カテゴリー(芸西天文台の一般公開) | メイン
2009年08月01日
小学生たちと望遠鏡を作りました
8月1日(土曜日)は、芸西天文学習館(芸西天文台)で、特別一般公開『望遠鏡を作ろう(1)』がありました。『望遠鏡を作ろう』は毎年夏休み期間中であるこの時期に2回開催され、すぐに予約が満杯になる人気講座です。通常の2時間タイプの公開と違って、16時~21時の長時間タイプです。年齢制限などはありませんが、夏休みの宿題をかねてか、ほとんどは小学生と保護者の方です。
望遠鏡はキットを作成します。主担当の講師が前で詳しく解説しながら一歩ずつ作成していきます。私も講師として机の間を巡回しながら手伝ったり説明したりしました。
下の画像はその様子です。
『望遠鏡を作ろう(1)』の様子
保護者が来ていない小学生が1人いたので、側で気にかけていました。最初は会話も少なかったのですが、望遠鏡が完成する頃には活発に話しかけてきました。なかなか独創的で、望遠鏡の飾りを斜めに巻いたり、緑色のスペーサーを文字型にはさみで切り抜いて望遠鏡に貼り付けたりと楽しんでいました。小学生は個性が明確に現れて面白いです。高校生くらいになるとどうなんでしょう?私は子供がいないので(嫁さんもいない)、結構新鮮に感じます。
望遠鏡が完成して食事が終わる頃には暗くなって月や星を見る予定だったのですが、この日は昼間から弱い雨が降っていて、夜になっても雨は止んだものの晴れ間は出ませんでした。残念。
望遠鏡はキットを作成します。主担当の講師が前で詳しく解説しながら一歩ずつ作成していきます。私も講師として机の間を巡回しながら手伝ったり説明したりしました。
下の画像はその様子です。
『望遠鏡を作ろう(1)』の様子望遠鏡が完成して食事が終わる頃には暗くなって月や星を見る予定だったのですが、この日は昼間から弱い雨が降っていて、夜になっても雨は止んだものの晴れ間は出ませんでした。残念。
2009年01月25日
東方最大離角直後の金星
今日は夕方から芸西天文学習館で使っているパソコンの修理(調整)に出向きました。よくステラナビゲータのコンテンツを放映するのですが、その最中にまるでレコードの針が飛ぶような音飛びがブツブツ発生するんです。その原因を調べるために、音楽CDなども持っていきました。音楽CDは綺麗に再生できたのでハードディスクになんらかの障害がある可能性があったのでディスクスキャンを走らせました。
そんなことをしているうちに今夜の担当の川添講師と村岡講師がやってきました。18時ちょうどに一般公開が始まったので、担当じゃない私は講義室から出ました。
そして、みんなより一歩早く金星を眺めました。1月15日に東方最大離角になったので、太陽が沈む頃には西の高い位置に非常に明るく輝いています。70cm F10のカセグレン望遠鏡に22mmの接眼レンズをつけて、コンパクトデジカメでコリメート撮影してみました。半月状に欠けた金星がなかなか良く写ってくれました。眼視で眺めてもこんな感じです。

東方最大離角直後の金星
2009年1月25日撮影
芸西天文学習館 70cm F10カセグレン望遠鏡
にコンパクトデジカメでコリメート撮影
しばらくしたら一般の人がワイワイガヤガヤと入ってきました。何を見るかは担当の講師があらかじめ考えているので、私はその天体の解説のお手伝いをしました。
今夜はどこかの老人クラブだったかのグループが来られていて、年配の方が多かったです。大きな70cmカセグレン望遠鏡は楽な姿勢で見るための観望装置が付いているので良いのですが、15cm屈折望遠鏡には天頂プリズムが付いてないので、天頂付近の散開星団などを眺めるときは非常に姿勢がつらいです。脚立に昇った状態でほぼ真下を向いている接眼レンズを覗き込まないといけないんです。「あまり無理しないでくださいね~、グキッっていったらおおごとですから(笑)」などと声をかけながら背中を支えてあげたりしてスバル(M45プレアデス星団)などを見てもらいました。
村岡講師が小学生たちのためにウルトラマンの故郷というオリオン座のM78星雲に向けて解説を行いました。ちょっとうす雲があったので淡い散光星雲は見づらかったようです。
そのオリオン座の下にうさぎ座という星座があるのですが、そこにひどく真っ赤な恒星があるんです。うさぎ座Rという変光星なんですが、これを70cm F10の高倍率で見ると本当に気持ち悪いほど真っ赤なんです。これを見てもらうとみんな驚くだろうなと思ってコンピュータにデータを入力してあったのですが、すっかり忘れていました。残念。
今日はパソコンの修理にやってきたはずでしたが、すっかり長居してしまいました。
そんなことをしているうちに今夜の担当の川添講師と村岡講師がやってきました。18時ちょうどに一般公開が始まったので、担当じゃない私は講義室から出ました。
そして、みんなより一歩早く金星を眺めました。1月15日に東方最大離角になったので、太陽が沈む頃には西の高い位置に非常に明るく輝いています。70cm F10のカセグレン望遠鏡に22mmの接眼レンズをつけて、コンパクトデジカメでコリメート撮影してみました。半月状に欠けた金星がなかなか良く写ってくれました。眼視で眺めてもこんな感じです。

東方最大離角直後の金星
2009年1月25日撮影
芸西天文学習館 70cm F10カセグレン望遠鏡
にコンパクトデジカメでコリメート撮影
しばらくしたら一般の人がワイワイガヤガヤと入ってきました。何を見るかは担当の講師があらかじめ考えているので、私はその天体の解説のお手伝いをしました。
今夜はどこかの老人クラブだったかのグループが来られていて、年配の方が多かったです。大きな70cmカセグレン望遠鏡は楽な姿勢で見るための観望装置が付いているので良いのですが、15cm屈折望遠鏡には天頂プリズムが付いてないので、天頂付近の散開星団などを眺めるときは非常に姿勢がつらいです。脚立に昇った状態でほぼ真下を向いている接眼レンズを覗き込まないといけないんです。「あまり無理しないでくださいね~、グキッっていったらおおごとですから(笑)」などと声をかけながら背中を支えてあげたりしてスバル(M45プレアデス星団)などを見てもらいました。
村岡講師が小学生たちのためにウルトラマンの故郷というオリオン座のM78星雲に向けて解説を行いました。ちょっとうす雲があったので淡い散光星雲は見づらかったようです。
そのオリオン座の下にうさぎ座という星座があるのですが、そこにひどく真っ赤な恒星があるんです。うさぎ座Rという変光星なんですが、これを70cm F10の高倍率で見ると本当に気持ち悪いほど真っ赤なんです。これを見てもらうとみんな驚くだろうなと思ってコンピュータにデータを入力してあったのですが、すっかり忘れていました。残念。
今日はパソコンの修理にやってきたはずでしたが、すっかり長居してしまいました。
2009年01月20日
金星は見られませんでした
2月19日は芸西天文学習館の一般公開があり、関勉先生と私が行いました。今回は高知県内の小学校の生徒さんと保護者の方がメインという貸切状態でした。15日ころに金星が東方最大離角(夕方の空の高い位置に見られる)だったので、望遠鏡で半月状の金星を見てもらう予定でした。明るいうちから望遠鏡を金星に向けてピントあわせもバッチリ。非常に大きくなっているし、高度が高いので大気の揺らぎの影響も少なく非常に良く見えていました。
ところが、18時。みんなのわいわいがやがやという声がし始めた頃、淡い雲が何箇所かに出てきました。
18時ちょうどに関勉先生が挨拶をされる頃には完全に曇り.....。
まあ、この方が落ち着いて学習してもらえるかななんて気軽に考えて、金星などの惑星の天文学的なお話と、関先生が子供の頃の金星にまつわるお話しをされました。
その後も晴れる気配がないので、パソコンで星の一生について放映しました。
19時を過ぎてもまだ晴れないので、"望遠鏡"を見てもらおうとドームに移動しました。ドームの中ではだいたい私がしゃべります。金星、木星、土星は非常に明るいので、多少の雲があっても雲を通して見られるときが多いのですが、今回は見られませんでした。雲が淡くなるのを待ちながら望遠鏡の説明を詳しくしましたが晴れず。しかたないので望遠鏡を上下左右にむだに動かしてドームがドドドドドと大きな音を立てて望遠鏡の向いている方向に回転する様子を眺めてもらったりしたのですが、まだ晴れず。間が持たないので今度は生徒たちにコンピュータを操作してもらい、望遠鏡を動かしてもらったりしていたのですがそれでも晴れず。
外に出て全天を見回すと雲を通して恒星(ぎょしゃ座のカペラ)が1個見えていたのでそれに向けて眺めてもらいました。雲を通しているので、70cmの反射望遠鏡で眺めても、晴れている夜に肉眼で見たカペラとなんら変わりません(汗)。
20時ぎりぎりまで粘りましたが、結局晴れることは無く学習館に戻りました。今回は天体が見られず残念でしたが、その分、講義室でいろいろな話が聞けて学習できるのでそれはそれで価値があります。
又来てくださいね。

