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<2001年11月のひとりごと>



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2001年11月30日(金曜日) 晴れ
 【皇太子妃雅子さまが出産のため入院】
 

2001年11月29日(木曜日) 雨
 【20日ぶりに雨が降った】
 今夜は会社の忘年会でした。毎年2次会、3次会と行くのですが今年は1次会で帰ってきました。
 帰ってきたとたん、携帯電話が鳴り響き
 『画面が真っ赤になって、コンピュータウィルスがどうのこうのって表示されています。どうすればいいですか』
 っていう緊急連絡が入りました。いつもプライベートでお世話になっている方からです。ノートンアンチウィルスのワクチンは最新版に更新していたようで、感染を未然に防ぐことができました。ついでにWindows Updateのやり方も電話で説明しながらセキュリティ上の問題に関するパッチをあてました。これでかなり丈夫なコンピュータになったはずです。
 最近ニムダの亜種がたくさんメールで流れてきます。最近のウィルスはWindowsの問題点(弱点)をついてくるのですが、全て同じタイプですね。どういう弱点かというと....。こんなところで言ってしまうと実験する人が増えそうなので黙ってましょう。Windowsの弱点を探すのは大変なことですが、それがわかってしまうと一定の技術レベルの人だったらウィルスを作ることはできるのです。
 ウィルスを作る人をゼロにすることは不可能ですが、”防衛のための手段をいくつか活用し被害を未然に防ぐ”ことはできます。コンピュータウィルスからの防御はコンピュータ(特にインターネット)を使う人の義務ではないでしょうか。

2001年11月28日(水曜日) 晴れ
 【今日もADSL】
 今夜はインターネットのセキュリティの設定を行いました。昨日は特定のフォルダーを外部に公表する設定を行い、会社から自宅のPCにアクセスしてみました。IPアドレスとユーザ名とパスワードを入力するとちゃんと接続できました。この機能を使うとWebサーバーに乗らないような大きなデータベースやプログラム、その他ファイルも外部に公表することができますね。
 っと言ってもセキュリティホールは必ずあるもの。危ないのでそんなことはできません。逆にセキュリティをガチガチに掛けてしまいました。
 私のPCはWindows 2000 Professional SP2 ですが、500項目ほどのセキュリティ設定項目があり、また詳細なセキュリティ監査機能があります(もちろんWindows XPにもあります)。99.9%の人はこの機能を使ってないかそんな機能があることすら知らないでしょうけど......(自分で設定しないと”無効”になっているからです)。これらの機能をきちんと理解して適切に設定し、さらに監査ログを毎日チェックし怪しい侵入がないか調べておけばまずまずの安全性を確保できます。それとLANの設定でMicrosoft Networkなどの共有機能は今のところ必要ないので停止させました。その他IPフィルタリングも掛けますが、あまりやりすぎるとYahoo Gameやチャット、ICQなどができなくなるので注意が必要ですね。それと、1日1回は接続しなおしてIPアドレスを変更するようにしています。忘れてはならないのがウィルス対策ソフトですね。これも1日1回はライブアップデートして厳重監視する設定にしています。
 Wondows 2000 Professional やWindows XP Businessには結構なセキュリティ機能や監査機能があるので最大限活用しなければなりません。

2001年11月27日(火曜日) 晴れ
 【文明開化の音がする......】
 先ほどフレッツADSLがついに開通しました。ちょっとだけ設定に手間取ってしまいましたが無事開通です。
 早いですねー!!っと言っても先ほど測定したら208キロビットしか出てないのですが、昨日まで23キロビットでやっていたのでマウスの操作が忙しくて大変です(笑)。ここはNTTの交換機から遠く離れているので通話品質が悪いことは以前からわかっていました。常時接続になるだけでもメリットがあるので、「23キロビットより早ければいいや」と思っていたのでこれでも満足です。
 私の大好きなクラシックギター演奏家の村治佳織さんのオフィシャルサイトに早速行ってみました。発売中のCDに録音されている全ての曲の冒頭の部分を聞くことができるのですが、綺麗な音色で聞くことができました。以前は音は遅れるし、音質は悪いし、エコーがかかるし、途切れるしという惨憺たる状況でしたが、快適になりました。
 テレビやラジオをインターネットで見る時代がやってきましたね。

