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2008年10月30日
美味しい梅酒ができた!!
6月20日製作開始。普通、梅酒に使うのはまだ青くて酸味の強い梅を使うようですが、マニュアルどおり作っても面白くないので、梅干用の黄色くなったものを使ってみました。お店に並んでいた黄色い梅の香りが私の梅酒のイメージにぴったりだったんです(笑)。っで、お酒はというと普通、果実酒用焼酎(アルコール35%)が良く使われますが、これではまたまた面白くないので、もっとアルコール度数の高い、サントリーウォッカ100プルーフ(アルコール50%)を使ってみました。ウォッカは味も香りも栄養も無いの
で梅の風味がそのまま味わえるのではないかと....。しかし価格が果実酒用焼酎の2倍なので失敗したら財布に大打撃なのでちょっと少なめに作ってみました。氷砂糖もちょっと少なめにしました。甘いお酒は好きじゃないのです。ただ、この糖分が果実の旨味を搾り出すのだそうで、ある程度は必要なようです。さあ、どんな味になるかな?もしかしたら大失敗かもとどきどきわくわく。
下の画像は6月20日の画像です。

2008年6月20日、黄色い梅で開始
押入れの暗いところに置いてあったのですっかりこの梅酒のことは忘れていました(笑)。先日蔵書の整理をするために押入れの中を見たら梅酒があったので引っ張り出してきました。
すっかり琥珀色に染まり、濁りもありません。良い感じです。

2008年10月30日の梅酒
ひや~~、美味しい~~~~!!!
氷砂糖を少なめにしたのが大正解でした。甘くなくて良い感じです。風味も少し熟した梅の香りがそのまま出ています。
それに、胃が痛くなりません。叔父が作った青い梅のやつだと胃が痛くなるんです。酸がたくさん含まれているので胃を刺激するのでしょう。叔父に言ったら「一度にそんなにたくさん飲むやつがあるか!」って言われたんですが、そんなに飲んでません。
やはり酸の少ない黄色い梅のやつがいいです。
紀州の高級梅とウォッカで作った甘さ抑え目の梅酒。
これは高く売れるぞ!
っと思ったのですが、これを売ってしまうと酒税法違反で逮捕されるらしいので、やはり1人で味わうことにします。
これに気を良くした私が、これで終わるはずがありません。さあ、次はどんな果実酒を作ろうかと考えている最中です。
2008年10月19日
蔵書の整理

古い天文書籍
さらに隣の部屋にある2つの本箱も自分の部屋に入れたいのです。
実はさらにさらにありまして、ダンボール箱に32箱の天文雑誌がありまして、これを部屋に入れると、壁の3面が本箱で埋め尽くされそうな感じなんです。小さな古本屋で生活している感じになりそうです。もうすでに、部屋が古本くさいし....(笑)。
さらに、さらにさらにコンピュータ関係の本など仕事で使う本が100冊以上会社に置いてありまして、これを持って帰れっていわれたらどうしようかと...。まあ、コンピュータ関係は本業なので、仕事で使うという理由でしばらくは会社の本箱に入れさせてもらうことにします。

床に盛られている書籍
私が死んだら芸西天文学習館の書庫に運んでください >遺言
2008年10月13日
RKC高知放送の収録がありました

インタビューを受ける関勉氏

取材する人って本当に大変だと思います。自分の専門じゃないものを毎週取材して、その内容を理解し、上手に伝える。これをいくつかの番組を平行してやっているわけですから...。しかも締め切りまで十分な日があるわけではないし。本当に立派だと思います。
放送は10月18日(土曜日)RKC高知放送、17時~18時の公園どおりのウィークエンドです。
2008年10月12日
14夜の塩塚高原に行きました
塩塚高原は何度も行っているんですが、今回は私がまだ行ったことのない場所で、キャンプ広場ってところにいるとのことだったので、場所はすぐ分かりました。広い施設ですが、一発で久保氏を発見しました~。
塩塚に来るのは2008年8月11日以来のことです(1年2ヶ月も来て無かったかなあ?)。
一番上に陣取ったスペースから管理棟方向を眺めたところ到着してまもなく日没になりました。西の空にサーチライトのようなオレンジ色の光が昇っていたので撮像しました。

