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8P/Tuttle

2008年01月05日

 前回の観測では非常に暗く写っていたが、その後どんどん明るくなってゆく観測報告が入ってきていた。現在最大光度になっていると思われるので撮像してみたが、前回とは別物のように明るい。全光度は8.3等と測定したが、眼視観測者によると5等級で観測されていて、肉眼で見えていると言う報告もある。
 2枚目の画像は強烈な画像処理を行ったものであるが、コマの直径は9'もあり、北(上)に向けて太い尾が伸びていることがわかる。カラーで撮れば美しかったことだろう




強調処理した画像
0008P         C2008 01 05.56153 01 51 54.78 +07 58 23.8                      D70
0008P         C2008 01 05.56267 01 51 55.06 +07 58 08.3                      D70
0008P         C2008 01 05.56431 01 51 55.33 +07 57 45.9           8.3 T      D70

2007年11月24日

 2007年12月末ころに最大光度になるタットル彗星を初観測した。
 現在北極星のすぐ近くにあり、赤道儀では導入が少し大変だ。
 今夜は雲が全く無く気温も比較的高めで風もほとんど無いが、残念ながら満月で、カシオペア座のε(3.3等)すら見づらい夜だった。
 核光度は15.4等と測定した。コマもわずかに写っているので、月明かりが無くなるのを待って再度観測すれば全光度も測定できそうだ。
 尾は全く確認できない。

0008P         C2007 11 24.59855 18 56 22.96 +84 52 28.8                      D70
0008P         C2007 11 24.60361 18 56 27.53 +84 52 26.5                      D70
0008P         C2007 11 24.60612 18 56 30.23 +84 52 25.7          15.4 N      D70

 
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