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2010年04月29日

昼間の金星を撮ってみました

 今日は祝日ということで仕事は休み。そこで昼間から芸西天文台に行きました。望遠鏡を制御するLinuxコンピュータの立ち上がりが変という連絡があったので様子を見に来ました。原因は簡単に判明。マザーボードに乗っているボタン電池が消耗していたのでした。近くのコンビニで電池を買い、同じ機種であるWindowsの方もついでに交換して業務完了しました。

 せっかく望遠鏡を立ち上げたので昼間の金星を眺めてみました。現在金星は太陽が沈んだ夕方の西の空を見ると、非常に明るく肉眼で見られます。しかし、昼間はなかなか肉眼で探すのは難しいです。
 芸西天文台の望遠鏡はコンピュータ制御なので、コンピュータの画面の金星のマークをクリックし、移動ボタンを押すだけで一発導入できます。
 下の画像は観望装置にポータブルデジカメを押しつけて撮ったものです。青白い背景に少しオレンジ色に見えたので、見た目に近い感じに画像処理しました。太陽の東側に位置しているので左側が欠けていることがわかるでしょうか。金星は太陽の光を反射して輝いていて、地球よりも内側を回っているので、月の満ち欠けと同じような原理で満月のようになったり、三日月のようになったりするのです。


昼間の金星
2010年4月29日14時42分撮像
芸西天文学習館 70cm F10反射の観望装置に
ポータブルデジカメでコリメート撮影

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2010年04月27日

門田健一さんが帰郷しました

 久しぶりの宴会です!
 今日は尊敬する偉大なる彗星観測者、門田健一さんが、兵庫県三田市で開催されていた彗星会議出席の後、高知に帰郷してきました。そこで高知天文研究会(そんな組織が昔あったらしい....、解散はしていないのかも)の6人が宴会をしようという話になり、私も特別に参加させていただきました。研究会のメンバーにお会いするのは2002年4月21日の村岡健治さんの日本天文学会の受賞(軌道計算による功労)祝賀会以来なので、ちょうど8年ぶりのことです。門田さんとお会いするのも2008年5月19日に芸西天文台でお会いして以来です。
 8年もたつのに皆さん変わりませんねえ。会のメンバーは「~妃殿下のそれは老眼鏡では?....」とか、「~男爵は光り方が増した」、「いやいや~殿下こそ面積が...」とかお互い散々言い合っていました(笑)。みんな、貴族のようなカッコイイ名前が付いていて、お互いを呼び合っているのです。でもフルネームはものすごく長くてなかなか覚えられません(笑)。


刺身の盛り合わせ

 みんなすごいパワーですが、今回は門田さんの独演場でした。メンバーが若いころ(学生時代?)に書いた研究会誌(?)からと思われる将来の夢や、その頃のプロフィールの披露があって楽しめました。最後に私のプロフィールも披露される雰囲気になったのですが、門田さんがアドリブで適当にしゃべるのだろうと笑っていたら、なにやら私のことを良く知っている様子。原稿をチラリとみると、私のHPのプロフィールが印刷されていました(笑)。ちゃんと真面目に書いておけばよかった。おはずかしい。


星座グラスと星座マグカップ

 上の写真は門田さんからみんなへのプレゼントで、じゃんけんで選びました。私は星座グラスを頂きました。


星ナビのステッカー

 門田さんは要所要所で紙袋からいろんなものを取り出して話題をさらいます。いっぺんに出さないところがうまいです(笑)。惑星をデザインした芳香剤や星ナビのステッカーも頂きました。これは星ナビのフォトコンテストなんかで入賞しないともらえないような貴重なものではないでしょうか。車にでも貼り付けたいと思います。
 散々飲み食いして後半に突入。さすがにもうネタがないだろうと思っていたら、今度は財布から四つ折りにした手書きのメモが出てきて、全員「まだあるのか!」と爆笑。なんだろうと思っていたら、メンバーをネタにした詩の朗読?が始まりました。いや、音楽的な節が付いているのでこれが詩吟というものでしょうか?詩吟にしても詩の内容が....。なんというか、酒宴にふさわしいというか、酒の席じゃないと許されないような内容ではありましたが、門田さんの文化人(・・・)としての一面も知ることができ、大変有意義でした。
 最後に、なにやらパンフレットに郵便振込用紙がホッチキス止めされたものが配られ、「今すぐ振り込むと、もれなく星ナビ12か月分+1か月分がもらえる」という説明がありました。大変お得だという説明でしたので、近日中に振り込もうと思います。
 門田さんは彗星観測(個人)で世界最高の観測数を誇るばかりではなく、酒の席を盛り上げながらもしっかりビジネスにつなげるなかなかのやり手でした。見習いたいものです。

