がこの日はピタリとみごとに静止していて、もし晴れていたらすばらしい姿で見られただろうと少し残念でした。しかし、望遠鏡で初めて土星を見た人は大変感動したようです。
 気流の揺らぎが少なかったのは、ついさきごろ望遠鏡本体に付けた4つの扇風機の効果もあると思います。

当日の様子
 こんな感じで一般公開初日は終わりました。

 一般の人が帰った後、講師陣は残って望遠鏡やコンピュータを操作したり、エラーが発生したときの復旧手順を確認し合ったりして、23時30分ころ学習館を後にしました。

 さあ、6月から本格的に一般公開が開催されます。ほぼ毎週のように計画されていますので、どんどんお申し込みください(参加費は無料です)。
 学生が夏休みの期間は毎回満席になりますが、それ以外の期間は余裕があります。人数が少ない時は思う存分ポータブルデジカメや携帯電話のカメラで惑星のコリメート撮影などお楽しみいただけます。また、リクエストにお答えして予定外の天体もごらん頂くことができます。
 詳しくは高知文教協会の芸西天文学習館のウェッブページをご覧ください。

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2008年05月19日

門田健一さん、芸西天文台に現る!

 台風4号が南海上に近づいて荒れ模様の中、芸西天文台(芸西天文学習館)に行きました。
 天文ドームは入り口にひさしが無いので中に入るときにびしょぬれになります。傘をたたんで、服に付いた水滴を払っていたら、後ろから「こんにちは」という聞きなれぬ声が。そこには門田健一さんが明るい蛍光灯逆光の中に立っていました。ついに門田さんとの対面です。これまでは電話で1度話をしただけで、会ったことは無かったのです。
 門田さんは世界有数の彗星観測者で、埼玉県上尾市のような明るい空の下でも19等級の彗星を観測し、観測数に関しては個人ではぶっちぎりの世界最多報告数を誇っています。
 その門田さんが休暇をとり、故郷の高知市に帰ってきているのです。そこで門田さん、村岡健治さん、関勉さん、そして私の4人で観測しながら、まだ調整中の70cm望遠鏡に関してアドバイスをいただこうということになっていたのです。
 経験豊富な観測者は一瞬見ただけで多くのことがわかるものですね。挨拶もそこそこに、機関銃のような早い口調で多くのアドバイスを頂きました。メモを取っている暇は無かったので集中して聞き、帰ってきてから忘れないうちにメモを作成しました。

台風4号が近づく空

 その後雨が一層強くドームをたたく中、4人は床に座っておにぎりを食べながら、先ごろ広島で開かれていた彗星会議での話しや、マックノート氏のしられざる話を聞きました。門田さんの口からは驚くような言葉が次々に出てきて尽きることがありません。やはり観測にしても、情報収集にしても限界に挑戦し続けている人が自ら体験した話は説得力があります。


 帰り際にふと望遠鏡を見上げるといつの間にか扇風機が4つ四隅に付いていました。これはテスト撮影しているときに望遠鏡内部の空気の乱れが画像にかなり悪影響をしていることがわかったため、メーカーに扇風機を付けてくれるようお願いをしていたものです。
扇風機が付いた70cm反射望遠鏡