西の空に昇るオレンジ色の光

うどん温め中

久保氏の望遠鏡(高橋EM-200に28cmシュミットカセグレン)

木星とガリレオ衛星(コリメート撮影)

14夜の月

月のクレータ(デジカメのズームで拡大)
22時を過ぎるとかなり寒くなってきたし、雲が多くなってきたので私は予定通り自宅に帰りました。久保氏は月曜日(祭日)は仕事が休みとのことで、新しく買ったキャンプ用テントに潜り込んで自然を満喫したことと思います。
良い気分転換になりました。
2008年10月10日
彗星観測者の半日
10月8日にインターネット回線が開通したので天文関係の速報があるサイトやメールを読みながら観測しました。最新の情報を見ながら観測できるので便利です。これまではメモリースティックに最新の軌道要素を保存したり、MPECのメールを合体させたファイルを作成して持ち運んだりしていましたが、これからはそんな必要はありません。
またThe NEO Confirmation Pageなど見ながら観測できるのは楽しいです。このページには発見報告があったがまだ確認観測されてない移動天体の位置情報が掲載されています。ですから、まだそんな移動天体が本当に存在するのかどうかわからないので国際天文学連合も正式な彗星名や小惑星名は与えてなくて、発見した天文台がつけた仮の名前で公開されています。新月の前後は暗い天体が観測できるのでたくさん表示されていますが、満月前後はほとんど表示されません。ほとんどの天体は1~3日でこの一覧からは消えます。消えたものは確認観測がされたために正式な天体名が付けられてIAUCやMPECで公開されたものです。しかし、存在しないと判断されたもの(ノイズだったり天体じゃないものなど)もあるのでそれらも消えます(これも結構多いです)。
8日の夜は雲の多い空で、露出中に雲が通過してまともに観測できないので、The NEO Confirmation Pageを見ていました。するとD1D001という仮の名前が付いた16等級の非常に明るい天体が掲載されているのに気づきました。しかし、雲が多くて写せそうにありません。
21時まで粘ったものの10個くらいの明るい恒星が見える程度の天気で観測できる状況にはならないので、もう帰ろうと思って観測用PCの画面を消しました。しかしあきらめきれないので再び外に出て空を眺めていると東の方から少し晴れ間が見えてきました。やっぱり、もうちょっと粘ってみようと再び観測用PCの画面をつけて待っていると21時15分に急に星空が広がり始めました。粘り勝ちです。月明かりがあるので明るい彗星に向けて撮像を開始しました。
いくつかの彗星を撮像しながらYahoo!のウェッブメール(私のメインのメールアドレスに届いたメールはすべてYahoo!のウェッブメールに転送される)を読んでいると、oaa-comet ML(OAA彗星課メーリングリスト)に佐藤裕久さんから先の16等級の移動天体についての情報が流されました。「軌道を計算してみると小惑星とは思えない軌道が計算されたので、もしコマが観測されたら彗星の名前がつくだろう」というものでした。位置を調べると北極星のすぐ近くです。晴れているかどうかはドームの中からは確認できませんでしたが、とにかく望遠鏡を向けて、試しに2秒露出してみるとちゃんと星が写ります。そこで1分露出で3枚撮ってみました。恒星より少し太い感じがするもののはっきりとしたコマや尾は確認できません。そこで今度は思い切って10分露出をしてみました。こんなときの待つ10分間は本当に長いですね。長い10分を待って画面に表示された画像には西に向けた短い尾が写っていました。彗星です!
彗星の名前が付く前に観測したのは初めてのことで結構感動モノです。世の確認観測者たちはいつもこのような興奮や感動を味わっているのでしょうか(それとも自分が発見したわけじゃないから事務的なのでしょうか?)。とにかく、大急ぎで5枚の画像の位置を測定して共同観測者の関勉さんと村岡健治さんにメールで送信しました。そしてその場で画像処理してこれも関さんと村岡さんに送信しました。
その後すこしして「やってますか~。雲が多いですねえ」と関さんがドームに現れました。「あれ?変なことを言うなあ、快晴のはずなんだが」と思いながらこの新彗星の画像を見てもらいました。