2001年11月26日(月曜日) 晴れ
 【全然雨が降らない......】
 やっと「2001年しし座流星群は凄かった」のページが完成しました。24枚撮りフィルム1本でもこれだけ時間がかかったのですから、数台のカメラで撮りまくった人は写真の整理をまだ続けているのではないでしょうか。でも、しし座流星群の記録をつづったページが徐々にアップされてきましたね。デジカメで撮影した人、デジタルビデオカメラで撮影した人、冷却CCDカメラに広角レンズをつけて撮像した人、無線機とコンピュータを用いて電波観測した人などの観測結果が徐々に出てきています。そのうち、あっと驚くような観測方法を行った人も出てくるのでしょうね。楽しみです。
 開発中の天体画像処理プログラムはUSNO A2.0(5億6千万個の恒星データベース)を読み込む部分を作成していますが、しし座以降中断しています。それと、天体写真と座標とのマッチングですが、丸い天球用の座標である赤緯・赤経座標を平面写真のX・Y座標に変換することがなかなか難しいのですが、そのヒントは軌道計算の本に書かれていました。いくつか問題点もあると思いますが、とりあえずこの方法でやってみます。軌道計算の本に書かれているギリシャ語のような数式にも徐々に慣れてきました。定理を憶えるのは相変わらず苦手ですが。

2001年11月23日(金曜日) 晴れ
 【話題があり過ぎて】
 突然ですが、使いやすいテキストエディタがありませんねえ。Windowsからコンピュータを始めた人は『テキスエディタ』というソフトの存在すら知らない人も多いのでしょうね。でもワードプロセッサー(通称ワープロ)ならほどんどの人は知っているでしょう。ワープロは文字の大きさや色を変えることができるし、グラフを挿入することもできます。それに比べ、テキストエディタというのは、単純に中身が文字だけのファイルを作成するソフトです。ワープロのように文字の大きさを変えたり色をつけたり太字にしたりなどということはまったくできません。でも、コンピュータシステムを構築するときや、メールを作成するとき、またコンピュータプログラムを作成するときには無くてはならないものなのです。
 現在では本当にたくさんのテキストエディタがあるのですが、今でもすばらしかったなあと思い出すテキストエディタがあります。それはDEC(デジタル・イクイップメント・コーポレーション)のVAX/VMSに標準でついてくるEDTというテキストエディタです。もう20年も前に開発されたものなのですが、これほど使いやすかったテキストエディタはこれまでにありません。Windows用として有名なMIFESや秀丸エディタも機能的には多彩で、EDTとは比べ物にならないくらい高機能です。でもはっきり言って人間工学を完全に無視していて、テキストエディタの開発者にとって作りやすい(都合がよい)ように仕様が決められています。テキストエディタの使いやすさはこの狭いキーボードだけの範囲で決まるので、右手の位置、左手の位置、目線、キーボードの配列、キーボードの配置形状、それに頻繁に使う機能キーの割り当てなどを考慮して決めなければなりませんが、そんなことはまったく考慮されていません。
 それに比べ、VAX/VMSのEDTは目を瞑っていても使えました。コーディング用紙や原稿に目を向けていてもキー操作は手探りで使えるほどよく考えられていたのです。ですから、テキストエディタを使うことに対するストレスがまったくありませんでした。
 MicrosoftはWindowsに凄まじい開発費と年月をかけているのですが、派手で一般受けする(宣伝効果のある)機能ばかり充実させるのではなく、20年以上昔に使われていた古きすばらしいソフトウェアから、人間の道具としてのコンピュータありかたなど学び、製品に盛り込んで欲しいものです。
 あのすばらしかったVAX/VMSのEDTがOpen VMS Version 6.0から外れてしまったことは残念です。DECを買収したCompaqの方針なのでしょう。
 すばらしい製品を開発していた会社やチームがどんどん買収され、利益追求型のまったく魅力(個性)の無い製品開発チームに統合されるのは極めて残念で悲しいことです。
 本当に最近のコンピュータは個性が無いです。いつまで安売り合戦をつづけるつもりなのでしょうか。