金星の公転と満ち欠けする理由を説明する関勉先生
ところが、18時。みんなのわいわいがやがやという声がし始めた頃、淡い雲が何箇所かに出てきました。
18時ちょうどに関勉先生が挨拶をされる頃には完全に曇り.....。
まあ、この方が落ち着いて学習してもらえるかななんて気軽に考えて、金星などの惑星の天文学的なお話と、関先生が子供の頃の金星にまつわるお話しをされました。
その後も晴れる気配がないので、パソコンで星の一生について放映しました。
19時を過ぎてもまだ晴れないので、"望遠鏡"を見てもらおうとドームに移動しました。ドームの中ではだいたい私がしゃべります。金星、木星、土星は非常に明るいので、多少の雲があっても雲を通して見られるときが多いのですが、今回は見られませんでした。雲が淡くなるのを待ちながら望遠鏡の説明を詳しくしましたが晴れず。しかたないので望遠鏡を上下左右にむだに動かしてドームがドドドドドと大きな音を立てて望遠鏡の向いている方向に回転する様子を眺めてもらったりしたのですが、まだ晴れず。間が持たないので今度は生徒たちにコンピュータを操作してもらい、望遠鏡を動かしてもらったりしていたのですがそれでも晴れず。
外に出て全天を見回すと雲を通して恒星(ぎょしゃ座のカペラ)が1個見えていたのでそれに向けて眺めてもらいました。雲を通しているので、70cmの反射望遠鏡で眺めても、晴れている夜に肉眼で見たカペラとなんら変わりません(汗)。
20時ぎりぎりまで粘りましたが、結局晴れることは無く学習館に戻りました。今回は天体が見られず残念でしたが、その分、講義室でいろいろな話が聞けて学習できるのでそれはそれで価値があります。
又来てくださいね。