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2010年04月12日

せっかくの長時間露出でしたが

 たまには銀河を気合い入れて撮ってみようと思いました。
 ちょうどカラス座にある衝突銀河が昇ってきたので望遠鏡を向けてみました。この銀河は南に低いので大気の乱れの影響を強く受けてしまいます。非常に安定した日じゃないと綺麗にはとれません。
 10分露出を10枚撮ってみましたが、1枚は雲が出たのでボツです。それらの画像9枚をコンポジット(重ね合わせてみました)。コンポジットすることで1枚の画像に比べてはるかに美しい画像になるんです。また1枚画像ではわからないような暗い天体が綺麗に浮かび上がってきます。
 この夜は透明度が悪く、気流も悪かったので銀河から長く伸びた触角の部分は写らないだろうと思いましたが、わずかに写っています。
 1枚画像だと何等まで写っているのか調べると17.9等まで写っていました。9枚コンポジットした画像には18.7等まで写っていました。限界光度が0.8等向上したので、コンポジットの効果は絶大です。


NGC 4038 + NGC4039
触角銀河
芸西天文学習館(芸西天文台)
70cm反射望遠鏡 + Nikon D700
10分露出を9枚撮像し、コンポジット

 上の画像は中央部分の綺麗な部分のみにトリミングしていますが、望遠鏡に入ってきた明るい恒星の光がどこかに反射して青白い光線が画面のどこかに写ってしまいます。これはまだ薄い方で、多くはもっと強烈な光としてかぶさってきます。彗星の位置測定にはあまり影響はありませんが、本当に暗い天体を観測するときにはこの光のせいで検出できないことも多いです。
 上の画像も100分もの長時間撮像を続けて作成した画像ですが、画像処理してみるとやはり迷光に覆われていて、努力が台無しです。寒さに震えながら眠いのも我慢して長時間がんばったのに、こんな画像ばかりでは泣きたくなります。実際には周辺部はもっと醜いことになっています。
 芸西天文台の望遠鏡は2008年4月に高知県に納品されたのですが、あれから2年たった今でも公開できるような画像が撮れるようにはなっていません。メーカーは改良しますと言ってくれていますが(それだけが心の支え)、いつになることか、かなり不安になっています。
 このような大型の望遠鏡はすべて特注なわけで、納品直後から何の問題もない望遠鏡はないと思います。とは言っても、2年経過して改良されないのは、観測者にとってかなりの苦痛を伴うものです。
 どうか観測者の気持ちを理解していただき、少しでも早い改修をお願いしたいと思います。

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2010年04月11日

雑草も近くで見れば美しい

 昨日は芸西天文台で格闘して、やっとカメラを取り付けることができ一安心しました。
 夜のテスト撮影までは時間があるのでしばらく休憩です(べつに、天文台で仕事をしているわけではありませんが)。

 昼間に芸西に来ることはあまりないので、野山を散策しました。そしたら、桜の木の下の日当たりの悪い所にすごく存在感のある花が咲いていました。遠くから見ると、いわゆる雑草と呼ばれていて、踏みつけられているようなものなのですが、近くでよ~く見るとなかなか趣きがあります。
 これを持って帰ろうと思いました。
 なぜか車に小さな鉢と園芸用スコップがあります(笑)。全部持って帰ると繁殖しないので半分だけ持ち帰ろうとしてスコップで深く土ごとすくうと、なんとこれらぜんぶが1株でした。地面に生えているときは綺麗に立って生命感にあふれていましたが、鉢に植えなおすと斜めに倒れたりして綺麗に並んでくれません。地面の起伏に合わせて茎が伸びていたようです。何日かしたら綺麗に立つでしょうか?。