2時に帰りついてから、10月2日に見つけていた正体不明の小惑星の予想位置を写した画像から移動天体を探しましたが、見つけられませんでした。自分で計算した軌道が外れたのか、3分露出では写らないほど暗かったかのでしょう(10月2日の発見画像はすべて10分露出でした。しかも月明かり無し)。寝ようと思ったら2時5分にMPEC T88(小惑星センター回報)とIAUC 8993(国際天文学連合回報)が届き、D1D001には彗星C/2008 T2 (Cardinal)と名前が付いたことが分かりました。それから村岡さんに「D1D001はC/2008 T2 (Cardinal)になりましたね」というメールを送信して3時頃寝ました。
朝6時半に起きてメールをチェックするとすでに村岡さんかが昨夜の観測データを小惑星センターに送信してくれていて、軌道計算もしてくれていました。
それから昨夜のD1D001=C/2008 T2 (Cardinal)の公開用画像を作成してoaa-comet MLに画像を流しました。
これが観測している日の生活パターンです。この楽しくも体にきついことを次の雨か曇りの日まで続けるのです。
2008年10月09日
芸西天文台にインターネットが開通しました
昨日は会社を休んで、いつもより早起きして芸西天文学習館(芸西天文台)に行ってきました。ついにインターネット回線が開通することになりまして、その工事が午前9時からということで立ち会ってきました。光回線が引けない地域なのでフレッツADSLモアスペシャルです。
ADSLモデムに無線LAN対応のルーターを接続して講義室にあるノートパソコンに無線で飛ばしてみました。有線LANだと2.7メガビットの速度が出て、無線LANだと1.7メガビットでした。試しにGoogle Earthを動かしてみると快適に動作しました。これで曇りの日の一般公開でGoogle Earthの天体モードで星空を見せたりすることができるようにもなりました。
苦労したのはドームの中からインターネットにアクセスすることです。そのノートパソコンをドームに持っていくと電波が届かないんです。パソコンを小窓に近づけるとどうにか電波を受信するので、無線ルータを玄関に出してみたりいろいろ試しているうちにどうにか安定してネットにつながる方法を見つけました。
その方法は、冷却CCDカメラとパソコンをつないでいたUSBの延長ケーブルを奪取し、パソコンの本体に接続し、その先に無線LANのアダプタを差し込んで、小窓から外に出し、すぐ横にある配電箱にケーブルをひっかけるという方法です。この方法だと安定してインターネットにつながります。USBケーブルを無線LANに転用してしまったので、冷却CCDカメラのUSBケーブルが短くて、その夜の観測はケーブルの長さと足元に気を配りながらの観測でしたが特に事故も無く観測ができました。
しかし、これではちょっと不便ですし、常時稼動のサーバーをドーム内に設置したいのでLANケーブルをドーム内に引くための見積もりのお願いをしました。これが予算オーバーだと中継用のアンテナを設置しようかと検討しています。その予算すら無かったら....。私が作業着着てつるはしとドリル片手に配線します。でも、できるだけそれは避けたい....。
2008年10月08日
小惑星2008 TC3は大気圏に突入しました
2008 TC3の地表面への衝突軌道<中野主一氏>
衝突天体パトロール、落下目前の小惑星を発見<AstroArts>
1m程度の小さなもので良かったです。
2008年10月07日
小さな小惑星(2008 TC3)が地球に大接近した!
朝起きると小惑星センター(国際天文学連合の機関)から十数通のIAUC(国際天文学連合回報)やMPEC(小惑星センター回報)が届いていました。私の朝はまずこれらのメールを読むことから始まるのでいつものように読んでいたのですが、なんか変...。同じタイトルのMPECが何通もありました。いよいよセンターのコンピュータが壊れたかと思って削除しようとしたんですが、発行番号がちゃんと加算されていました。これは何かあったなと注意深く調べてみると、4時33分に届いたIAUC 8990を読んでその理由が分かりました。簡単に言うと、小さな小惑星が地球に接近していることが観測され、10月7日11時45分頃(日本時間)に北スーダンを越えて東から西に向けて大気に突入するだろうという記事でした。