金星の公転と満ち欠けする理由を説明する関勉先生
2008年11月22日
アストロ教室やりました
今日は芸西天文学習館(芸西天文台)で『アストロ教室第5回目 彗星や小惑星はどうやって見つけるの』を開催しました。このアストロ教室というのは、芸西天文学習館で講師を勤める現役の教諭たちが企画立案して行っている小学生を対象にした体験型学習会です。今年は7月から翌3月までに7回(1回あたり3時間~7時間)の学習会を行い、子供たちの自然科学に対する好奇心を刺激する予定です。
第5回目のテーマは『彗星や小惑星はどうやってみつけるの』ということで、私達3人(関勉氏、村岡健治氏、私)の観測者チームの出番となりました。
3人で話し合った内容は、
(1)まず子供たちに夢のある話をしたいね。
(2)子供たちには絶対理解できないくらい難しい話しでもいいので、潜在的に記憶に残る話をして、大人になったときに何かのきっかけで思い出してもらえるような話しもしたいね。
(3)実際に体験してもらって発見する喜びを知ってほしいね。
ということでした。
話し合ったというより、私が勝手に関さんと村岡さんに一方的にメールで構想を伝えただけです。しかもたった1通だけ....。
もうほとんどぶっつけ本番です。当日の打ち合わせは一切無し(笑)。
しかし、以心伝心といいましょうか、天文家の心は一つといいましょうか、構想どおりの内容となりました(本当は私の勝手な構想にお二人がうまく合わせてくれただけです)。
最初の(1)の部分は関勉講師が盛り上げました。さすがに日本中で講演され、文学賞も受賞されている人ですねえ。間のとり方と言い、笑いを誘う手法と言い学ぶべきところだらけです。(2)は村岡健治講師がシューメーカー・レビー第9彗星の木星衝突のショッキングな内容を、画像や動画を流しながら話しました。「おお!」とか「うわ~~」という声がたくさん聞かれました。後半の、観測追跡されていた小惑星が大気圏に突入した初めてのケースのお話しは、小惑星や彗星の観測者にとっては非常に臨場感があったのですが、専門用語の羅列で大学生でも理解できなかったと思います(汗)。まあ、大人はすごいことやってるんだなあと思ってくれたらそれで良いと思います。(3)は私が観測画像を配布し、写真の中から移動天体を見つける作業を体験してもらいました。また、コンピュータ画像をブリンクさせてピコピコ移動している天体を探してもらったりして、以前の写真時代の見つけ方と、今日のCCD時代の見つけ方の両方を体験してもらいました。
やる前は、子供たち興味を持ってくれるかなあとか、画像をブリンクさせて移動天体を表示させてもしらけてしまわないかなあとかいろいろ心配していたんですが、実際にはわいわいがやがやと大いに盛り上がり、心配は無用でした。
アストロ教室の主担当の講師からは「いままでで一番盛り上がっていましたよ」と伝えられ、ああ、こういう伝え方で良かったのだと非常にうれしかったです。
そういえば、関さんから「芸西で講師をやってみませんか」と言われて、『人前でしゃべるのは苦手なんだけどなあ』と思っていたら、「人前でしゃべるのは得意な先生たちがたくさんいるので、望遠鏡の操作と、天体を見せながらの解説だけやってくれたらいいですから」と言われて、これまではドームの中だけでしゃべっていたのですが、この所と言うか、いつの間にか前に出てしゃべりまくってますねえ(笑)。やはり、『伝えたいこと』があると、人前に出る勇気が湧いてきますね。
人前でしゃべるのは苦手なんですが、少しずつ訓練していこうと思います。
芸西天文台の夕暮れ
2008年11月22日撮影
第5回目のテーマは『彗星や小惑星はどうやってみつけるの』ということで、私達3人(関勉氏、村岡健治氏、私)の観測者チームの出番となりました。
3人で話し合った内容は、
(1)まず子供たちに夢のある話をしたいね。
(2)子供たちには絶対理解できないくらい難しい話しでもいいので、潜在的に記憶に残る話をして、大人になったときに何かのきっかけで思い出してもらえるような話しもしたいね。
(3)実際に体験してもらって発見する喜びを知ってほしいね。
ということでした。
話し合ったというより、私が勝手に関さんと村岡さんに一方的にメールで構想を伝えただけです。しかもたった1通だけ....。
もうほとんどぶっつけ本番です。当日の打ち合わせは一切無し(笑)。
しかし、以心伝心といいましょうか、天文家の心は一つといいましょうか、構想どおりの内容となりました(本当は私の勝手な構想にお二人がうまく合わせてくれただけです)。
最初の(1)の部分は関勉講師が盛り上げました。さすがに日本中で講演され、文学賞も受賞されている人ですねえ。間のとり方と言い、笑いを誘う手法と言い学ぶべきところだらけです。(2)は村岡健治講師がシューメーカー・レビー第9彗星の木星衝突のショッキングな内容を、画像や動画を流しながら話しました。「おお!」とか「うわ~~」という声がたくさん聞かれました。後半の、観測追跡されていた小惑星が大気圏に突入した初めてのケースのお話しは、小惑星や彗星の観測者にとっては非常に臨場感があったのですが、専門用語の羅列で大学生でも理解できなかったと思います(汗)。まあ、大人はすごいことやってるんだなあと思ってくれたらそれで良いと思います。(3)は私が観測画像を配布し、写真の中から移動天体を見つける作業を体験してもらいました。また、コンピュータ画像をブリンクさせてピコピコ移動している天体を探してもらったりして、以前の写真時代の見つけ方と、今日のCCD時代の見つけ方の両方を体験してもらいました。
やる前は、子供たち興味を持ってくれるかなあとか、画像をブリンクさせて移動天体を表示させてもしらけてしまわないかなあとかいろいろ心配していたんですが、実際にはわいわいがやがやと大いに盛り上がり、心配は無用でした。
アストロ教室の主担当の講師からは「いままでで一番盛り上がっていましたよ」と伝えられ、ああ、こういう伝え方で良かったのだと非常にうれしかったです。
そういえば、関さんから「芸西で講師をやってみませんか」と言われて、『人前でしゃべるのは苦手なんだけどなあ』と思っていたら、「人前でしゃべるのは得意な先生たちがたくさんいるので、望遠鏡の操作と、天体を見せながらの解説だけやってくれたらいいですから」と言われて、これまではドームの中だけでしゃべっていたのですが、この所と言うか、いつの間にか前に出てしゃべりまくってますねえ(笑)。やはり、『伝えたいこと』があると、人前に出る勇気が湧いてきますね。
人前でしゃべるのは苦手なんですが、少しずつ訓練していこうと思います。
芸西天文台の夕暮れ2008年11月22日撮影
2008年11月02日
芸西天文学習館「秋の天文教室」やりました
11月1日は芸西天文学習館(芸西天文台)で一般公開「秋の天文教室」がありました。年に4回~5回ある長時間版の一般公開です。今回はグループでの参加が多く、40席が満員御礼でした。
今回は川添講師、山口講師、大庭講師、私の4人で行いました。明るい時間帯は山口講師の惑星のお話、川添講師の天体写真や月周回衛星からの画像を投影しながらのお話がありました。18時近くになると西の空低く、細い月やその上に金星が明るく輝きだしたので、ドームに移動し70cm反射望遠鏡で金星などを眺めました。金星は大きな大気の乱れがありましたが少し欠けた様子が見られました。その下にあった月にも望遠鏡を向けましたが厚い雲がどいてくれず、見られなかったのは残念でした。木星も大気の状態があまり良くなく、二本の帯状の模様はどうにか見られるものの、細かい模様は見られませんでした。しかし、初めて眺める木星の模様や4つのガリレオ衛星には参加者は感激した様子でした。後半は雲が出てきて、雲を通しての観望になってしまいました。
その後夕食タイム。
みんなが食事中に私はつながらなくなったインターネットを懸命に修復していました。
大庭講師がパソコンでプラネタリウムを放映したり、パソコンを使って星空解説をしている間にどうにかインターネットへの接続が回復しました。
その後再び全員ドームに移動したのですが、雲が多くて星空観望にはならないので、望遠鏡やコンピュータなどの芸西天文台の設備について私が解説しました。いつもはやらないのですが、望遠鏡を右に左に大きく動かしながらデモをやりました。
望遠鏡の説明をしている間に晴れないかなと思っていたのですが、どうしても晴れてくれないので考えました。
ここでさっきまで一生懸命修復したインターネットの出番です。
終了時間までまだ20分程度あったので、私がGoogle Earthの天球モードを使って、見る予定だった天体をスクリーンに放映しながら解説しました。このGoogle Earthの天球モードはまるで光よりはやいロケットに乗って宇宙旅行しているような気分を味わえるので気に入っています。球状星団などに遠くから徐々に近づいていき、ざらざらした球状星団が見えてきて、さらに近づき、まるで球状星団の内部に入っていくような演出をしながら解説をしてみました。これを以前からやってみたかったので、インターネットへの接続を県関係にお願いしていたのです。予想通り反応が良かったです。星が見えない日はこういうのをうまく使ってしゃべってみようと思います。
今回の一般公開は天気が悪くてあまり望遠鏡で眺めることはできませんでしたが、各講師が得意分野を出し合って、時間ギリギリまで多彩な星空解説ができたので、内容は充実していたのではないでしょうか。
芸西天文学習館の一般公開は毎月3回~4回行っています。秋から冬は18時から20時まで開催しています。長時間タイプの一般公開は宣伝するのですぐ満杯になるのですが、2時間タイプの一般公開はあまり宣伝してないようで、参加者は少ないです。望遠鏡を独り占めして好きな天体を眺めたり、ポータブルデジカメや携帯電話のデジカメで納得いくまで撮影していただけます。ぜひぜひお越しください。
一般公開の開催日や担当の講師は高知県文教協会のウェッブページでご確認ください。
今回は川添講師、山口講師、大庭講師、私の4人で行いました。明るい時間帯は山口講師の惑星のお話、川添講師の天体写真や月周回衛星からの画像を投影しながらのお話がありました。18時近くになると西の空低く、細い月やその上に金星が明るく輝きだしたので、ドームに移動し70cm反射望遠鏡で金星などを眺めました。金星は大きな大気の乱れがありましたが少し欠けた様子が見られました。その下にあった月にも望遠鏡を向けましたが厚い雲がどいてくれず、見られなかったのは残念でした。木星も大気の状態があまり良くなく、二本の帯状の模様はどうにか見られるものの、細かい模様は見られませんでした。しかし、初めて眺める木星の模様や4つのガリレオ衛星には参加者は感激した様子でした。後半は雲が出てきて、雲を通しての観望になってしまいました。
その後夕食タイム。
みんなが食事中に私はつながらなくなったインターネットを懸命に修復していました。
大庭講師がパソコンでプラネタリウムを放映したり、パソコンを使って星空解説をしている間にどうにかインターネットへの接続が回復しました。
その後再び全員ドームに移動したのですが、雲が多くて星空観望にはならないので、望遠鏡やコンピュータなどの芸西天文台の設備について私が解説しました。いつもはやらないのですが、望遠鏡を右に左に大きく動かしながらデモをやりました。
望遠鏡の説明をしている間に晴れないかなと思っていたのですが、どうしても晴れてくれないので考えました。
ここでさっきまで一生懸命修復したインターネットの出番です。
終了時間までまだ20分程度あったので、私がGoogle Earthの天球モードを使って、見る予定だった天体をスクリーンに放映しながら解説しました。このGoogle Earthの天球モードはまるで光よりはやいロケットに乗って宇宙旅行しているような気分を味わえるので気に入っています。球状星団などに遠くから徐々に近づいていき、ざらざらした球状星団が見えてきて、さらに近づき、まるで球状星団の内部に入っていくような演出をしながら解説をしてみました。これを以前からやってみたかったので、インターネットへの接続を県関係にお願いしていたのです。予想通り反応が良かったです。星が見えない日はこういうのをうまく使ってしゃべってみようと思います。
今回の一般公開は天気が悪くてあまり望遠鏡で眺めることはできませんでしたが、各講師が得意分野を出し合って、時間ギリギリまで多彩な星空解説ができたので、内容は充実していたのではないでしょうか。
芸西天文学習館の一般公開は毎月3回~4回行っています。秋から冬は18時から20時まで開催しています。長時間タイプの一般公開は宣伝するのですぐ満杯になるのですが、2時間タイプの一般公開はあまり宣伝してないようで、参加者は少ないです。望遠鏡を独り占めして好きな天体を眺めたり、ポータブルデジカメや携帯電話のデジカメで納得いくまで撮影していただけます。ぜひぜひお越しください。
一般公開の開催日や担当の講師は高知県文教協会のウェッブページでご確認ください。
2008年08月09日
望遠鏡を作ろう(1日目)
8月9日(土曜日)は芸西天文学習館の一般公開で「望遠鏡を作ろう」を行いました。毎年夏休みの期間に行っていて、小さな屈折望遠鏡のキットをみんなで組み立てる企画モノです。毎回大人気で満席状態です。
今回も満席状態
今日の担当は岡村敬一郎講師です。まず望遠鏡を製作する前に望遠鏡の歴史や、大きく見える仕組みについての説明がありました。岡村講師は自分でガラスを磨き、メッキをして反射望遠鏡を作るほどの製作派です。実際に作ってきた人がする望遠鏡の話はやはり説得力があり面白いです。