2001年11月22日(木曜日) 晴れ
 【しし座流星群は毎年見られるのダ!】
 昨夜も午前2時30分まで「しし座流星群の報告」ページを作っていましたがまだ完成しません。次々と興奮の様子を思い出し、どんどん文が長くなっています。話題性がなくなった頃にやっと更新することになるかも(爆)。
 このところしし座流星群のおかげで天体画像解析ソフトの開発が停滞しています。ところで、天体写真ってどういう体系でフィルムに写ってるのでしょう。正距方位図法でいいの?魚眼レンズで撮影したらどうやって座標変換するの?大気差による影響は??などなど。解決すべき問題が多くなってきました。

2001年11月20日(火曜日) 晴れ
 【初の流星写真に成功!!】
 やりました、悲願の流星写真に成功です。
 っと言っても、あれだけ流れたら写らないほうが難しいですね。カメラが1台しかなかったので流星が避けて飛んでいるように感じましたが、それでも24枚撮りフィルム1本に106個も写っていました。流星痕も3つほど写っています。ただ、残念なのは赤道儀をコントロールしているケーブルが断線してしまったので固定撮影になってしまったことです。
 しし座流星群をまとめたページを作成中ですが、とりあえず速報ということで2枚だけ下に掲載します。流星は線が細いのでスキャナーから取り込んでしまうと見ごたえがなくなってしまいますね。原板では線香花火のように写っています。
 ところで、どの流星も光り始めが緑色でだんだんピンクになっていますが、これはフィルムの特性なのでしょうか。眼視でも緑色に光るものが他の流星群に比べて大変多かったような気がします。ダストの構成物質の特性なのでしょうか。興味のあるところです。
[線香花火のように飛び散る流星群]
線香花火のように飛び散る10個の流星

[大流星と流星痕]
ポンッと爆発して流星痕を残した

2001年11月19日(月曜日) 晴れ
 【アッシャー博士バンザイ!!】
 しし座流星群速報です。
 19日深夜から明け方にかけて1700個以上の流星を観測できました。一人で観測して1700個ですから、実際にはこの2.5倍ほどの数の肉眼で観測できる流星が発生していたと思われます。1分単位に発生個数を記録しているので後ほど掲載します。

2001年11月18日(日曜日) 晴れ
 【今夜流れるか!?】
 開発中の天体画像解析ソフトでは恒星のデータを扱うわけですが、ここで問題発生。ディスク容量が足りないのです!USNO A2.0 は640MBのCD-ROMに11枚に分かれて格納されているのですが、合計容量6GB(ギガバイト)。私のコンピュータにはあと2.5ギガバイトしか残っていません。4ギガバイトも削除しなければならないのです。不便になるのは覚悟してCD-ROMに格納しているファイルはすべて削除しました。それでもまだ足りないので、滅多に使わないファイルを圧縮してみましたが、それほど効果がないので思い切って削除しました。スキャナーから取り込んだ天体写真も削除してやっと6ギガバイト確保できました。
 私にとって5億6千万個という世界は未開です。これまではステラナビゲータで扱えるGSCという1600万個のカタログという世界でしたので(これも凄いのですが)。実は私の観測レベルではGSCで十分役に立っていたのですが、関勉さんが芸西天文台の60cm反射望遠鏡で撮影された写真に写っている天体についてときどき調べることがあり、GSCでは役不足だったのです。最近新たに発見観測される小惑星なんかは16等級より暗いですからね。USNO A2.0 は21等級まであるとか。これは期待できます。

 これから USNO A2.0 の中身を表示するためのテストプログラムを作ってみます。

 『さあ、今日は休日なので一日中プログラムが書けるぞ』と思ったとたん、会社から緊急電話が入って、『営業店舗のコンピュータが停止しているのですぐ直して来い』とのこと。私の住居のすぐ前にある営業店舗です。(「須崎で魚釣りしてますから行けません」って嘘つけばよかったかなー(爆))