 この花、よく見かける"雑草"だからすぐに名前がわかるだろうと思いましたが、何時間調べても、よくわかりません。本当にそこら辺にあるような小さな雑草なんです。
 すくなくとも、「新牧野日本植物図鑑」には載っていない植物です。シソ科タツナミソウ属には間違いないと思うのですが....。
 タツナミソウに比べるとかなり小さく、高さは7cmくらいしかありません。特徴は下の写真の通りです。
 周囲を探してみたのですが、これと同じ花はありませんでした。もしかしたらかなり珍しいものを採ってきてしまったのかも....。


花は、下唇に紫色の模様がある



茎は緑色で縦に紫色の筋があり、横向きの毛が密生している



葉の先端は鈍形で心臓型。筋は緑色

 実家の庭に植えると引っこ抜かれてしまいそうなので、しばらくは自分の部屋で育ててみます。日当たりの悪い所に咲いていたので部屋の中でも大丈夫かな?

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2010年04月04日

芸西天文台の桜が咲いた

 3月20日の記事で芸西の桜ヶ丘公園の桜が咲いたという記事を書きましたが、4月3日にはその上にある芸西天文台の駐車場の桜も咲いていました。夜になったら提灯も灯されて花見の準備ができています。でも夜はけっこう寒いですけど。


芸西天文台の駐車場の桜

 花の具合はこんな感じです。まだ半分くらいつぼみがあります。まだまだこれからです。


芸西の桜のアップ

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2010年04月03日

久しぶりに西の空の水星を眺めました

 高知県平野部は2月下旬からずっと梅雨のような天気が続いていて、温かい南風に強めの雨が降ったりしています。今日は晴れて、月も東にずれてきたので久しぶりに芸西天文台に行きました。
 到着したときにはまだ太陽が出ていたので、西の空に明るい金星でも眺めてみようかと思って制御用コンピュータの画面を見ると、すぐそばに水星がありました。チャンスです。水星は太陽系の惑星の中で最も太陽に近い軌道を回っているので、いつも太陽の側にあり、見かけは太陽を中心に東西に横切るように動きます。最も太陽から離れても19.5度くらいしか離れません。ですから、太陽が沈んだ直後の西の空低空で眺めるか、日の出直前の東の空低空で眺めるかです。それもすぐに太陽の方に再び接近していくので眺める機会は少ないです。
 空はまだ明るかったですが、さっそく望遠鏡を水星に向けてみました。


西の空低空にある水星に向いている
芸西天文台の70cm反射望遠鏡

 芸西天文台の望遠鏡はコンピュータ制御で、画面に表示されている星図にある天体をクリックして移動ボタンを押すだけで非常に正確に導入できます。昼間でも正確に向けられるので4等より明るい天体なら昼間見ることができます(昼でも星は見られるんですよ)。

 その水星の姿ですが、やはり大気がかなり乱れていることと低空なので非常に揺らいでいました。しばらく眺めていると一瞬だけ月のように欠けた姿が綺麗にみられるという感じで、感動するようなものではありませんでした。
 動画を撮像し重ね合わせたら欠けた姿が浮かび上がるかなと思い、撮ってみました。下の画像はポータブルデジカメでコリメート撮影し、RegiStax5で2分間の動画3609フレームをスタック(重ね合わせ)させたものです。欠けた姿が....どころではなくて、乱れた姿が重なって丸くなってしまいました(汗)。本当は右下に太陽があるので、左上が黒く欠けているはずです。画像をかなり暗く調整するとそれに近い姿になりますが、まあ見た目もこんな感じだったので、これで良しとします。
 4月9日には太陽から最も離れるので見やすくなります。また金星のすぐ近くにあるので肉眼でも探しやすいです。4月14日ころまでは眺めやすいでしょう。


水星
2010年4月3日18時53分ころ
芸西天文台の70cm F10反射望遠鏡の眼視装置に、SONY Cybershot DSC-T200を手持ちでくっつけて、2分間の動画を撮影し、RegiStax5で3609フレームを合成した。

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