岡村敬一郎講師
製作ですが、今回は一歩一歩進める感じではなく、かなり自由に、生徒さんたちのそれぞれのペースで作ってもらいました。ここらへんは担当講師の方針で異なります。
他の3~4人の講師は席の間を回りながら補足的な説明をしたり、製作を手伝ったりしました。私は昨年に続き2回目なので、うまく手助けできたと思います。

製作完了後の記念撮影
望遠鏡の製作は明るいうちに完了したので(それは予定通りですが)、ちょっと時間をもてあます生徒さんたちが現れました。これはいけないと思って、大急ぎでドームに走っていって昼間でも見られる天体を探しました。少し雲があったのですが牛飼い座のアークツゥルスなど見てもらい、望遠鏡を使えば昼間でも明るい星なら見られるとこを知ってもらいました。
当日はISS(国際宇宙ステーション)がかなり高い高度をマイナス2等級という非常に明るい光度(飛行機のような感じ)で飛行することが分かっていたのでみんなで探しました。芸西天文学習館の上空は航空機の航路になっていて多くの光体が飛び交います。たくさんの航空機の中からどれがISSなのか見極めないといけません。いくつかの航空機を確認した後、ISSかもしれない光体を見つけました。最初は航空機かなと思ってしばらく眺めていました(この時点では誰も気づいていません)。かなり上空に来てもピカピカという点滅が無いので、「あれ、ISSでしょうかねえ」とみんなに言うと、「あっ!そうそう。あれ絶対そうですよ!」とJ女史が言い、全員でいっせいにその光体を追いかけたのでした。航空機とちがい、途中で突然明るくなったり、急激に暗くなったりするんですね。私も初めてISSを見ることができ嬉しかったです。
その後は、いつもの一般公開と同じ感じで月や木星など観望しました。
今回も満席状態
岡村敬一郎講師
他の3~4人の講師は席の間を回りながら補足的な説明をしたり、製作を手伝ったりしました。私は昨年に続き2回目なので、うまく手助けできたと思います。

製作完了後の記念撮影
当日はISS(国際宇宙ステーション)がかなり高い高度をマイナス2等級という非常に明るい光度(飛行機のような感じ)で飛行することが分かっていたのでみんなで探しました。芸西天文学習館の上空は航空機の航路になっていて多くの光体が飛び交います。たくさんの航空機の中からどれがISSなのか見極めないといけません。いくつかの航空機を確認した後、ISSかもしれない光体を見つけました。最初は航空機かなと思ってしばらく眺めていました(この時点では誰も気づいていません)。かなり上空に来てもピカピカという点滅が無いので、「あれ、ISSでしょうかねえ」とみんなに言うと、「あっ!そうそう。あれ絶対そうですよ!」とJ女史が言い、全員でいっせいにその光体を追いかけたのでした。航空機とちがい、途中で突然明るくなったり、急激に暗くなったりするんですね。私も初めてISSを見ることができ嬉しかったです。
その後は、いつもの一般公開と同じ感じで月や木星など観望しました。
2008年07月26日
夏の天文教室は大成功でした
8月26日は芸西天文学習館(芸西天文台)の「夏の天文教室」を行いました。これは子供たちの夏休み期間中に3回~4回程度行われる少し時間の長い公開のひとつです。16時30分~21時まで行いました。講師は関勉講師、山口講師、大庭講師、私の4人でした。
暑かったです。エアコンフル回転させても全然涼しくならないし.....。でも高台にあるので風はよく吹きます。窓を開けて風を通しながらの方が夏らしくて良いかも(?)。
明るい時間帯の最初は関講師がお話をしました。その後はパソコンで星空解説を放映しました。この放映中に私は抜け出してドームに行き、望遠鏡を青空に輝く恒星に向けてピント合わせをしたり、昼間の火星を眺めたりしていました。望遠鏡を使えば昼間でも明るい恒星なら見えるんですよ。だいたい3.5等星までなら見えます。
関勉講師のお話を聞く
夕方は雲が少し残っていたのですが、まだ明るいうちにドームに入ってもらい、昼間の恒星を見てもらいました。時々雲が隠すので、私が15cm屈折でモニターしながら、「はい!今雲から出ましたよ~」って案内しました。多くの人は昼間でも星が見られることに驚いたようです。
夜はすばらしい星空に恵まれました。雲と間違えそうな夏の天の川を見ながら、星座をたどりました。

夏の大三角をたどる
ドームの中では天の川の中の散開星団や球状星団など多くの天体を観望しました。M11(散開星団)はウケますねえ。定番です。中学生や高校生くらいだったらM57(惑星状星雲)や、M27(亜鈴状星雲)などを解説をしながら見てもらうのですが、小学生だとあまり面白くないだろうと思って、いつもはっきり見られる天体を選んでいます。このように来場者の様子に合わせてその場で選んでいるんです。また、時間に余裕があるときなら、来場者の希望の天体に向けて見ていただくこともできます(私が担当の日なら)。
一般公開が終わった21時過ぎから、学習館の南西にある琴が浜で花火大会が行われました。私たち講師は後片付けなどしながら学習館から花火を眺めました。ちょっと遠いので迫力は無かったのですが、今年初めて見る花火は綺麗でした。花火が21時からというのは結構遅い時間ですね。これはこの付近が高知空港に着陸する航空機の空路になっているので、最終便が終わった後じゃないと打ち上げられないからだそうです。

琴が浜の花火(芸西天文学習館より)
暑かったです。エアコンフル回転させても全然涼しくならないし.....。でも高台にあるので風はよく吹きます。窓を開けて風を通しながらの方が夏らしくて良いかも(?)。
明るい時間帯の最初は関講師がお話をしました。その後はパソコンで星空解説を放映しました。この放映中に私は抜け出してドームに行き、望遠鏡を青空に輝く恒星に向けてピント合わせをしたり、昼間の火星を眺めたりしていました。望遠鏡を使えば昼間でも明るい恒星なら見えるんですよ。だいたい3.5等星までなら見えます。
関勉講師のお話を聞く夜はすばらしい星空に恵まれました。雲と間違えそうな夏の天の川を見ながら、星座をたどりました。

夏の大三角をたどる
一般公開が終わった21時過ぎから、学習館の南西にある琴が浜で花火大会が行われました。私たち講師は後片付けなどしながら学習館から花火を眺めました。ちょっと遠いので迫力は無かったのですが、今年初めて見る花火は綺麗でした。花火が21時からというのは結構遅い時間ですね。これはこの付近が高知空港に着陸する航空機の空路になっているので、最終便が終わった後じゃないと打ち上げられないからだそうです。