2001年11月17日(土曜日) 晴れ
 【今夜当たりから流れるぞー】
 しし座流星群のピークが日本で見られるとすると今夜(18日深夜から明け方)か明日(19日深夜から明け方)でしょう。今夜はあいにく雲が多いです。所々星が見えています。深夜0時30分頃に東のほうをしばらく眺めてみましたが流星は1つも流れませんでした。
 今夜は天体写真画像解析ソフトの開発準備作業を行うことにします。何で今ごろ”準備作業”?
 そうです、新しい段階に入ったのです。ここからは恒星カタログを使います。恒星カタログというのは地球から観測できる恒星の一つ一つについて天球上の座標や明るさ等を記載したデータのことです。これを宇宙の地図として製本したものを恒星図といって、大きな書店にいけば購入することができます。しかし、これからやろうとしていることは恒星図レベルのデータではまったく足りません。
 恒星カタログにはいくつかあってそれぞれ長所があるのですが、私が一番興味があるのが USNO A2.0 というカタログです。これはアメリカ海軍天文台が作ったもので約5億6千万個の恒星について掲載されています。現在のところこれが最も掲載数が多いです。今回はこの USNO A2.0 を使うことにします。
 ところが、ここで問題が出ました。

2001年11月16日(金曜日) 晴れ
 【恒星の検出までできた】
 開発中の天体画像解析ソフトですが、この3日間原因不明のバグに悩まされ、挫折しそうでした。どんなに考えても原因がわからず、デバッガーを使ってOSの内部まで侵入してみましたが、わかりませんでした。結局黄色い部分の1行を間違った場所に書いていただけでした。
 int spx = GetScrollPos(SB_HORZ);
 int spy = GetScrollPos(SB_VERT);
 pDC->BitBlt(0, 0, pApp->m_BitmapInfo.bmWidth,
       pApp->m_BitmapInfo.bmHeight,
       &m_CenterBalanceMemDC, spx, spy, SRCCOPY);
 pApp->m_CenterBalanceValid = TRUE;
 delete [] p;
 このソフトは複数の画面を特定の順序または同時に作成し、できあがった複数の画面間でいろいろな演算処理をしているのですが、上記ミスにより、まだでき上がってない画面と演算していました。コンピュータの画面表示は目にとまらないほど速いので描画している順序が違うことに気がつきませんでした。
 簡単に完成する予定だった部分に発見が困難なバグがあると食事もろくにせず、睡眠も削って格闘してしまいます。当然このコーナーなど書いてる余裕がありませんでした。
 みなさん、このコーナーが何日か更新されないようだったら、「原因不明のバグと格闘しているんだナ」と考えていただいて間違いありません。
 とにかく、これで天体写真から散光星雲や系外星雲の影響を排除して、ちゃんと恒星の中心座標(画像上のxy座標)が求まるようになりました。隣接してだるま状に写っている恒星もちゃんと分離できるんですよ。ですから写真に写っている星の数をカウントする程度のことならできます(笑)。
 次はこれらの恒星が天球上のどの位置(赤経、赤緯)にあるのかを探索するプログラムを作ります。ここからが難しいんですよ。天体写真は斜めになったり、焦点距離もばらばらだし、トリミングもしているだろうし.....。さて、どうやって恒星データとマッチングさせましょうか。

