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<オリオン大星雲M42を激写>


1999年のベストショット
[オリオン大星雲の写真] ミラ 『どうだ。この1300mmの大迫力!!左の方の青味がかったガスや右のほうの赤いガスがうねっている様子まで良く写っているぞ。』
Y子 『むちゃくちゃブレてるじゃないですか。』
ミラ 『そりゃそうだ。なんたってガイド鏡が910mmなんだからね(がははは......)。それにガイドシステムに入門者向けのものを使ってるんだから。このシステム、中古で買ったからすごく安かったのだ!それを考えると十分楽しめるよ。詳しくは機材のページを参照してくれ』
Y子 『でも、途中までかなり正確にガイドできているようにも見えますが。』
ミラ 『うん、M57を撮影したときなんかはもっと正確にガイドしてくれたんだけど....。まあ、今回は20分以上露出かけたからね。』
Y子 『ふーん。フィルムは?』
ミラ 『Fuji Super HG 1600だよ。』
Y子 『最近そればっかり使ってません?』
ミラ 『悪いか!これ、むちゃくちゃ感度がいいし、結構発色が綺麗なんだぞ。超新星や小惑星を発見しようと言うわけじゃないんだから、多少荒くても大丈夫。』
Y子 『限られた時間にたくさん撮影して経験値を上げる作戦ですね。』
Y子 『ところで、一番明るい部分を撮影してみるとか言ってましたよね....』
ミラ 『おお、そうだった。その写真は下に掲載しているので見てくれ』
 
[トラペジウムの写真] ミラ 『これが1300mmで撮影したM42の最も明るい部分だ。中央に4つの星が見えるだろ。これをトラペジウム(不等辺四角形)と呼んでいるんだ。この付近では300個の星がガスの中から誕生してるんだけど、そのうちの4個が宇宙塵の隙間をぬって見えてるんだ』
Y子 『ふーん。それにしても、ざらざらしてますね』
ミラ 『なんたってASA1600フィルムで撮影して中央部を拡大スキャンしたんだからね。これでも、4枚の写真をコンポジットしてるんだぞ』
Y子 『こんぽじっと??』
ミラ 『何枚かの写真を重ね合わせることによってザラザラ感を少なくすることができるんだ。今回は8秒程度露出した4枚の写真をコンポジットしてある』
ミラ 『コンポジットを体を使って説明すると、まずこうやって覆いかぶさって.....。』
Y子 『(バシッ)』




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