琴が浜の花火(芸西天文学習館より)
2008年07月22日
中学生に望遠鏡を動かしてもらいました
今日は高知市の中学生約20人がやってきて、貸切の観測会を行いました。講師は川添晃さんと私でした。
明るいうちはステラナビゲータ8で夏の星座を放映し、星座を覚えてもらいました。その後、川添講師がオーロラと日食の写真と共に体験談話しました。薄暗くなってから西の空に低い土星を観望し、木星、M11(散開星団)、白鳥座のアルビレオ(二重星)、M13(球状星団)などを70cm反射望遠鏡と15cm屈折望遠鏡の両方で見比べてもらいました。
今回は中学生ばかりだったわけですが、3割くらいの生徒はコンピュータに興味を持ちました。そこで「このコンピュータを操作してみたい人~っ!」って手を上げるしぐさをすると、いっせいにたくさんの手が上がりました。一人だけ指名したところ、非常に残念がったり悔しがる生徒がたくさんいたので、これはいけないと思って、それ以降の操作はすべて生徒に少しずつ操作してもらいどうにか収めました。またカセグレン焦点を切り替える鏡も生徒に切り替えてもらったりと、まるで操作説明会の様相でした。
小学生だと自分で触ろうとしないですが、中学生になると自分で操作したがりますね。これは教える側の私にとってよい体験でした。この手は今後も使おうと思います。
9時に予定通り終了したので、すばらしい星空の下、「これからが自分の時間だ」と気合入れてCCDの準備をし、撮影を始めた途端、全面曇りになってしまいました。
なんとも運が悪い...。
一般公開の間だけでもよい星空だったので、まあいいか...。
川添講師の晴れ男神話は本当だったみたいです。
貸切の一般公開の様子
明るいうちはステラナビゲータ8で夏の星座を放映し、星座を覚えてもらいました。その後、川添講師がオーロラと日食の写真と共に体験談話しました。薄暗くなってから西の空に低い土星を観望し、木星、M11(散開星団)、白鳥座のアルビレオ(二重星)、M13(球状星団)などを70cm反射望遠鏡と15cm屈折望遠鏡の両方で見比べてもらいました。
今回は中学生ばかりだったわけですが、3割くらいの生徒はコンピュータに興味を持ちました。そこで「このコンピュータを操作してみたい人~っ!」って手を上げるしぐさをすると、いっせいにたくさんの手が上がりました。一人だけ指名したところ、非常に残念がったり悔しがる生徒がたくさんいたので、これはいけないと思って、それ以降の操作はすべて生徒に少しずつ操作してもらいどうにか収めました。またカセグレン焦点を切り替える鏡も生徒に切り替えてもらったりと、まるで操作説明会の様相でした。
小学生だと自分で触ろうとしないですが、中学生になると自分で操作したがりますね。これは教える側の私にとってよい体験でした。この手は今後も使おうと思います。
9時に予定通り終了したので、すばらしい星空の下、「これからが自分の時間だ」と気合入れてCCDの準備をし、撮影を始めた途端、全面曇りになってしまいました。
なんとも運が悪い...。
一般公開の間だけでもよい星空だったので、まあいいか...。
川添講師の晴れ男神話は本当だったみたいです。
貸切の一般公開の様子2008年07月05日
7月5日の一般公開の様子
7月5日(土曜日)は芸西天文学習館の一般公開日で、関勉講師と私が行いました。34名と大入りで気合が入りました。雲の多い天気だったので講義室でパソコンソフトを使ってちょっと長めに番組を放映しました。
また、雲が多くて土星は見えない可能性が高かったので、春に大庭講師が70cm反射望遠鏡にハイビジョンハンディカメラを取り付けて拡大撮影した土星の動画を放映しながら、関講師が土星の解説をしました。実際には土星は残念ながら見られなかったので、結果的にはこれがフォローになりました。
この日は木星だけがどうにか雲の合間から出たり入ったり。タイミングを見ながら順番に見てもらって、どうにか全員が木星を見ました。多くの子供は(大人も)木星を初めて見るので感激してくれました。
また木星の話やガリレオ衛星の話、オリオン星雲の話など、私に活発に話しかけてくる男の子がいて、宇宙の本もたくさん読んでいるのだとかで、しばらく話がはずみました。
ドーム内で観望中の様子
また、雲が多くて土星は見えない可能性が高かったので、春に大庭講師が70cm反射望遠鏡にハイビジョンハンディカメラを取り付けて拡大撮影した土星の動画を放映しながら、関講師が土星の解説をしました。実際には土星は残念ながら見られなかったので、結果的にはこれがフォローになりました。
この日は木星だけがどうにか雲の合間から出たり入ったり。タイミングを見ながら順番に見てもらって、どうにか全員が木星を見ました。多くの子供は(大人も)木星を初めて見るので感激してくれました。
また木星の話やガリレオ衛星の話、オリオン星雲の話など、私に活発に話しかけてくる男の子がいて、宇宙の本もたくさん読んでいるのだとかで、しばらく話がはずみました。
ドーム内で観望中の様子2008年05月21日
70cm望遠鏡の一般公開開始
5月21日、芸西天文学習館が半年振りに一般公開を再開しました。望遠鏡を最新鋭の70cm反射望遠鏡にパワーアップして最初の一般公開です。オープニング記念講演として、国立天文台石垣島天文台副台長の宮地竹史先生(高知県出身)によるお話がありました。

40席が満席の記念講演会
演題は「宇宙を見ること考えること」。大型スクリーンに豊富な図や写真などが投影されながら1時間ほどのお話でした。宇宙の構造の話、光学観測と電波観測の話、宮地先生の専門である電波望遠鏡を使った大規模なプロジェクトである、VERA(VLBI技術による電波位置天文学の探究)の紹介とこれまでの成果、そして目標とするものなどが語られました。特に感動的だったのは石垣島に天文台ができるまでに、市民や学生などが何度も却下されながらもそれでもあきらめずにいろいろな手を使って、ついに国立天文台と石垣市の合同出資によって完成にこぎつけるという話です。また石垣島にある電波望遠鏡を使った学生参加の観測実習で本当に新しい電波天体を発見してしまい、日本天文学会のジュニアセッションで発表することができた話などは、今後の芸西天文学習館での活動のために参考になりました。
この大型スクリーンに投影しながら講演されました
宮地先生のお話は19時30分ころに終わり、その後は関勉講師が司会をしながら、石垣島天文台を訪問したときの思い出話や、一般の人が宮地先生へ質問などしました。空は薄い雲が満遍なくかかっていて晴れる気配がないので、宮地先生と関講師が予定より多めにお話をされたようです。
私はその途中でドームの方に呼ばれて行ってみると、テレビカメラや記者など報道陣がいて望遠鏡の専門的なことを質問されたので30分くらいいろいろ解説しました。
そのうち一般の人がガヤガヤとやってきたのですが、雲がかかっているので望遠鏡の説明しかできないなあと思っていました。接眼レンズを覗き込んで目を凝らしても何の光も見えず。「な~んにも見えませんねえ~」なんて残念そうに言ってましたが、ふと、もしかしたらピントを正確に合わせたら見えるかもしれないと思いました。とは言っても天体が見えないのでピントの合わせようがありません。しかし、NHKのナマ放送のときに学んだ手法が役に立ちました。22mmの接眼レンズを装着したときの副鏡の位置は-17.2mm前後だったのです。(この望遠鏡は副鏡の位置を移動させることでピントを合わせます)。コンピュータを操作して副鏡の位置を-17.2mmまで移動させてみました。接眼レンズを覗き込んでいると副鏡がその位置にゆっくりと近づくにつれて中央部にわずかな光が見えてきました。70cmの大きな鏡は、雲でさえぎられた土星のわずかな光をかき集めて、暗いながらも美しい姿を映し出しました。「この望遠鏡は雲があっても土星が見える」という別の感動を与えました。いつもは揺らいでいる土星がこの日はピタリとみごとに静止していて、もし晴れていたらすばらしい姿で見られただろうと少し残念でした。しかし、望遠鏡で初めて土星を見た人は大変感動したようです。
気流の揺らぎが少なかったのは、ついさきごろ望遠鏡本体に付けた4つの扇風機の効果もあると思います。

当日の様子
こんな感じで一般公開初日は終わりました。
一般の人が帰った後、講師陣は残って望遠鏡やコンピュータを操作したり、エラーが発生したときの復旧手順を確認し合ったりして、23時30分ころ学習館を後にしました。
さあ、6月から本格的に一般公開が開催されます。ほぼ毎週のように計画されていますので、どんどんお申し込みください(参加費は無料です)。
学生が夏休みの期間は毎回満席になりますが、それ以外の期間は余裕があります。人数が少ない時は思う存分ポータブルデジカメや携帯電話のカメラで惑星のコリメート撮影などお楽しみいただけます。また、リクエストにお答えして予定外の天体もごらん頂くことができます。
詳しくは高知文教協会の芸西天文学習館のウェッブページをご覧ください。

40席が満席の記念講演会
この大型スクリーンに投影しながら講演されました私はその途中でドームの方に呼ばれて行ってみると、テレビカメラや記者など報道陣がいて望遠鏡の専門的なことを質問されたので30分くらいいろいろ解説しました。
そのうち一般の人がガヤガヤとやってきたのですが、雲がかかっているので望遠鏡の説明しかできないなあと思っていました。接眼レンズを覗き込んで目を凝らしても何の光も見えず。「な~んにも見えませんねえ~」なんて残念そうに言ってましたが、ふと、もしかしたらピントを正確に合わせたら見えるかもしれないと思いました。とは言っても天体が見えないのでピントの合わせようがありません。しかし、NHKのナマ放送のときに学んだ手法が役に立ちました。22mmの接眼レンズを装着したときの副鏡の位置は-17.2mm前後だったのです。(この望遠鏡は副鏡の位置を移動させることでピントを合わせます)。コンピュータを操作して副鏡の位置を-17.2mmまで移動させてみました。接眼レンズを覗き込んでいると副鏡がその位置にゆっくりと近づくにつれて中央部にわずかな光が見えてきました。70cmの大きな鏡は、雲でさえぎられた土星のわずかな光をかき集めて、暗いながらも美しい姿を映し出しました。「この望遠鏡は雲があっても土星が見える」という別の感動を与えました。いつもは揺らいでいる土星がこの日はピタリとみごとに静止していて、もし晴れていたらすばらしい姿で見られただろうと少し残念でした。しかし、望遠鏡で初めて土星を見た人は大変感動したようです。
気流の揺らぎが少なかったのは、ついさきごろ望遠鏡本体に付けた4つの扇風機の効果もあると思います。