2001年11月13日(火曜日) 晴れ
 【数学は大切だ】
 開発中の天体画像解析ソフトですがゆっくりゆっくり成長しています。その画面は以下のとおりです。画面だけ見るとけっこう賢そうなソフトに見えますがまだまだ知能的にはハチより低いです。でもこの前は「線虫」程度だったので少しだけ進化しました。仕事が終わってからも休日も、ただひたすらプログラムを書いています。
(1)画像の左上が原画です。
(2)右上のモザイクは原画をクリックした部分の拡大。
(3)右下は周辺減光や星雲の影響を取り除くためのメディアン画像(中間生成物)
(4)中央は特異点の抽出(中間生成物)
(5)左下は恒星と思われる部分を抽出した画像ですが、まだこれも中間生成物です。
 先週末までは(3)の画像を得るだけで1時間ほど計算しなければならなかったのですが、吉田誠一さんの修士論文に解決のヒントが記述されていました。貴重な研究論文をWeb上で公表してくださった吉田さんには感謝感謝です。
 さて、次なる課題は(5)の画像から恒星の中心ピクセル座標を計算しなければなりません。下の画面では綺麗な円に見えますが、実はいびつな形をしていて、『中心』という概念がまだないのです。この画像と(4)の画像との間で計算処理を行うと、恒星の中心ピクセル座標が決定できるはずです。この時点で隣接してだるまのように写っている複数個の恒星もある程度分離できるはずなのですが........。はたして.......。 
[開発中の画像解析ソフトの画面イメージ]

2001年11月11日(日曜日) 晴れ
 【寒くなってきました】
 しし座流星群まで後1週間となりましたが、皆様いかがおすごしでしょうか。
 私は流星群の日が曇りや雨になってしまった場合でも流星の発生数を数えられる『電波観測』について調べたりして1日を過ごしました。本気で電波観測をやろうかなという気になってきました。でも50MHz帯の受信機が必要ですね。短波帯(1.9MHz~28MHz)や144MHz、430MHz、1200MHz帯の無線機は持っているのですが、50MHz帯だけ持っていないのです。安い中古でも探してみます。アンテナは自分で作ることができますね。無線機とコンピュータの接続には特別なインタフェースカードを使うのかと思ったら、無線機側のヘッドフォン端子とコンピュータのマイク端子を結ぶだけのようです。コンピュータのマイク端子から入ってきたWAVEデータを解析して画面にわかりやすく表示したり、データファイルに記録すれば自動運転ができますね。
 詳しいことは小川 宏(筑波大学の学生)さんのページ
 『流星の電波観測』 に書かれています。

2001年11月10日(土曜日) 晴れ
 【FITSフォーマットってなんだ?】
 静止画像をファイルにして保存するときの形式ってたくさんありますが、Windowsを使っている人だったらBMP形式は知っているでしょう。インターネットから始めた人はJPG形式が基本で、それ以外の方法を知らない人もいるでしょう。でも、プロの観測者や天文学者が作った天文のホームページには貴重な観測画像が保存されているのですが、ほとんどはFITSというフォーマットです。私は最初、『なんでこんなマイナーなフォーマット使うんだろう。インターネットのブラウザーに表示できないし、市販の高機能な画像閲覧ソフトでもFITSなんて表示できないのに。不便で仕方ないなー』と思って大いに不満でした。
 <世界が異なれば常識も異なる>
 天文学の世界ではFITSフォーマットが常識でそれ以外は考えられないのです。なぜJPGやPNGを使わない?
 NASA(アメリカ航空宇宙局)が作成しているWWWサーバーからFITSの仕様書を取り寄せて読んでみました。
 なるほど、画像とともに観測データや関連記事も記録することができるのですね。たとえば冷却CCDカメラで天体を撮影したとすると、撮影した時刻やカメラの名称、撮影者の名前、所属組織、座標、撮影地点など数十項目とそれ以外にも規定されていないオリジナルの項目を画像と共に保存できるのです。これらの項目名称は天文学者たちで構成する検討グループによって提案され、受け入れられればみんながそれに準じてソフトを開発・改良しているようです。(天文学専用フォーマットではないので地質学者なども利用します。項目は利用者が規定できる仕様なので。)
 つまり、JPGやBMP、PNGだと画像しか提供できないわけですが、FITSだと十分な関連情報と共に配布でき大変合理的なのです。

