ミラの天体写真館へようこそ。高知市より発信しています。サブタイトル「ほうき星観測隊D70」

<しし座γ流星群(レオニズ)を見よう>

●いつ見られるか
2年連続でデビッド・アッシャー博士がピタリと予測し、多くの人が流星雨を浴びました。
今年はアメリカ方面で大出現が予測されていますが、流星群は何があるかわからないもの。
11月19日深夜から明け方にかけてもっとも良く発生すると考えられています。
ただ、2002年は満月近くの月明かりが一晩中あるので小さな流星は見られません。

●観測方法
望遠鏡は必要ありません。
流星群は肉眼で見るのがいちばんです。
っで、どの方角に見えるかというと.....
どこでも良いですから夜空を見上げていれば良いんです。


11月17日~19日頃の 午前0時のしし座の位置と輻射点

11月17日~19日頃の 午前3時のしし座の位置と輻射点

しし座流星群ってなぜ発生するの?

 1999年に報道機関が大々的にしし座流星群を取り上げました。しし座流星群は毎年見られるのですが、33年周期で多く流れています。ちょうどその周期にあたっている年だったので報道機関が注目したのです。実際には日本では不発で、その数時間後(?)カリブ海の島国で凄まじい流星が流れたのです(確かそうだったはず)。
 過去には、1799年、1833年、1866年、1966年に大流星雨が出現しました。特に、1966年はアメリカで1秒間に40個の 流星が観測されたようです。

●デビッド・アッシャー博士出現
 2000年の流星群の出現をきわめて正確に予測した人が現れました。まだ30代の天文学者デビッド・アッシャー博士です。
 2001年。アッシャー博士は、11月19日深夜から明け方にかけてテンペル・タットル彗星が1699年に地球軌道を交差した時に撒き散らしたゴミと、1866年に地球軌道を交差したときのゴミの中に地球が突入するので大流星群が見られる。しかも、発生時間と地球の自転を計算すると、日本で良く見られると予報しました。前年の予測も正確に当てた実績があるので日本中が注目しました。その結果ピタリ的中し、大勢の人が月明かりの無い暗い夜空を飛び交う大流星雨を堪能し、歴史の証言者となったのです。

 左の画像は1833年に大出現した流星雨の木版画です。
当時の人たちが、狼狽する様子が実に良く表現されています。



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