当日の様子
一般の人が帰った後、講師陣は残って望遠鏡やコンピュータを操作したり、エラーが発生したときの復旧手順を確認し合ったりして、23時30分ころ学習館を後にしました。
さあ、6月から本格的に一般公開が開催されます。ほぼ毎週のように計画されていますので、どんどんお申し込みください(参加費は無料です)。
学生が夏休みの期間は毎回満席になりますが、それ以外の期間は余裕があります。人数が少ない時は思う存分ポータブルデジカメや携帯電話のカメラで惑星のコリメート撮影などお楽しみいただけます。また、リクエストにお答えして予定外の天体もごらん頂くことができます。
詳しくは高知文教協会の芸西天文学習館のウェッブページをご覧ください。
2007年12月20日
芸西天文台60cm反射望遠鏡の一般公開、あと3日
今夜は突然芸西天文台の一般公開に参加してきました。現在の60cm反射望遠鏡が一般に公開されるのは今夜を含めてあと3日だけ。火星も最接近を迎えていることだし、最後の(?)勇姿と火星を撮像したかったのです。
ちょっと残念だったのは、大気の状態があまり良くなくて、火星の極冠や模様が見づらかったことです。
一般の人が60cm反射望遠鏡で眼視観望している間に、20cm屈折望遠を覗いてみると、極冠はよくわからないものの、黒い模様はどうにか見えていたので、接眼レンズにデジカメを接触させてコリメート撮影してみました。う~~ん、期待はずれの画像ですね(苦笑)。望遠鏡とデジカメのパラメータがあまり良くなかったようです。ピントを無限遠ではなく、自動に設定しておいたほうが良かったのかなあ?

2007年12月20日の火星(最接近)
かなりピンボケか?

まもなく撤去される60cm反射望遠鏡と20cm屈折望遠鏡

まもなく撤去される制御版
ちょっと残念だったのは、大気の状態があまり良くなくて、火星の極冠や模様が見づらかったことです。
一般の人が60cm反射望遠鏡で眼視観望している間に、20cm屈折望遠を覗いてみると、極冠はよくわからないものの、黒い模様はどうにか見えていたので、接眼レンズにデジカメを接触させてコリメート撮影してみました。う~~ん、期待はずれの画像ですね(苦笑)。望遠鏡とデジカメのパラメータがあまり良くなかったようです。ピントを無限遠ではなく、自動に設定しておいたほうが良かったのかなあ?

2007年12月20日の火星(最接近)
かなりピンボケか?

まもなく撤去される60cm反射望遠鏡と20cm屈折望遠鏡

まもなく撤去される制御版
2007年07月22日
芸西天文台「望遠鏡を作って月を見よう」
芸西天文学習館で夏の天文教室「望遠鏡を作って月を見よう」がありました。夏休み期間の一般公開は満杯で忙しいので、私も講師として参加しました。ほとんどは小学生とその両親です(夫婦とも参加の人が多かったです)。望遠鏡は手作りキットですが、レンズは結構いいものが使われていました。メインの講師は大庭先生(教諭)で毎年やっていることもあり、さすがに説明が上手です。私は、「なるほど、プロはそういうふうに説明するのか...」と指導方法を学びました。私や他の講師は適当に散らばって、苦戦している子供を見かけたら手伝ったりしました。2時間くらいかけてゆっくりとしたペースで完成させると、明るいうちに導入の練習をしました。倍率がかなり高いので導入が大変です。でも、三脚に固定すると非常に良く見えました。色収差をなくすために合わせレンズになっていて、手作りキットとは言え、かなり贅沢なものです。
夜になると作った望遠鏡で月を見たり、天文台の望遠鏡で金星や木星を観測して楽しみました。私は60cmの望遠鏡を動かして導入したり、一人ひとり天体を見せながら解説したりしました。
16時に始まり21時に終了したんですが、力を抜くところがわからず緊張しっぱなしだったのでクタクタに疲れてしまいました。
小学生たちに天文を教えるのは本当に楽しいです。

望遠鏡の製作中

完成した望遠鏡で導入の練習
夜になると作った望遠鏡で月を見たり、天文台の望遠鏡で金星や木星を観測して楽しみました。私は60cmの望遠鏡を動かして導入したり、一人ひとり天体を見せながら解説したりしました。
16時に始まり21時に終了したんですが、力を抜くところがわからず緊張しっぱなしだったのでクタクタに疲れてしまいました。
小学生たちに天文を教えるのは本当に楽しいです。

望遠鏡の製作中

完成した望遠鏡で導入の練習
2007年05月21日
関勉先生と二人で観測しました。
(昨日の記事の続きです)
芸西天文台の「春の天文教室」は最高の条件に恵まれて楽しく行われました。その夜、生徒さんや講師陣が全員帰って関先生と私の2人だけになると、機器の使い方や観測風景を見せてくださいました。
まず、カメラですが、下の画像のようなものです。これはMamiyaだったかの6x7カメラ(フィルムが大変大きい)です。通常のカメラのレンズに相当する部分は、望遠鏡がその役割になるので、実際にはフィルムを入れる部分だけを使います。

先生は、リュックの中に手を突っ込んで、
「あれ?」
「う~~~~ん」
ゴソゴソ、ガサガサ.....。
「う~~~、どこへ行ったろう????」
「う~~~」
ってしばらく何かを探していると思ったら、
「あった」
と言って取り出したのがT-MAX 400という白黒フィルム。
よく見る35mmフィルムより縦に長い箱に入っていました。これが6x7フィルムなんですね。
下の画像はフィルムの装填風景です。

このカメラを60cm反射望遠鏡の先に、内側に向けて装着します。つまり、手前にある反射鏡で1回反射された光をカメラで撮影するんです。
望遠鏡は巨大なので180cm程度の台座に乗って装着します。

私も台座に上らせていただきました。
下の画像は、望遠鏡の先から見ているところです。望遠鏡の中央の副鏡の部分にカメラが取り付けられています。奥の方に直径60cmの鏡が見えています。望遠鏡本体の巨大さに比べると小さく感じます。