 そうとわかったら、私が製作中の天体画像解析ソフトもFITSに対応しないとサマになりませんね。まあ、現時点では基本機能を早く完成させることのほうが重要ですが。

2001年11月9日(金曜日) 晴れ後曇り、一時小雨
 【そろそろADSLでもPart2......。】
 昨日NTT法人営業部のエライ人と仕事関係の打ち合わせを行った後、ついでにNTT西日本のフレッツADSLに申し込みました。即調査してくれて、21日から利用できるとの返事がありました。ただ、私の住んでいる場所は交換機からかなりはなれているので最高速度はお約束できないということでした。「いまは23KB/Sのアナログで月額16000円も払っているのでそれより早いですよね」と言うと「あっはっはは、それよりは、はるかに早いですから」ということなので嬉しいです。
そうなんです、私が家で愛用しているCOMPAQ PRESARIOはWindows 2000に完全対応されてなくて、内臓のモデムが認識できないのです。しかたないので拾ってきた23キロビットの超トロいアナログモデムをつないでます。
 ところで、我がプロバイダーNetwave四国はADSLのポート、余っているのだろうか?明日にでも申し込みしようと思います。

2001年11月6日(火曜日) 晴れ
 【そろそろADSLでも......。】
 電話代を毎月NTTに16,000円も支払っています。テレホーダイはインターネットを始めた当初から入っていたのですが、タイムプラスに入ってからぐっと安くなりました。でも、このところの24時間つなぎっぱなしで2800円~3500円のADSLなどが出てきたので、毎月これだけ払っている自分がバカみたいです。早いうちにNTTのフレッツADSLでも契約しなければ。
 24時間常時接続できるようになると自分だけのWWWサーバーが構築できるのでディスク容量の心配もなくなるし、オリジナルの掲示板も設置できるし、彗星情報や小惑星情報などもOracle8で管理して必要な情報を提供できるようになりますね。一応Linuxの各ディストリビューション、Linux版のOracle8、その他ツールは持っていて、一度は構築したことがあります。でも、Windows XPについてくるIISを利用したほうが楽チンかなあ。もう既にMicrosoftの楽チンさに馴らされてきたし...。

2001年11月5日(月曜日) 晴れのち雨
 【プログラミング、プログラミング、プログラミング......。】
 開発中の天体画像解析プログラムは、いまだ恒星像の抽出の精度が向上しません。MISAO ProjectのPIXY2は結構良い精度で抽出しますが、同じアルゴリズムで作っても研究になりませんので、私は超簡単な方法(かっこ良く言うとファジー理論)でやってるのですが、メンバーシップ関数の精度が今ひとつです。そこで、メンバーシップ関数の精度を高めるために開発支援機能を作りこんでいます。下の画像がそれなのですが、大きく表示されているアンドロメダ大星雲が原画で、下の点々がたくさんある画像は原画の中から特異点を抽出した画像(恒星を抽出した画像ではありません)、右は原画の特定のピクセルを拡大して注目しているピクセルの情報と周囲のピクセルの関係を表示しているものです(この画面にさらに開発支援機能を組み込んでいきます)。もうひとつ恒星だけを抽出した画面があるのですが、まあ最終的にはこんなテクニカルな画面や機能は削除してシンプルなものになる予定です。そのうち、PIXY2のように新天体の発見ができるほどの機能を持たせたいと思っています。
 自分でソフトウェアを開発する醍醐味は自分が欲しい機能を好きなだけ作りこめることです。最初は子供っぽい機能しかなくてほとんど役に立たないソフトでも、機能追加(バージョンアップ)するごとに賢くなっていき、そのうち立派なソフトウェアに育ちます。建築物だったらそうはいきませんよねえ。
 このソフトがまともに使えるようになったらフリーウェアとして公開したいと思っています。でも、まだまだ知能的には『線虫』程度ですので気長にお待ちください。せめて『トンボ』程度にしないと.....。
[作りかけ天体画像解析ソフトの画面]
作りかけの画像解析ソフトはこんな感じです
2001年11月1日(木曜日) 晴れ
 【今年もあと2ヶ月です】
 本当に早いですね。「今年もまた暑い夏がやってきたなー」と思ったのがつい先日のように感じますがもう11月です。
 暖かい高知県も明け方は少し寒いです。朝だけ部屋に暖房を入れています。本当は暖房が必要なほど寒いわけじゃないんですが、文明に慣らされてつい最適温度を要求してしまいます。




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星図や天体の軌道図はAstroArts社のStellaNavigator for Windows 95の画面から作成しています。
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