それに続くMPEC T52ではそれまでの観測データと小惑星センターが計算した軌道要素、それに位置推算が記載されていました。位置推算を見ると、時間が経過するにしたがってDelta(地球と天体の距離)がどんどん小さくなっています。そして、最後の行に示されたDeltaはなんと0.00003。この数値の単位はAU(天文単位)なので、0.00003AUは4488kmになります。「な~~んだ、4488kmも上空じゃないか」と思わないでください。この距離は地球の中心からの距離です。そして、地球の半径(地表までの距離)は赤道面で約6382kmです。つまり、これは衝突を意味しているんです。
問題は小惑星の大きさですが、絶対等級が30.4等と書かれていたのですが、私には直径にするとどの程度のものか知識が無くてわかりませんでした。しかし、直径がどの程度ならどれくらいの被害が予想されるという知識は書籍などで知っています。
それから自分で軌道を計算してみようと思いデータファイルを作成しようとしたのですが、次々にまるで迷惑メールのごとく最新の観測データが送られてきます。小惑星センターが同じ天体のデータを狂ったように送ってくることはこれまで一度もありませんでした(小惑星センターは世界中の天文台や観測者からの観測データを受信し、チェック済みのデータを特定の人に配信します)。小惑星センターも事態を重視していることが分かります。
しかし、5時25分に送られてきたMPECによると、地球と小惑星の距離は0.00006AU(約9000km=地表から約2600km)に離れていました。とは言っても、これでもかなり心配です。静止衛星の軌道が約35800kmなんです。計算誤差を考慮しても人工衛星並みの距離に入ってくることは間違いありません。
いつまでもデータを眺めているわけにも行かず、遅刻ギリギリまでデータを収集して会社に行きました。会社に着いても仕事より小惑星衝突のことが気になっていて、時々小惑星センターからのメールをチェックしたり、ニュースサイトを見たりしていました。次々に観測データが届くのですが、幸い接近距離の予報は0.00006AUより小さくなることはありませんでした。
この時間(20時50分)になっても特に関連のニュースが流れることは無く、株価が一時1万円を割ったなどというニュースしか流れてないので、大事には至らなかったものと思います。
世間では株価が大暴落して危機的状況の人や企業が多いかもしれませんが、私は地球の危機的状況(?)を知ってしまったために、同様に緊迫した一日でした。
2008年10月06日
ジャコビニ彗星のB核を捉えました!
9月23日の朝、ジャコビニ彗星が3つに分裂していることがIAUC 8978(国際天文学連合回報)によって報じられました。我々、芸西天文台のチームも観測すべく何度か望遠鏡を向けたのですが、雲にさえぎられたりして、分裂した方の暗いB核とC核を捉えることができませんでした。10月1日になってやっとB核の姿を捉えました。これも淡い雲に覆われていてけっして満足のいく画像ではありませんが、70cm反射望遠鏡の力が発揮された画像です。
下の画像は10分露出を3枚撮像し、彗星の動きに合わせて合成することによって、1枚画像より鮮明に見えるようにしたものです。
B核の精密位置測定は1枚ずつ測定しなければならないのですが、極めて淡く拡散しているので重心が取れません。また動きが速く背景の恒星が細長く伸びて、しかも途中で雲が通過するので点線のようになって測定用ソフトがまともに露出中央位置を検出してくれません。4時間ほど散々苦労して、どうにか3枚からの位置を測定し、小惑星センター(国際天文学連合の機関)に報告しました。
C核はずっと西(右)の方にありますが、A核を中心にした画像にも、C核を中心にした画像にも写っていませんでした。しかし、海外の観測者によると20等級で観測されているので、雲の無い暗い夜なら芸西天文台でも十分捕らえることができます。次のチャンスを狙っています。