 つい先般、メーカーの技術者が来て2日間徹夜で作業をしてくれたのだとか。
 中央の小さな黒くて丸い部分が扇風機です。これで望遠鏡内部の空気を吸い出すことで外部との温度変化をなくし、空気の乱れによる星の揺らぎを少なくすることができます。
 そのほかにも100個の恒星を導入テストして調整し、導入精度が向上されたようです。導入精度はもともと良好だったのですが、惑星を導入して一般の人に高倍率で見てもらうときに、視野から少しずれるのでした。これは、この望遠鏡がコンピュータで操作しないと向きが変えられないので、重要な問題なのです。ハンドコントローラで向きが変えられるのならその程度の微調整は簡単ですが、コンピュータ操作しなければならないので、2人がかりじゃないと星を中央に持ってこられないんです。一人がコンピュータを操作し、もう一人が「もうちょっと右....、いや、やっぱり土星の輪の方向に少しだけ....、ちがうちがうその逆の方だ」なんてやってるんです。一般公開のときにこんなことするのは時間の無駄なので指摘されていたのでした。
 そのほかにも光軸がさらに精度良く調整されたり、斜鏡の有効径が少し大きく改良されたりしているようです。反射鏡が早くも汚れていたとかで、綺麗にクリーニングされています。黄砂が飛び込んでくるのですぐ汚れるんです。
 また、冷却CCDカメラで撮影したときに周辺にできるゴースト状の白い輪は、門田さんの指摘により、原因と思われるものが判明しました。この対策はそんなに費用のかかるものではないので、近いうちにメーカーに説明し、対策してもらいます。
 多くの専門家や観測者からの助言をいただき、そしてメーカーの誠意ある対応により徐々に理想の望遠鏡システムに近づいています。

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2008年05月15日

あじフライ弁当は美味しい

 南国市方面にいく機会があると時々寄るのが、空港のすぐ西にあるスリーエフ(コンビニエンスストアー)。昼ころ行くと店内製造のお弁当があるんですが、これが結構美味しいです。このところ気に入っているのが「あじフライ弁当」。今日は早めに行ったので1つありました。この前行ったら無かったので、「あじフライ弁当って売り切れたんですか?」って聞くと、お弁当を作っている人が、「10分くらいで作れますので...」って、作ってくれました。出来立てほくほくサクサクのあじフライは大変美味しかったです!でも今日のは冷めているので出来立てほどでは....。レンジで温めてもらったら良かったかな。左に写っているお茶は三角くじで見事当てたものです。今日はついてるぞ。

店内製造のあじフライ弁当

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2008年05月08日

毎日毎日テスト撮影

 毎日毎日テスト撮影と訓練です。60分間の恒星時追尾テストをやったり、赤緯0度で子午線を通過する追尾試験をやったり天頂付近を通過する場合の長時間追尾テストをやったり、そのほかにもたくさんのパターンのテストをやっています。30分のテストとか60分のテストは退屈でたまりません。露出の間な~~~んにもやることが無いし。電気を消しているので本も読めないし....。
 望遠鏡システムはすばらしい部分が多いのですが、70cm主望遠鏡に見過ごすことができない課題が残っています。その原因を追究すべくいろんな撮影をやっています。
 以下はかなり以前のテスト風景ですが、70cm主望遠鏡の背中に乗っている15cm屈折望遠鏡に冷却CCDカメラSTL-11000Mを接続してテスト撮影している様子です。この15cm屈折望遠鏡はすばらしいです。いきなり公開できるようなM27(亜鈴星雲)のLRGBカラー合成画像が得られました。ただ、経緯台なので視野が回転するところが残念です。まあ、1分露出程度なら回転は目立たないので、1分露出をたくさん撮って合成すると美しい画像が得られます。眼視でも針で突いたような鋭い恒星像が見られて楽しいです。

15cm屈折望遠鏡でテスト撮影中の様子

 しまいにはナスミス焦点に接続されている眼視観望用の装置(我々は潜望鏡と呼んでいます)にCCDを接続してテストしています。まあ、普通、こんなところにカメラを接続することはありませんが(笑)。これが最初で最後だと思います。

眼視観望装置に接続した冷却CCDカメラ

 早く課題を解決して、正式に県のものにしないと、いつまでたっても画像が公開できないし、観測データも発表できません。もうテスト撮影にも飽きてきましたし...。
 そういえば、もうとっくに本格観測を始めていると思っていた北の地方の大望遠鏡もまだ”テスト撮影”なのだとか。おかしいなあ、そんなはずは無いのだが....。まさか....。と思っていたのですが、そのまさかが当たっていたようで、あちらもいろいろご苦労されているようです。

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