ここから先はドーム内の蛍光灯を消して、真っ暗な中での作業になります。
まず、プリンターから印刷した彗星の位置推算表を参考に、コントローラを操作して導入します。赤経軸(東西方向)はコントローラで動くので楽ですが、赤緯軸(南北方向)は壊れているので、全身の力を使って動かさないといけません。バランスは完璧に調整されているとは言っても何トンもある望遠鏡の角度を変えるのは体力が要ります。幸い、エンコーダは壊れていないので手で動かしても、望遠鏡が向いている座標はコントローラに正確に表示されます。
今夜の撮影は、現在一番明るいC/2007 E2 (Lovejoy)彗星です。60cmの背中に乗っている20cm屈折望遠鏡を覗きながら微調整をしていた先生が、
関先生 「ん~~、かなり淡いですが見えています」
関先生 「そうぞ、見てみてください」
とのこと。
11等級まで暗くなっているLovejoy彗星が眼視で見られるとは思ってなかったので、期待して覗いてみました。
私 「.......。」
関先生 「どうですか」
私 「...。何も見えません。」
関先生 「見えませんか。お~~~ほっほっほっ」
っと笑われてしまいました。
しばらくじ~っと眺めていたんですが、見えません。どんなに集中しても見えません。
あきらめて、目をそらそうとしたら、気のせいかと思うような、かなり大きな宇宙のムラのようなものが見えました。
そうでした。人間の目は中央部分は解像度が高いが感度は低く、目の中央からそれた部分は解像度が低いが感度が高くなっているのでした。ですから、目をそらそうとしたときにうまいぐあいに感度の高い部分がキャッチしたんです。コツがわかってきたので、ちょっと目をそらしぎみで観測してみました。
私 「あっ、なにかあります」
私 「目をそらしたら何かあるのがわかります」
関先生 「そうでしょう」
私 「かなり大きいですね」
関先生 「はい、そうです」
その姿は、いつも冷却CCDカメラで撮像している彗星の姿とはまったく異なっていて、ものすごく(本当に限りなく)淡い雲がある感じで、中央集光してないので、それが天体だとは到底思えません。これが11等級の彗星の姿なんだそうです。そういえば、昨年塩塚高原で眼視観測した11等級の彗星もこんな感じでした。CCDで撮像した彗星像よりも、はるかに広い範囲にコマが広がっているのがわかります。
11等級の彗星を見ることができたので満足し、撮影開始です。
関先生は真っ暗なドーム内で、赤いライトをつけて市販の普通のノートに天体名と撮影日、赤経、赤緯を記録して、2台ある電波時計を交互に見ています。
秒読みを始めたかと思うと、なにやら棒を使って望遠鏡の少し上の方にあるボタンを器用に押しました。するとバシャという音がしました。これがカメラのシャッターを押すスイッチだとか。
この時にドームの中にあった杖(よく年配の人や足の不自由な人が持っているT型のやつ)の意味がわかりました。シャッターを押すための杖だったんですね。
2分間の露出中はドームの中ではなにもすることがないので、外に出て星空観望です。春には珍しく黄砂がほとんど無い、非常に綺麗な星空が見えていました。微恒星がたくさん見えるのでザラザラした感じの星空です。
私 「春にはめずらしいすばらしい星空ですね~」
関先生 「そうですねえ。西の空にまだ月があるので、あれが沈んだらもっとよく見えるようになります」
私 「からす座が鮮明に見えますねえ」
関先生 「物凄いですよ~」
私 「来年望遠鏡が新しくなって、冷却CCDカメラが導入されたら楽しみですね」
関先生 「そうですねえ。何等まで写るでしょうか?」
私 「この前、からす座がまともに見えないような日に、20cm反射でNGC 4477を8分露出で撮ったときに、18.6等まで写っていましたから.....」
関先生 「おお!そうですか」
私 「19等級なら、もう楽に....」
(現在の芸西天文台はフィルム写真なので、18.5等を撮るのにも何十分の時間を要しています)
という感じで、満天の星空の下で1年後の新らしい天文台でのことを想像しながら過ごしました。
この夜は2枚だけ撮って終了です。
下の画像は撮影が終わってカメラを取り外しているところです。

その後は雑誌社用の写真を私がカメラマンになって撮影しました。プロカメラマンの目線と違うので大丈夫だったか心配です。
下の画像は携帯電話のデジカメで撮りました。この望遠鏡は年末ころに取り壊されます。赤道儀に乗っている4つの望遠鏡はそれぞれ別々の場所に嫁いでいく方向で検討されているようです。

今後は毎月1回くらいは講師として参加したいと思います。講師と言っても、教壇でお話しするのはベテランの本物の先生方がおられるので、私は望遠鏡を動かしたり、そばで解説するようなことをやっていきたいと考えています。
芸西天文台の「春の天文教室」は最高の条件に恵まれて楽しく行われました。その夜、生徒さんや講師陣が全員帰って関先生と私の2人だけになると、機器の使い方や観測風景を見せてくださいました。
まず、カメラですが、下の画像のようなものです。これはMamiyaだったかの6x7カメラ(フィルムが大変大きい)です。通常のカメラのレンズに相当する部分は、望遠鏡がその役割になるので、実際にはフィルムを入れる部分だけを使います。

「あれ?」
「う~~~~ん」
ゴソゴソ、ガサガサ.....。
「う~~~、どこへ行ったろう????」
「う~~~」
ってしばらく何かを探していると思ったら、
「あった」
と言って取り出したのがT-MAX 400という白黒フィルム。
よく見る35mmフィルムより縦に長い箱に入っていました。これが6x7フィルムなんですね。
下の画像はフィルムの装填風景です。

望遠鏡は巨大なので180cm程度の台座に乗って装着します。

下の画像は、望遠鏡の先から見ているところです。望遠鏡の中央の副鏡の部分にカメラが取り付けられています。奥の方に直径60cmの鏡が見えています。望遠鏡本体の巨大さに比べると小さく感じます。

まず、プリンターから印刷した彗星の位置推算表を参考に、コントローラを操作して導入します。赤経軸(東西方向)はコントローラで動くので楽ですが、赤緯軸(南北方向)は壊れているので、全身の力を使って動かさないといけません。バランスは完璧に調整されているとは言っても何トンもある望遠鏡の角度を変えるのは体力が要ります。幸い、エンコーダは壊れていないので手で動かしても、望遠鏡が向いている座標はコントローラに正確に表示されます。
今夜の撮影は、現在一番明るいC/2007 E2 (Lovejoy)彗星です。60cmの背中に乗っている20cm屈折望遠鏡を覗きながら微調整をしていた先生が、
関先生 「ん~~、かなり淡いですが見えています」
関先生 「そうぞ、見てみてください」
とのこと。
11等級まで暗くなっているLovejoy彗星が眼視で見られるとは思ってなかったので、期待して覗いてみました。
私 「.......。」
関先生 「どうですか」
私 「...。何も見えません。」
関先生 「見えませんか。お~~~ほっほっほっ」
っと笑われてしまいました。
しばらくじ~っと眺めていたんですが、見えません。どんなに集中しても見えません。
あきらめて、目をそらそうとしたら、気のせいかと思うような、かなり大きな宇宙のムラのようなものが見えました。
そうでした。人間の目は中央部分は解像度が高いが感度は低く、目の中央からそれた部分は解像度が低いが感度が高くなっているのでした。ですから、目をそらそうとしたときにうまいぐあいに感度の高い部分がキャッチしたんです。コツがわかってきたので、ちょっと目をそらしぎみで観測してみました。
私 「あっ、なにかあります」
私 「目をそらしたら何かあるのがわかります」
関先生 「そうでしょう」
私 「かなり大きいですね」
関先生 「はい、そうです」
その姿は、いつも冷却CCDカメラで撮像している彗星の姿とはまったく異なっていて、ものすごく(本当に限りなく)淡い雲がある感じで、中央集光してないので、それが天体だとは到底思えません。これが11等級の彗星の姿なんだそうです。そういえば、昨年塩塚高原で眼視観測した11等級の彗星もこんな感じでした。CCDで撮像した彗星像よりも、はるかに広い範囲にコマが広がっているのがわかります。
11等級の彗星を見ることができたので満足し、撮影開始です。
関先生は真っ暗なドーム内で、赤いライトをつけて市販の普通のノートに天体名と撮影日、赤経、赤緯を記録して、2台ある電波時計を交互に見ています。
秒読みを始めたかと思うと、なにやら棒を使って望遠鏡の少し上の方にあるボタンを器用に押しました。するとバシャという音がしました。これがカメラのシャッターを押すスイッチだとか。
この時にドームの中にあった杖(よく年配の人や足の不自由な人が持っているT型のやつ)の意味がわかりました。シャッターを押すための杖だったんですね。
2分間の露出中はドームの中ではなにもすることがないので、外に出て星空観望です。春には珍しく黄砂がほとんど無い、非常に綺麗な星空が見えていました。微恒星がたくさん見えるのでザラザラした感じの星空です。
私 「春にはめずらしいすばらしい星空ですね~」
関先生 「そうですねえ。西の空にまだ月があるので、あれが沈んだらもっとよく見えるようになります」
私 「からす座が鮮明に見えますねえ」
関先生 「物凄いですよ~」
私 「来年望遠鏡が新しくなって、冷却CCDカメラが導入されたら楽しみですね」
関先生 「そうですねえ。何等まで写るでしょうか?」
私 「この前、からす座がまともに見えないような日に、20cm反射でNGC 4477を8分露出で撮ったときに、18.6等まで写っていましたから.....」
関先生 「おお!そうですか」
私 「19等級なら、もう楽に....」
(現在の芸西天文台はフィルム写真なので、18.5等を撮るのにも何十分の時間を要しています)
という感じで、満天の星空の下で1年後の新らしい天文台でのことを想像しながら過ごしました。
この夜は2枚だけ撮って終了です。
下の画像は撮影が終わってカメラを取り外しているところです。

