|
 日曜日がタイミングよく晴れてくれたので、十分な時間を取ってカラー画像を得ることができた。現在使っているCCDは青色に対する感度が非常に低いので青白くは写らないだろうと思っていたが、意外に美しい色が出た。
 画像1はLRGBカラー合成の画像である。北(上)方向にダストの尾が広がっていて、北北東(左上)に向かってイオンの尾が勢い良く伸びている。

(画像1)

 急激に明るくなっているので彗星核の周辺になにか変化は見られないかと、いつもより4倍ほど高解像で撮像して、さらに見やすくするために8倍に拡大したものが画像2である。1ピクセルは1.36"であり、詳細は見えないが、核または非常に明るい部分がイオンの尾の方向に向けて楕円形に延びていることがわかる。多くの場合は核周辺の明るい部分は丸くなっているのだが、こういう風に長く伸びることもよくあるのだろうか?5等級まで明るくなる彗星は少ないので、珍しい現象なのかよくあることなのか経験不足でよくわからない。

(画像2)



1分露出を4枚合成して尾の様子を見たもの

このブログ記事について

このページは、miraが2006年10月29日 18:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「」です。

次のブログ記事は「」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01