下の画像は携帯電話のデジカメで撮りました。この望遠鏡は年末ころに取り壊されます。赤道儀に乗っている4つの望遠鏡はそれぞれ別々の場所に嫁いでいく方向で検討されているようです。

2007年05月20日
芸西天文台の講師になりました
私、実は今年の4月から高知県立芸西天文学習館(芸西天文台)の講師として登録されているのですが、今日は「春の天文教室」という年に数回の新聞広告の入る時間の長い観測会に講師として参加してきました(時間の短い通常の天文教室は毎週行われています)。
講師といっても、一般公開にすら参加したことがなかったので、とりあえずご挨拶と、どの程度のレベルの話をどのように行っているのかというリサーチがメインでした。
参加者の定員は40人ですが、35人ほどの参加者がおり、適度な人気です。
まず、高知県文教協会の石田理事長のご挨拶と講師陣の紹介がありまして、私も新たに加わった3人とともに紹介いただきました。これまでは、7人の講師陣だったのですが、今年からは3人増えて10人体制になりました(その内7人が学校の先生、または元先生です)。
16時30分という明るい時間から始まるので、まず川添晃講師が太陽系惑星のお話をしました。今日観測予定の水星、金星、土星について、黒板に書いたりパソコンを使ってスクリーンに映したりしながらの説明です。子供たちは熱心にメモを取っていました。
その後は他の講師がなにかのお話をされたようです。

これから講師陣のご挨拶
途中で関勉講師が来られたので、村岡健治講師と3人で来年度からの芸西天文台の観測体制について打ち合わせをした後、3人で望遠鏡のセッティングに向かいました。観測者は40人近いので、2基ある性能の異なる望遠鏡をうまく使わないと、予定されているすべての惑星を見ることができません。
まず、明るいうちに見える水星をメインの望遠鏡で見ようということになり、関講師直々に導入です。その時に望遠鏡のコントローラの使い方を教えていただきました。望遠鏡の制御基盤が壊れているので職人的な技が必要です。かなり訓練しないと無理です(苦笑)。

水星を導入する関勉講師
メインドームの隣にある観測小屋の望遠鏡はすでに太陽観測が始まっており、小学生達は白い紙に投影された黒点を鉛筆でなぞっていました。
導入が終わると、メインの望遠鏡での観望の解説は私がやるようにとの関講師の仰せ。記念すべき初仕事です!
一人ひとり大きな脚立に昇ってもらい、
私 「は~い、気をつけて登ってね」
私 「(接眼レンズを指差しながら)ここを覗いてね~」
私 「真ん中に白い点が見える??」
お子様 「うん!見える~~」
私 「それがさっき勉強した水星ですよ」
私 「半月のように欠けてるの、わかる?」
お子様 「うん、わかる~~」
という感じで、脚立から落ちないように体をささえてあげながら解説しました。

観測者を待つ望遠鏡
太陽の講師と水星の観測が終わると、一旦学習館へもどりお食事休憩です。
私と関講師は作戦会議を行い、メインの望遠鏡で月を見てもらい、外の望遠鏡では金星を見てもらうことに決定。透明度は春にしたら抜群で、大気の状態も比較的安定していたので三日月が大変美しく見られました。
月は望遠鏡で見ると想像を絶するほど美しいので、子供も大人も大感激でした。こんなに喜んでもらえると説明する方にも力が入ります。その内、先に見た人がデジカメをもって戻ってきてコリメート撮影です。それを見た人が、我もわれもと撮影大会になってしまいました(笑)。でも、なかなかうまくは撮れなかったようです。
その間、外の望遠鏡では金星の観望が行われていたようです。
最後はメインの望遠鏡で土星です。輪のある土星はやはり人気があります。大気も安定していたので大満足だったのではないでしょうか。
木星は昇ってくるのが21時ころなので望遠鏡で見るには時間切れで、帰りながらの肉眼観望となったようです。
今日は9人(8人だったか?)の講師がそろったわけですが、皆さん長年やっているので、特に打ち合わせすることもなく自然に、学習館(こちらはあらかじめ担当が決まっていた)、メイン望遠鏡、サブ望遠鏡、屋外での眼視観望と4班にわかれて少ない時間をフル活用するという、みごとなチームワークでした。
今日は(今日も)小学生とお母さんがメインでしたが、子供って問いかけるとちゃんと答えてくれるし - 当たり前か(笑) - いろんな反応を示すのでかわいいですね。しばらくは望遠鏡係をやろうと思います。
講師といっても、一般公開にすら参加したことがなかったので、とりあえずご挨拶と、どの程度のレベルの話をどのように行っているのかというリサーチがメインでした。
参加者の定員は40人ですが、35人ほどの参加者がおり、適度な人気です。
まず、高知県文教協会の石田理事長のご挨拶と講師陣の紹介がありまして、私も新たに加わった3人とともに紹介いただきました。これまでは、7人の講師陣だったのですが、今年からは3人増えて10人体制になりました(その内7人が学校の先生、または元先生です)。
16時30分という明るい時間から始まるので、まず川添晃講師が太陽系惑星のお話をしました。今日観測予定の水星、金星、土星について、黒板に書いたりパソコンを使ってスクリーンに映したりしながらの説明です。子供たちは熱心にメモを取っていました。
その後は他の講師がなにかのお話をされたようです。

これから講師陣のご挨拶
まず、明るいうちに見える水星をメインの望遠鏡で見ようということになり、関講師直々に導入です。その時に望遠鏡のコントローラの使い方を教えていただきました。望遠鏡の制御基盤が壊れているので職人的な技が必要です。かなり訓練しないと無理です(苦笑)。

水星を導入する関勉講師
導入が終わると、メインの望遠鏡での観望の解説は私がやるようにとの関講師の仰せ。記念すべき初仕事です!
一人ひとり大きな脚立に昇ってもらい、
私 「は~い、気をつけて登ってね」
私 「(接眼レンズを指差しながら)ここを覗いてね~」
私 「真ん中に白い点が見える??」
お子様 「うん!見える~~」
私 「それがさっき勉強した水星ですよ」
私 「半月のように欠けてるの、わかる?」
お子様 「うん、わかる~~」
という感じで、脚立から落ちないように体をささえてあげながら解説しました。

観測者を待つ望遠鏡
私と関講師は作戦会議を行い、メインの望遠鏡で月を見てもらい、外の望遠鏡では金星を見てもらうことに決定。透明度は春にしたら抜群で、大気の状態も比較的安定していたので三日月が大変美しく見られました。
月は望遠鏡で見ると想像を絶するほど美しいので、子供も大人も大感激でした。こんなに喜んでもらえると説明する方にも力が入ります。その内、先に見た人がデジカメをもって戻ってきてコリメート撮影です。それを見た人が、我もわれもと撮影大会になってしまいました(笑)。でも、なかなかうまくは撮れなかったようです。
その間、外の望遠鏡では金星の観望が行われていたようです。
最後はメインの望遠鏡で土星です。輪のある土星はやはり人気があります。大気も安定していたので大満足だったのではないでしょうか。
木星は昇ってくるのが21時ころなので望遠鏡で見るには時間切れで、帰りながらの肉眼観望となったようです。
今日は9人(8人だったか?)の講師がそろったわけですが、皆さん長年やっているので、特に打ち合わせすることもなく自然に、学習館(こちらはあらかじめ担当が決まっていた)、メイン望遠鏡、サブ望遠鏡、屋外での眼視観望と4班にわかれて少ない時間をフル活用するという、みごとなチームワークでした。
今日は(今日も)小学生とお母さんがメインでしたが、子供って問いかけるとちゃんと答えてくれるし - 当たり前か(笑) - いろんな反応を示すのでかわいいですね。しばらくは望遠鏡係をやろうと思います。